✳投手
大阪桐蔭:本格派右腕エース中田選手が3失点完投。秋から進化した。というよりは、ようやく本来の力を出しつつある。という春からの印象に変わりなくさらにその印象が強まったこの日の投球だったと思います。ストレートの走りは春よりさらに良くなってますしスライダーも良く切れてました。将来プロで活躍する可能性を大いに感じさせる投手であるというこれまでの印象も変わらずさらに強まった感じ。本人に将来そこでという気持ちがあるのなら、高校の時点でプロ志望届けを出すべきと感じました。理由があるから打たれ、あわや攻略されかけたのですが、それについては、まずは相手を誉めるべきと思います。
東海大仰星:背番号10の右腕山口投手が先発。上手からなかなか力のあるストレート投げてました。この投手がエースの負担をどこまで軽減出来るかによっては、優勝争いに絡んでくるだけのものは感じましたし、その力はあるように見えました。
✳打力
大阪桐蔭:気になる点はあるものの、春までより打線の厚みが増して見えたのは明るい材料かと思われます。
東海大仰星:体格のしっかりした選手が多く、思いの外打てる打線に感じました。
東淀川:各打者振り切ることが出来ていたことが、強豪相手に3得点につながって見えました。
✳大阪桐蔭
この日は走塁、守備には課題が残って見えました。走塁は打球を見すぎて先の塁が奪えなかった場面が何度かありましたし、守備は初回に相手4番にライトの頭上を越された影響か、以降深く守りすぎてポテンヒットを数本献上してしまうという場面が中盤まで目立ってしまう。相手がタイミング良く振り切った時にそうした打球が飛ぶこともありましたが、相手に飛ばす力そのものがあるようには見えなかったため、定位置で良かったように見えました。外野手がそれを感じる事が感覚的に難しかったとしても、それ以外のメンバーの誰かが気付く事は出来たかと思われ、早くチームとして修正対応していれば、もっと最少失点で済んだかもなと思いながら観てました。エースの期待値、打線の厚みが春より増して見えるだけに、守備走塁が本来の出来を安定して発揮できるようになってくれば、全員で優勝旗を甲子園に持って帰る。さらにはそれ以上もという期待度も増してくるかと感じました。
✳東海大仰星
攻守に動き鋭く迫力あり、優勝争いに絡んでくるだけのものを、観ていて感覚的に感じました。走塁鋭く守備は球際なかなか強かったです。
✳東淀川
思いきりの良いスイングだけでなく、守備でも外野が後逸のリスクを恐れずダイブし好捕など、攻守に思いきりの良いプレーの数々が、強敵を手こずらせた最大の要因かと思われます。ナイスチャレンジでした。