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2020年2月2日(日)
河口湖 大石公園から望む富士山 (6:47)
お天気の良さそうなこの週末。 高い山は風が強そうだが見晴らしの良い所に登りたい。 気になっていたがなかなか訪ねることができなかったあの山に登ってみようか。
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御坂山地、西湖北側にそびえる鬼ヶ岳は険しい部分もあるが展望抜群。 幸い雪もそれ程残っていない様子。 麓には大きな駐車場も有るので訪ねてきた。
西湖西端に向かうため、ナビは河口湖ICから河口湖、西湖南側を通るR139を示したが、予報通りの好天、夜明け前だったので河口湖北岸の大石公園に向かう。 それ程焼けなかったが河口湖越しの夜明けの富士山。 少し風があるがキンキンに寒いわけではない。
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そのまま北岸を通って西湖へ。 途中入江になっている場所では富士山が映っていた。
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「西湖いやしの里根場」に到着。
オープン当初に来たことがあるが、その頃は駐車場が有料、いやしの里エリアは無料だったと思う。
今は茅葺屋根の施設も充実し、駐車場が無料、いやしの里エリアが有料になったようだ。
しかもこの芝生の駐車場は「登山者用」となっているのでありがたい。
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駐車場から東側に見える奥の高い山が鬼ヶ岳。
私は写真左に向かい、王岳から鬼ヶ岳へ周回。
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45分程林道を歩いて登山口。
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展望のない樹林帯を登る。
ピンクテープがあるのだが、わかりにくい箇所もあった。
この辺で軽アイゼンを装着。
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2時間ほどで山頂への稜線に出た。
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樹間にはそれまで見えなかった赤石山脈の山々が覗き見える。 とてもきれいだ!
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山頂への稜線は深いササで覆われており、雪も見えなくなったのでアイゼンを外し登る。
が時折、頭上ほどもあるササが片側切れ落ちた斜面の山側からかぶさるように生えており、なんだかとても気疲れした。
上写真奥に本栖湖越しの竜ヶ岳、雨ヶ岳。
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ササをかき分けようやく王岳山頂到着!(10:20)
左前に西湖。 ずっと奥には山中湖も見える。
西湖の向こう側に並ぶのは紅葉台、足和田山だ。 紅葉台には小学校の遠足で行ったな~。
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ここで抜かして行ったソロ男性に写真を頼まれたので、私もお願いした。
この日すれ違ったのはこの方とパーティー2組のみ。
降雪後、稜線部分では踏み抜き多数もあったようなので、一応ワカン持参。
一日軽アイゼンで済んだが。
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王岳山頂から鬼ヶ岳を望む。 それほど遠くない気がした。
が、鍵掛峠からの登りは最後に厳しいだろうな、とも思っていた。
この写真、西湖沿いに見える高いピークが足和田山。 その背後に大平山。 そこから左へ石割山。
さらに左、写真中央辺り一番高く見える辺りが杓子山、その背後に御正体山。
その左奥、鋭角に見えるピークは蛭ヶ岳だ。
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西湖沿い一番高いのが足和田山。 その右奥に北富士演習場。
演習場右奥には箱根の金時山、左奥には山中湖とその奥茶色に見える三角が鉄砲木の頭。
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ここからは稜線歩きで鍵掛峠へ下り鬼ヶ岳に登ってゆく。
が途中、吉沢山、鍵掛などのアップダウンも越えてゆく。
稜線の雪は締まっており踏み抜くことはなかった。
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稜線と言えど木がたくさん生えているので、せっかくの絶景は樹間越し。
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激下り。 景色が開けるところは無いかな~、と探すが。。。
多分鬼ヶ岳まで景色は開けないだろう、自分の脚では鬼ヶ岳に着く前に
せっかくの景色はモヤってしまうだろう、と気づき始めた。(^^;)
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なので、積極的に樹間越しの絶景を狙う。(;^ω^)
上は甲武信岳から小金沢連峰あたりかな。
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そしてこの稜線歩き、ちょくちょく岩場のトラバースがあり、切れ落ちた斜面沿いの細い岩トレイルを進む。
スリル満点で、恐る恐る。
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安心の稜線では景色が抜ける所を探す。
八ケ岳も美しい。 右に茅ヶ岳。 左には北アルプスがズラッと並んでいる。
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ようやく吉沢山。 岩トラバースを引け腰で歩いてきたせいか、非常に時間がかかっている。
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おぉ。。。鬼ヶ岳が遠く見えてきた。
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トラバース斜面では富士山の眺めは最高だ。
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ようやく鍵掛。(11:57)
CTより大分遅いが、計画の時間より早い時間に出発できているので、
なんとか予定時間はクリアしている。 が、この先大丈夫か。
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鍵掛峠に下りきる前に少し広めの場所を見つけお昼ご飯。
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ようやく鍵掛峠。(12:42)
CTを考えるとギリギリだ。 が、日の入りが5時台になっているし、ならば大丈夫か、と鬼ヶ岳に登って行った。
お昼ご飯を食べる前は鍵掛峠で下山しようかと弱気になっていたが、なんだか登る気満々だった。
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鬼ヶ岳に登るトレイルも大岩を巻くきわどい場所がある。
が登り切ったこの場所、写真右端雪のあるところは人ひとりが立てるほどの展望台。
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ようやくスッキリと景色が開けた!
赤石山脈から八ヶ岳まで。 中央には北アルプスも見えているのだが、
既に灰色の雲に消されつつある。
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朝はもっとクッキリしていたのだが、まぁ、ここで見られて良かった!
白峰三山、仙丈ケ岳、鳳凰三山、甲斐駒ヶ岳。
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歩いてきた稜線の背後には前聖岳がチラリ、その右に赤石岳、悪沢岳、蝙蝠岳、塩見岳。
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そしてもちろん富士山。
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鬼ヶ岳への登りが目の前に大きく迫る。
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岩のトラバースや直登の斜面を登り、何度もあそこが最後?、と思いながら、
やっぱり鍵掛峠からの登りはきつかった!
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ここでもCTを越え、鬼ヶ岳山頂に到着!(14:32)
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せっかく来たのにもうあまりゆっくりしていられない。
歩いてきた稜線。 背後には赤石山脈。 もうほぼシルエットになってしまった。
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こちらは近いのでまだ良いコンディション。 瑞牆山、金峰山、北奥仙丈岳。
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手前の節刀ヶ岳山頂ちょうど後ろ辺りが大菩薩嶺と思われる。
左端の方に甲武信岳、右の方に小金沢山塊。
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これが鬼ヶ岳のいっぽん角!
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目の前には雪頭ヶ岳。 さてあそこに向かう。
緊張して撮り忘れたが長いハシゴを下った。
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雪頭ヶ岳山頂からはこの景色。
西湖越しの富士山。 これが見たかった!
ここでゆっくりするほどの時間はとれなかったが、一息ついて下山。
あとは長いトレイルをもくもくと下る。
急な下りで展望もなく、急いでいたせいもありなかなか厳しい下りだった。
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林道まで下山し、いやしの里近くまで来ると雲が多かった空の中に突然光り輝く富士山が。
最後の絶景を見せてくれた。 なんとか日の入り前に下山できた。
今回は王岳からの周回にしたが、次回来ることがあれば無理せず鍵掛峠から鬼ヶ岳へ向かい、展望の良いうちに周囲の山々を撮影してみたいと思った。 いやしの里根場から茅葺屋根越しの富士山もきっと良い被写体になってくれるだろう。