out of curiosity #3

ブログを始めて14年目。
カメラを抱えて世界中の山に出没したい~!

雪と黄葉の燕岳 #2

2020-10-26 23:02:40 | 山登り in 長野県
2020年10月18日(日)
燕山荘から望む星空
 
槍ヶ岳と天の川
 
燕岳と星空
 
燕山荘
 
街の夜景と星空
 
三脚を借りたおかげで夜の撮影も思う存分にできた。
幸い風もなく、耐えきれないほどの寒さでもなく、良いコンディションだった。
 
 山荘は 8:30消灯。 それまでは山荘内、寝室にも電気が点いている。 8:30を過ぎても非常灯が点いており真っ暗にはならない。 また、携帯の充電ができるコンセントまで用意されていた。 トイレは山荘内。 洗面所の水道もあるが、ちょうどこの日より水道から水が上がらなくなってしまい、タンクからの給水になっていた。 飲み水は別のタンクが用意されており、無料でいただける。
 就寝用にシュラフ もしくは シュラフカバーなどを持ってくるよう指示があり、初めて買って使ってみたが全く問題なかった。 今後山小屋泊の時にはいつも使うつもりだ。
 ぐっすり眠って翌朝。 日の出は5:58くらいで楽な季節になった。 それでも 4:30頃から起きていた。 周りもみなさんそんな感じ。
 
5:36
寝床の窓からも空の低い位置が紅くなっているのが見えた。
温かい服装で外に出る。 前日の予報は晴れだったが雲が多い。
 
左端、浅間山方面。
 
燕岳山頂。 右奥に鹿島槍ヶ岳。
 
雲があるおかげで良いグラデーション。
 
5:55
既に日の出を迎えているが、太陽は雲の向こう。
 
5:57
雲の合間からご来光。
 
陽の光が射し燕岳、水晶岳、野口五郎岳などが紅みを帯びてきた。
モルゲンロートなるか、と思いきや。。。
 
雲が多くすぐに光は途絶えてしまった。 紅の槍、見られなかった。(T_T)
 
6:00 朝食。
お腹が空いて完食できた。
 
この後まとめておいたザックは寝室近くの棚に置かせていただき、
サブバッグとカメラを持って燕岳山頂とは反対方向、
大天井岳方面に少しだけ散策に出かけた。 プチ表銀座縦走気分だ。
 
田中陽希さんがゴリラ岩と名付けた岩。
 
穂高連峰、槍ヶ岳に少しずつ近づく。
稜線にはたくさん雪が残っていたので、軽アイゼンをつけてゆく。
 
天気は全く晴れてこなかったが、富士山、八ヶ岳、南アルプスは良く見えた。
 
双六岳、鷲羽岳、水晶岳の辺りでしょうか。
 
富士山、南アルプス辺りに陽が当たっているようで、雪の白さが際立ってきた。
観音岳、甲斐駒ヶ岳?、仙丈ケ岳は? 北岳、間ノ岳、農鳥岳?
 
八ケ岳 手前に霧ケ峰や美ヶ原
 
先に進むと燕岳山頂で隠れていた剱岳も全体が見えてくる。
 
丁度写真中央辺りに黒い岩の塊が蛙岩。 そこまで行ってみる。
 
鷲羽岳、ワリモ岳、水晶岳、の辺り?
 
蛙岩から大天井岳、中天井岳、東天井岳。
右奥には前穂高岳、奥穂高岳、北穂高岳、槍ヶ岳。
 
大天井岳と中天井岳の間には大天荘がある。
行ってみたいなぁ。
大天荘からの登山者だろうか、ひとり登ってくる。
 
私もそろそろ燕山荘にもどり下山しよう。
 
預かっていただいた荷物をまとめ、下山開始。
下山はまだ雪がカチカチに凍結していたので軽アイゼンをつけてゆく。
前日は雲がかかっていたと思うが、この時ようやく妙高戸隠連山の山々を確認。
雨飾山も見えているはずなのだが、一番左の低い山かな。
 
今回の山行で紅葉と雪景色が見られたのは本当にラッキーだった。
上りでは苦しかった合戦小屋から山頂間だったが、下りはあっという間だった。
 
合戦小屋を過ぎればもうすっかり秋の装い。
 
 
 
途中、この子が先導してくれた。
 
逆に登りであっという間だった第2ベンチまでの間が妙に長く感じた。
こんなに良く登ったものだ、と。
 
もうすぐ登山口。
 
 
 
登れるのか本当に不安だった燕岳だったが、無事ここまで戻ってきた。(13:47)
 
帰りには穂高神社によって、無地下山のお礼参りをしてきた。
穂高神社にはこんな風に鶏がいっぱい歩いている。
燕岳では飛び立つライチョウは見たのだが、
近くでは見られなかったので、鶏で我慢。w
 
ありがとうございました。
 
 車中泊、高山病、歩く体力はあるのか、天気は大丈夫か、など心配が多く直前まで乗り気になれなかった燕岳登山だったが、今となっては本当に行って良かった。 いつもこんなに上手くいくとも思えないのだが、是非花の季節にも訪れたいと思っている。 
 
コメント (2)
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雪と黄葉の燕岳 #1

2020-10-23 23:47:11 | 山登り in 長野県
2020年10月18日(日)
 
 なかなか機会が合わず訪れることができなかった念願の燕岳に 10/18~19 で登ってきた。 今シーズンももう無理か、と思っていたが、天気予報を見ているとこの週末辺りにチャンスを見出し、とりあえず燕山荘を予約した。 天気予報は度々変わり落胆する日もあったが、一番の心配は17日(土)の雪予報だった。 さらにもう一つの心配は本当に自分が登れるのか、と。
 天気も体力もどうも現実的に登るという勢いにならないまま17日(土)になる。 17日は本当に雪が降っているようだが、なんと18日~19日の天気はとても良い予報になった。 こうなるとなんだかやる気も出てきて昼前には家を出て現地入り。 市街地は雨なので観光することもなく日帰り温泉に寄り、身を清めてから穂髙神社で登頂祈願。 午後5時ごろ登山口近くの第一駐車場に入り車中泊。 車中泊などして登れるだろうか。 また山頂近くになって具合を悪くするのではないだろうか。
 
 
 19日(日)朝。 昨夜は遅くまで雨の音が聞こえていたが、予報通り空は薄雲がかかるものの晴れそうな色。 車には凍り付いた水滴が貼りついていた。 夕方登ってくるときにはあまりわからなかったが、黄葉がいい感じだ。 山荘のブログをチェックすると雪は降ったがチェインスパイクくらいで大丈夫そうな様子。
 
登山口を 6:50頃出発。
もっと早く登り始めるはずだったのに、車内を片付けたり、
黄葉を撮りながら歩いてきたりしたらこんな時間になってしまった。
 
北アルプス三大急登のひとつ合戦尾根を登ってゆく。
泊りの荷物を担いで登るのも今季初めて。
それなりの覚悟と緊張感をもって、ゆっくり登ってゆく。
 
急な登りではあるが、登山道に大きな段差や岩に上がったり、などがないせいか、
割と楽に登ってゆける。 時々色づいた葉などを見たりしながら。
 
前日に降った雪は山頂部辺りに着雪している。
中腹からすそ野の黄葉と合わせ美しい。
 
更に上るとより白い頂も見えてきた。
 
第三ベンチに到着。(8:53)
 燕山荘HPのルートマップ初級のコースタイムを参考にしていたが、それよりは随分早く到着できた。 ここで長女にラインを入れる。 なんとこの日同じ山に娘も登ってくるらしいのだ。 あまり詳しい話は聞いていなかったが登山口到着は私より遅いはず。 すぐに返事が来て第二ベンチだと。 抜かされるかな。(^-^;
 
第三ベンチ付近では紅葉が見られた森も、
 
登るにつれ着雪が。 それが雨の様に降り注ぐため、富士見ベンチでザックにカバーをかけた。
それにしても、第1~2~3ベンチ~合戦小屋間は初級CTでそれぞれ50分となっていたので、
同じようなペースで合戦小屋に着くかと思ったが、なんだかとても長く感じる。
 
ようやく合戦小屋に到着。(10:20)
ひどく疲れてはいないが、燕山荘HPに高山病にならないよう、ここで1時間ほど休むのが良い、
と書かれてあったので、ベンチに座りバーナーでお湯を沸かしてココアを入れおやつ休憩。
トイレに行ってさて出発、と準備をしていると「お母さん!」と呼ばれた。
 
 
 長女到着。 なんと一人で来た! むこうも「ひとり!?」と驚いていた。w お互いに友達と来るものだと思っていたのであまり詳しく話をしていなかったのだ。 長女は前日松本で用事がありそのまま電車とバスで登山口まで。 日帰りだと聞いていたが、この時間の出発で日帰りは厳しいだろうな、と思っていた。 が、ここで追いつかれた速さで登ってゆけば案外間に合うのかも?
 
長女は合戦小屋でお汁粉を食べ再び登り始める。
私に合わせていると山頂に行けないだろうから、と先に行くよう勧めた。
 
けれどしばらくすると「先に行って。」と。
ピッチ上げすぎて疲れてしまったのだろうか。
けれど今より遅く歩いては絶対に山頂に着けないので私は同じスピードで歩き続けた。
 
合戦小屋から少し登るとトレイル面にも雪が見え始めた。
雪は柔らかく登りなので滑り止めは着けずに歩き続けた。
山荘が見えてきたがなかなか近づかない。
娘も時折追いついてくるが、常に私の後方にいる。
 
槍ヶ岳が見えてきた!
既に空には雲が多くなっていた。
それでも槍ヶ岳が見えたのはラッキーだった。
 
歩いてきた後方を振り返ると大きく有明山とその背後に真っ白に冠雪した浅間山。
 
大天井岳、槍ヶ岳が良く見える開けた場所まで来た。
 
娘も槍ヶ岳を見られてうれしそうだったが、この時間ではもう山頂は無理だろうなぁ。
 
更に登り随分と山荘が近づいてきた。 が、娘は時間切れで下山していった。
まぁ、彼女にはこの先いくらでもチャンスがある。
今度は一緒に山荘に泊まって縦走でもしてみようか?
 
山荘前にと~ちゃ~く!(13:00)
とりあえずここまでは来れた! 頭痛もしないし吐き気もない。
眠気もないので体調は良いようだ。
 
雲が広がってしまったが間近に見る槍ヶ岳。
 
そして名だたる名峰群。
 
あ~、すごいな~。 深いなぁ~。
(どれが何だかわからないけど)
 
燕岳山頂。
山頂左が立山、右奥に鹿島槍ヶ岳。
 
少し陽が当たって黄葉がきれいだ。
 
   
もうチェックインをして荷物を置ける、とのことだったので山荘に入った。
まずは喫茶サンルームでコーヒーブレイクをしてから荷物を軽くして山頂に向かう。
隣の布団には誰も来なかった。 このスペースを独占。
 
山男さんに挨拶して出かける。
 
宿泊する燕山荘。
先ほどの雲が晴れ良い天気になっていた。
 
少し歩くと有名なイルカの姿。
 
遠くから見た岩は思ったよりずっと大きかった。
というか、山頂がどんどん遠くなる感じ。(^-^;
 
メガネ岩も見つけた。
 
岩場を登って燕岳山頂にと~ちゃ~く!(15:26)
いやぁ~、来れた、来れた。 最高の眺めだ!
 
前常念岳~大天井岳、背後に前穂高岳~槍ヶ岳
 
北燕岳の先に立山、剱岳、八ノ木岳、蓮華岳。
右奥に鹿島槍ヶ岳。 右のうねる稜線先が餓鬼岳のようだ。
 
この後夕食が 17:30 からなので急いで戻る。
日没が 17:10くらいなので万全にしておかないと。
 
17:06 日没
すっかり雲が晴れ日没が見られたことは幸運だった。
 
来るまでは本当に不安だったけれど、来て良かった。
 
浅間山方向。 麓の安曇野市(?)
 
燕岳山頂方面。
さて、急いで夕食に向かう。
 
     
 
 夕食はご覧の様に野菜も多くとても美味しかった。 具合を悪くして食事ができなくなることもしばしばだが、この日は美味しくいただけた。 夕食後には 19:00~19:30で山のお話、名物のホルン演奏を聴かせていただいた。
 その後受付辺りで数人がカメラモニターを見て話しをしていた。 見せていただくとごく細い三日月が夕景の中に美しく浮かんでいた。 「あぁ、そういう月齢だったのか」と思い山荘のお兄さんに「三脚持ってくる人はやっぱり違うねぇ。」などと話していると「1,000円で三脚レンタルしていますよ。」と。 空は晴れ渡り星空は美しいだろう。 翌日チェックアウトまで持っていていいという事なので日の出撮影にも使える。 これは是非貸していただこう。 つづく。
 
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陽当たりの良い富士山を見に ~愛鷹山~

2020-10-16 21:52:12 | 山登り in 静岡県
2020年10月12日(月)
愛鷹山麓近くから望む富士山
 
 富士山周辺の山には割と良く行くが、日中は大抵逆光の富士山を見ることが多い。 そりゃ、地図を見れば一目瞭然で、富士山の南側ってそんなに土地(?w)がないんだ。 山に登って、山頂から順光の富士山を望める場所と言えば伊豆半島、静岡県が望ましいのかな、と。 そんな中、真南で富士山に一番近い愛鷹山に登ってきた。
 私の活動範囲では天気が良い中富士山の写真を撮れば大抵一緒に写る大きな吊尾根状の愛鷹山。 愛鷹山(あしたかやま)は静岡県富士南裾に位置し、越前岳、呼子岳(よびこだけ)、鋸岳、位牌岳(いはいだけ)、愛鷹山、などによる愛鷹連峰だ。 今回は十里木登山口から連峰最高峰越前岳(1,504m)に登り、呼子岳まで足を延ばしピストンで戻るルート。
 他の多くの地域が曇り予報の中、愛鷹山は一日中晴れマーク。 「本当かな?」と疑念を抱きながら家を出る。 富士山が見えなければあまり意味のない登山になるのだが、それでも富士山南麓には娘たちが小さなころ富士サファリパークに行ったくらいなので、良い調査にはなるだろう。
 
 登山口は御殿場ICが近いようだが、東名高速道路の集中工事実施中を懸念し、中央高速道路~須走ICでアプローチ。 案の定曇天は富士山に近づくにつれ道路周囲まで白くなるほど。  富士五湖道路を走っていてももちろん富士山は全く見えない。 ところが山梨県と静岡県境を貫く篭坂トンネルを抜けるとピーカンの青空! 富士山バッチリ! 天気予報当たりだわ!
 
 
 須走ICを出た後は御殿場市、裾野市あたりの市街地を走り、すぐに陸自東富士演習場の中を通り抜ける。 なだらかな起伏のある高原にススキが生い茂り、素晴らしい眺めだ。 上の写真奥は箱根の山だろう。 しかし朝早くから厳つい号砲が鳴り響いている。 今までに聞いたことがない程の大きな音で時折ビックリする。 丹沢や御坂山地でも聞こえるが迫力が違う。
 
向かう先に愛鷹山が見えてきた。
遠くからは二峰に見えていたが、近くに来ると連峰であることを認識する。
高く見える左側が位牌岳、右側が越前岳。
越前岳から左にずっと下がった辺りに呼子岳がある。
 
順光の富士山も早速見えた!
山梨県側から見ることが多い私は宝永山やその火口を滅多に見ることがない。
火口すごく大きいなぁ。 宝永山だけでも登りたくなった。
 

十里木高原(じゅうりぎこうげん)の駐車場に到着。
トイレも完備。 鉄塔の方に登ってゆく。(8:00ごろ)
 
おぉ! センブリが見られた!
 
これがヤマハッカ?
 
ひと登りした展望台からはこの景色。
既に雲が湧いていた。 う~ん、残念。
けれどこれだけ晴れているのだから文句はない。
 
こちらは南アルプスがわ。
一番右のピークが悪沢岳?
 
シロヨメナ、咲き残ったアザミ、リンドウなどを見ながら緩やかに登ってゆく。
 
周囲は割と小さ目で背の低い木々が続く。 種類はよくわからない。
 
向こうの高い所辺りが山頂だが、右奥の方にあるようだ。
 
馬ノ背見晴台。
富士山を正面にベンチがありとても気持ちの良い見晴台。
ただ、この時すでに富士山はほぼ雲の中に入ってしまった。
あっという間だ。
 
再び南アルプス方面だが、手前には富士宮市、富士市が見られる。
街の平野部には富士川や潤井川が流れている。
 
オクモミジハグマ
 
木々は黄色っぽくなり始めている。
 
テンニンソウ
 
周囲が雲で覆われ展望がなくなってしまったが、
少し開けた雲の合間から海岸線が見えた。
駿河湾だ。
 
山頂までもう少し。
トレイルがこのように掘れてしまっているため、
時折高い段差があり、あちこちにう回路ができている。
う回路はどんどん広げられ、まるで迷路の様だ。
 
越前岳山頂と~ちゃ~く!(9:58)
 
せっかく山頂に着いたがこのように大きな雲がどんどん流れてきて、
時には周囲から頭の上もすっかり曇天になってしまう。
もちろん富士山は全く見えなくなってしまった。
 
越前岳山頂から富士見台という昔の五十銭紙幣に描かれた
富士山ポイントにも行ってみようと思っていたがヤメにして、
少し休んでから呼子岳に向かった。
 
この時期でまだあちこちにリンドウがきれいに見られた。
 
これから進んでゆくS字の尾根。 その先端高い所が呼子岳?
左に鋭く一番高いのが鋸岳。 険しく続く尾根の先に位牌岳。
この険しい尾根は通行禁止になっている。
 
キノコ
 
リンドウ。
 
呼子岳へは細い尾根道が続き、山頂直下には岩場も。
 
もう奥の高い所が山頂。
しかし、すっかり雲の中。
 
 
 
トリカブト
 
呼子岳山頂と~ちゃ~く!(11:23)
 
 呼子岳山頂は狭そうだとわかっていたのだが、どこか近くに広い場所もあるだろう、と思っていた。ところが細尾根続きで座れそうなところは無く、越前岳への登り返しにはお腹が空いてしまったので、結局ここに座り込んで昼食。 越前岳まではたくさん良いベンチとテーブルがあったのに。
 
このような細いトレイル。
呼子岳からは少し下り、あとは越前岳までずっと登り返し。
 
ここを下って違う道から帰ろうか、とも思ったのだが、
足元が滑りそうなのでやめておいた。
駿河湾の海岸線が良く見えていた。
 
 アップにすると左手前、入り組んでいる所が田子の浦港だろう。 その先が富士川。 海岸線の海の色が茶色っぽく見えるのは何だろう?
 
帰路の越前岳ではテーブル付きベンチでコーヒーブレイクをした。
富士山は時折頭を雲の上に出していた。
上の写真は「平坦地」と呼ばれる場所から。
 
雲は湧いては消え、湧いては流れ、山頂も見えたり見えなかったり。
一番左のピークが剣ヶ峰だろう。
 
駐車場すぐ上の十里木高原展望台まで戻ってきた。
 
駐車場まではススキの原反対側の斜面を下った。
 
 今回初めて愛鷹山、富士南麓に来てみたが、思ったほど時間もかからず良い所だった。 愛鷹山の他のピークにも登ってみたいし、何より愛鷹山にはアシタカツツジという固有種のツツジが咲くので、是非また見に来たい。 天子山地ももっと登ってみたいし、伊豆や沼津の方の山にもいずれ行ってみよう、という気持ちになった。
 
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芦川すずらん群生地から登りたかった #2

2020-10-09 22:15:45 | 山登り in 山梨県
2020年10月5日(月)
御坂黒岳より河口湖越しに富士山を望む
 
 
 予定通りの時間で釈迦ヶ岳に着くことができた。 まだ陽は射さないが、風がないので特別寒いこともない。 適当な岩に腰かけてお昼ご飯を頂く。 上の写真は釈迦ヶ岳山頂から望む御坂黒岳だ。 釈迦ヶ岳も御坂山地に含まれるが(と思うが)黒岳などの連嶺から芦川の谷を挟み北側に位置するのでこのように見える。 黒岳左後ろには三ツ峠山、その左に本社ヶ丸が見える。
 
富士山の手前には黒岳から西に延びる御坂山地の稜線。
 
座った目の前にこの植物。 ツクバネという針葉樹などの根に寄生する木だそう。
 
これはホツツジ? 鮮やかな紅葉だ。
景色も撮って、紅葉も楽しみ、お昼ご飯を頂いたら出発。
 
ママコナがまだ見られた。
来た道を下山し、登り上げた稜線の地点を通過して日向坂峠(どんべい坂)をひとまず目指す。
 
キノコ、キノコ、キノコ。
 
下って、下って、あそこまで登る。
 
日向坂峠(どんべい坂)に到着。(13:29)
ここからは黒岳山頂まで登り。 CT70分。 大丈夫かな。
 
さすがに登りがきつくなってきた。
お天気は予報通り良くなってきて、陽が射している。
速く~! がんばるぞ~! と思ってもそんなに速くは歩けない。
 
御坂山地最高峰黒岳と~ちゃ~く! (14:42)
おぉ。 やれば出来るじゃないか。
 
山中湖側に少し下った所に展望の良い場所があるので早速向かう。
 
天気も良くなり良い眺め。 富士山頂に雪は見えない。
富士山の周りは少し霞がかっているし、逆光で残念ではあるが、
予報通りの青空に気持ちは晴ればれしていた。
 
写真右が御坂山地の連なり。
 
少し腰を下ろしておやつ休憩をしたらすぐに下山する。
3時前には出発しないとそれ程余裕はない。
 
黄葉がきれいなブナやカンバも見られた。
 
すずらん峠から駐車場に向け稜線を離れる。
 
グングン下り4時頃すずらん群生地に到着。 ここを通り抜けて少し登れば駐車場だ。
それにしてもこの電気柵。 通電時間帯ではないとわかっていても恐ろしい。
 
 
 4:15頃には駐車場に戻ることができ、予定通りに歩けて良かった。 けれど安全を考えたらはやりゆとりをもって歩かなければダメだな。 とりあえず、今回は芦川すずらん公園駐車場、そこからの登山道などの様子がわかり良かった。 そして天気予報通り青空のもと富士山も眺められ、思った以上に進んだ黄葉にも出会え、楽しい一日だった。
 
下山後も大石公園でさらにお楽しみ。
 
空はあまり焼けずに残念だったが、一日中富士山、ありがとう。
 
工事のお知らせ。 新道峠に向かう林道は工事中で通行止めです。
「登山道立入禁止」となっているので、車だけでなく徒歩でも通過できないようです。
尾根線が歩けないのかどうか、はよくわかりません。
 
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芦川すずらん群生地から登りたかった #1

2020-10-08 00:07:08 | 山登り in 山梨県
2020年10月5日(月)
曇天の富士山
 
 時期も良くなり、高い山では紅葉も進んでいるようで、時間や天気が合えば出かけてゆきたい気持ちはあるのだが。 どうもバタバタしており今後もなかなか出られそうにない。 更には高い山に登れる自信も無くなってきた。 けど山にはもちろん行きたくて、せっかく休みの月曜日。 多少天気が悪くても雨が降らなければどこかへ歩きに行こうと思っていた。
 以前12月に登ろうと出かけたら林道の雪が思った以上に多くすずらん群生地駐車場にたどり着けなかった御坂黒岳。 春のお花の時期に行けなかったので、この機会に行ってみることにした。 紅葉には早いだろうが行けるときに行かないと、ずっと行けないものだ。 幸い午後から晴れ予報も出ているので、先日冠雪したらしい富士山も拝めるかもしれない。 
 
 
 あまり早く着いても晴れてくるのは午後からだ、とわかってはいたが7時ごろに到着。 予報は前日と変わらず午後2時ごろから晴れるらしい。 それなら時間稼ぎに他でお花を見て行こう。 歩き始めるとさっそくレイジンソウ。
 
 
 
 
 
ツチアケビ
 
今日は富士山の天辺まで拝むことはできないかな、と思っていた。
 
ハクサンフウロ?
 
オヤマボクチ
 
シロヨメナ
 
コシオガマ?
 
 
 
ムラサキセンブリ
 
 
 
富士山山頂部の雲が取れてきた。 ここから白いものは見えない。
その代わりに随分と上部まで黄色く見える。
黄葉する植物が生息しているのかな。
砂れきの赤、黄葉、麓の緑、とこんな色の富士山を見たことなかった気がする。
そろそろ黒岳登山口の芦川すずらん群生地駐車場に向かおう。
 
途中、川口湖の大石公園に寄って一枚。
雲は多いが富士山山頂部の雲はすっかり取れた。
 
芦川すずらん公園駐車場には10時ごろ到着。
出発が遅くなったが予定通り釈迦ヶ岳から黒岳に向かうことにする。
調子が悪かったり写真を撮りすぎると、日没に間に合わない。
が、予定通りに行けば2時過ぎ晴れたころに黒岳到着となるのだが。 上手くいくか?
 
トリカブトが良く咲いていた。
 
良いタイムで稜線に上がった。
釈迦ヶ岳はスズラン群生地駐車場の北側。 釈迦ヶ岳まで登ったら一度ここまで戻り、
南側の黒岳へは日向坂峠をぐるりと回り込むようにして登り返しだ。 大丈夫かな。
 
稜線に出てからは府駒山を経て釈迦ヶ岳に登るため、
いくつかのアップダウンを超えてゆく。
 
思っていた以上に黄葉が進んでおり、曇りなので気温も低く快調だ。
 
府駒山到着。(11:04)
なんとか予定通り。
 
トリカブトの咲き始めは白っぽい?
 
「まだかな~」と思っていると景色が開けた。
中央辺りの高いピークが金峰山、左奥の方に雲を被った八ヶ岳。
 
釈迦ヶ岳山頂直下は岩登り。
 
釈迦ヶ岳と~ちゃ~く!(11:52)
良かった~! 富士山見えた。
山頂周辺の木々は既に黄葉、紅葉が進んでおりとてもきれい。
 
南アルプス方面。
中央が白峰三山、右奥に尖っているのが甲斐駒ヶ岳。
鳳凰は雲の中だな。
 
お地蔵様より先にこの山頂標識があった。
中央には金峰山、北奥仙丈ケ岳、国師ヶ岳。
左奥に八ヶ岳。 おそらくその手前は茅ヶ岳。
 
一番左の高いピークが大菩薩嶺。 そこから右に小金沢連嶺。
 
釈迦ヶ岳までは予定通りのタイムで来ることができた。
が、黒岳は御坂山地最高峰で登り返しに体力がもつかどうか。
お昼ご飯を食べ休んだら、またしっかり歩けるようがんばろう!
 
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