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2021年11月23日(祝・火)
生瀬富士から月居山への縦走路紅葉
今年も色々な方のレポで月居山の鮮やかな紅葉が見えてきた。 昨年は本当に行こうと思っていたが Go to などしていたのに、ちょうどこのころまた感染者数が増えてきたのだよな。 今年もまた無理なのだろうと思っていたが、感染者数はいい具合に減ってきている。 このまま終息すればいいなぁ。
と言うわけで、今年は念願かなって生瀬富士から月居山(つきおれやま)の紅葉巡りを楽しんできた。
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できる事なら月曜日の平日に訪ねたかったのだが、あいにくの雨。 23日(祝・火)に、景勝地袋田の滝へ行って大丈夫だろうか。 駐車場は今まで停めたことのある無料の第一駐車場しか知らなかったのだが、調べると 200台以上ある第二駐車場も有るとのこと。 また民間駐車場でも 500円/日で停められるらしい。 それならなるべく早く到着するように行けば大丈夫だろう、と出かけた。
到着は7時過ぎ。 第一駐車場はほぼ満車。 第二駐車場は上写真の通り。 この時期だと袋田の滝周りの紅葉は終盤なので、観光客は少なく、それ程ごった返すことはなかったようだ。 が、来ている人たちはやはり登山の人が多い。 早いに越したことはない。
駐車場を出発し生瀬富士登山口に向け歩く。 少し迷って登山道に入ると始めは緩やかな登り。 高い山ではないし、このままあまりきつくないといいな、と思っていたが、すぐに急登が始まる。 低山ながら容赦ない急登だ。
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ようやく景色が開けると良い眺め。 天気予報は晴れと言っていたが雲が多い。
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足元には鮮やかな落ち葉。 もう昨日の雨と風で終わってしまったか?
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いやいや、あちこちで鮮やかな紅葉が見え始めていた。
これはこの後も期待できるかな。。。と急斜面を登っていると。。。
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このような場所に。 これ登るの?
でこぼこがあり登りやすそうに見えるが、靴底を乗せられるようなでっぱりではない。
何とか靴の縁をひっかけるようにして登った。
いやぁ~、ここでギブアップかと思った。
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生瀬富士と~ちゃく! (8:50)
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麓の畑と集落がきれい。
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山頂標識側(南側)の見晴らしが良く、写真左の方が奥久慈男体山。
この眺めの良さと、先ほどの岩登りで何だか満足、一仕事終えた気になり、そのまま立神山の方へ向かおうと生瀬富士を下りようとしたとき、丁度山頂に到着した若者に「もう向こうの岩稜帯には行きましたか?」と声を掛けられた。 私「岩稜帯?」 若者「あ、ジャンダルムとか呼ばれている。。。」 あ! そうか! 生瀬富士の山頂から北の方に伸びているのだった。 山頂の北側には大きな岩があるのでなんとなく行き止まりのような雰囲気があり、そこから向こう側に行くなど考えにも及ばなかったため、すっかり忘れていた。 標識もない。
「あ、そうでした!」と言うと、若者は「自分も今から行きます。こちらですよ。」と案内してくれた。 この方が声を掛けてくれなければ、せっかくの「茨城のジャンダルム」を見落とすところだった。 感謝! もっとも、きわどいところなら行かなくてもいいか、と言う気持ちもあったのだが。。。
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最初の大岩を回り込むところが怖かったが、ここに立ってしまうとそれ程でもない。
もちろん油断は禁物。 足元はデコボコ、両側切り立った崖だ。
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遮るものもなく景色は最高! 奥には奥日光~高原山から那須の方まで見えていた。
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反対側。 左奥が八溝山のほう? 右奥のでこぼこはどこなのだろう。
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そして結局のところ、若者に写真をお願いする。
若者はこのあと月居山から男体山まで縦走だそう。 すごいなぁ。
ジャンダルムも歩くことができ、満足して先へ進む。
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立神山。
ここまでもきれいに色づいた木々は見られたが、この後が特に美しかった。
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真っ赤に色づいたモミジ?が群生しているとそれは見事!
雲が多く陽が入らないことが残念。
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急坂の多いこのルート、登りも大変だが、下りも大変だった。
前日の雨であちこちぬかるんでいたり、特に下りは滑りやすく気が抜けない。
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かずま分岐まで来るとそこから滝本方面に見えるモミジは最盛期だった。
少し滝本方面に下ると、厚く積もった葉の下が湿って緩くなった地面で、
足を乗せると片足がスーッと滑り落ち股裂き状態。
手を着き事なきを得たが、尻餅をついて泥まみれになったり、
斜面を転げ落ちたりしなくて良かった。
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陽が射すのを少し待ってみた。
圧倒される深紅。
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かずまから少し下ったところに袋田の滝を上から拝めるポイント。
眺めは良いが、ここは本当に崖の上なので注意。
休憩中にヘリが飛んできて長い時間低空飛行。
救助作業をしていたようだ。
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袋田の滝へ続く滝川周辺。
右に見える黄葉の山中辺りを歩いて生瀬富士に上がって行った。
(トレイル脇は植林地帯が多かったが)
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生瀬滝の渡渉ポイントに到着。
雨が降った前日から心配していたのはここの渡渉だ。 もし渡れないほどの増水であれば、かずままで戻るつもりもあった。 パッと見、岩の頭が出ており、登山靴で行けるかと思っていたが、手前の橋を進み水の様子を見ると。。。引き返した。 ここにはありがたいことに長靴が用意されている。 消毒スプレーまで。 幸い3足残っていたのでありがたく使わせていただいた。 大きめの長靴で、ふくらはぎほどの丈のものでさえギリギリ水難を逃れた、と言う感じ。 向こうからこちらにわたる人もいるが、手前残り2足は少ないだろうと思い、向こうに着いたあと一足分をもう一度川を渡って戻しておいた。 ちょうど2人連れのグループ、その後3人連れのグループが到着した。 やっぱり戻してよかった。
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渡渉後、月居山までの登りも階段を含め結構しんどい。
登ってきた生瀬富士、立神山。 右下に袋田の滝展望台が見える。
月居山手前のピークで12時頃となった。
お腹も空いたし、ベンチがあって誰もいない。
月居山山頂が混んでいてベンチもなくぬかるんでいたらヤダな、と思いここでお昼ご飯を食べた。
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ピークから下ると月居観音堂、その下にこの鐘。
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いよいよ月居山に登ってゆく。
最後の急登、紅葉を楽しみながら登ってゆくと、
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月居山と~ちゃく! (13:00)
あれ? 至月居山となっているが、ここが山頂ではないの?
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月居山山頂周囲はモミジに囲まれているようだ。
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ひときわきれいに見えた男体山方面へ少し下ってみる。
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陽が射すのを待って、たっぷり楽しんだ。
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とても美しく、満足だった。
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下山は滝本の商店街の方ではなく、駐車場の方へ向かった。
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駐車場近くまで下りてきた。 奥に生瀬富士と立神山。
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振り返るとリンゴ畑越しに月居山? (14:05)
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渋滞を避けなるべく早く帰りたい所だが、
せっかく来たので「豊田りんご園」さんに寄ってゆく。
りんごとアップルパイを買いたかったが、ここには自家製りんごバームクーヘンもある。 りんごは何種類かあったが、なんともうお終いだろうと思っていた「幻のりんご高徳」も売っていた! 高徳は大子町観光協会のサイトで知ったのだが、是非食べてみたかったものだ。 りんご、アップルパイ、バームクーヘン、どれも大変美味しくいただいた!!
生瀬富士~月居山の登山は岩登り、ジャンダルム、渡渉、なにより紅葉と登山だけでも充分楽しいが、りんごがなっている畑がある風景、りんご園によってお土産散策もでき本当に楽しく充実した一日となった。 これが平日なら袋田の滝、月待の滝、などにも寄って、お蕎麦もいただき、温泉に浸かって帰りたい所だった。 今回は渋滞を避け早目帰宅にしたが(それでも少し渋滞にははまったが)、またゆっくり平日に行く機会があればと思う。