out of curiosity #3

ブログを始めて14年目。
カメラを抱えて世界中の山に出没したい~!

憧れの花園 鳥海山 #2

2023-07-31 21:33:29 | 山登り in 東北
2023年7月24日(月)
鳥海山「夏の妖精」チョウカイフスマ
 
鉾立登山口からスタートし、七五三掛までやって来た。
 
七五三掛より少し上った所に千蛇谷・外輪山の分岐がある。(10:06)
私は千蛇谷方面へ。
 
千蛇谷へは急な斜面を下ってゆく。
山頂方面には雲が掛かってきてしまった。
山頂からは何も見えないのかなぁ。。。
 
心配していても仕方ない。 まずはこの激下りを慎重に下る。
下に見える残雪を横切り、向こう側に行く。
その後はこの日一番の登りが待っている。 疲れてきておりちょっと憂鬱。
 
残雪渡渉後こそそれほどでもなかったが、だんだんと岩も多くなり、斜度も増してくる。
「あそこまで登ったら小屋が見えるかな?」と何度か思いながら登り続けていると何か視線が。。。
 
ん?
 
おぉっ! オコジョさん!!
 
まぁ~、うれしい!!\(^o^)/
すぐに逃げてしまうかと思いきや、岩の奥に入ったり出てきたり、
忙しくクルクルと飛び回っていた。
 
どこかに行きたいのかな。
じゃ、おばさんはどくね。 バイバイ。 ありがとう。
 
残雪を渡ってから1時間20分程歩いてようやく小屋が見えた。
(見えるんですよ。 青空の下あたりに三角の屋根が。)
 
ようやく御室小屋前到着。(12:02)
チェックインは 13:00からなので、ここでお昼ご飯を頂いた。
コーヒーをいれゆっくり休んでからお花の写真を撮ったりして 13:00に受付へ。
 
歩いてきた方向。
左上の尾根が外輪山。 翌日はここを行く。
 
小屋の周りにはたくさんの大きなチョウカイフスマ、ミヤマキンバイ、イワブクロの群落。
必死で探すようかと思ったが、もうそこここに。
これが見たかった~!
 
13:00 チェックイン
中央奥が鳥海山大物忌神社 山頂本社、その奥が山頂への岩山。
左が売店・受付・食堂、右に山頂御室参籠所。
大部屋をビニールシートで大まかに区分けしていたが、
平日で宿泊者も少なく、おそらく4人は入るであろう区画に私一人だった。
寝袋を広げ場所を確保し、荷物を軽くしてから山頂に向かう。
 
山頂へスタート。(13:40)
 
大きな岩をつかみながら結構垂直に登る。
登りきったらすぐに山頂かと思いきや。。。
 
なんだかまだまだ奥がある。(;^ω^)
しかも踏み外したら大岩の間に落ちるような場所もあるし、
せっかく登ってきたのにこの先でグッと下がり、岩の谷の中を通り抜け、再び上る。
グルッと回って上った先に。。。
 
山頂があった~! と~ちゃくっ!(13:56)
いや~、結構怖かった~。
 
けれどようやく登ることができ、感無量!!\(^o^)/
写真奥にはおそらく前日に訪れた仁賀保高原方面が見えるはずだろう。
真っ白で何も見えないが、もうそれはどうでも良かった。
 
外輪山の方向はまだ見通しが良かった。
正面に見える大岩の向こう側から登ってきたが、
中央やや左、大きな岩と岩の間の隙間を下まで下降し、通り抜け、
こちら側に出てきてから写真右側の方に回り込んでこの場所に登り上げてきた。
 
山頂からの動画。
見晴らしは良くないが、周囲の岩っぷりは迫力がある。
鳥海山山頂(新山)からの展望
 
山頂からは周回で小屋に戻る。
「胎内くぐり」という、これまた岩の隙間に潜り込んでゆく場所があった。
上写真、岩山の上の方から下りて来るが、上からでは見えないマークがあり、ちょっと苦労した。
 
小屋近くになりホッとして再び花撮影。
イワブクロがたくさん咲いていた。
 
 
 
大株のチョウカイフスマ
 
チョウカイフスマ
 
夕食は 17:00から食堂で。
色々悪評を聞くが充分だと思った。
ただ野菜類はもともと味付けされているものか、私には少し味が濃い。
若い人ならこれでご飯3杯はいけそうだが、「お代わりどうぞ。」というアナウンスはなく、
お代わりしている人もいなかった。 できないのかも。(できないと書かれているレポートも見た)
 
日没は 19:00ごろなので食後少し休んでから外に出た。
この時間に山頂や七高山に登って夕日を拝んだ人もいたことは後で知った。
ご来光には登ろうと思っていたが、夕日も登った方が良かったようだ。
 
けれど割ときれいな色が出て良い感じ。 左の方に見えるのは飛島?
 
夕日に照らされる山頂方面。
 
外輪山。
 
 山に登ってから天気予報はチェックしていなかったが、出発前に見た予報ではこの日より翌日の方が「晴天」マークも付き良さそう。 ご来光は七高山に登るつもりだが、あの壁のような斜面を薄暗い中登ってゆけるだろうか。 あの高い所から本日以上にクリアな日本海、仁賀保高原あたりを望むことができるだろうか。 翌日も楽しみだ。
 
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憧れの花園 鳥海山 #1

2023-07-30 23:00:00 | 山登り in 東北
2023年7月24日(月)
鉾立登山口から望む鳥海山
 
 長年温めてきた鳥海山山行計画を実現できる日がとうとうやって来た。 直前には腰が痛くなったり、天候を気にしたり、鳥海山山頂御室参籠所(御室小屋)・新幹線・宿・レンタカーが予約できるのか心配だったりと、落ち着かないこともあったが、本当にこの日がやって来た。
 実は昨年実行するつもりでいたのだが、山頂宿泊で布団の利用ができないことから1年待ったのだ。 が、今年も布団の貸し出しは無しという事だったので、寝袋とマットを購入した。 幸いマットは中古品の良いものを購入できた。 これで今後も布団貸し出しが無くても鳥海山に泊まれるし、岩手山の避難小屋も利用できるなぁ、車中泊にも良いな、などと思っている。 だが、寝袋とマット合わせて約1kg。 悪い腰に堪えるなぁ。。。
 
 もともと鳥海山には御室小屋に一泊しての山行が前提だった。 多くの人が日帰りで登っているのだが、全行程距離約15km, 上り約 1,400m となると、私の体力ではギリギリ。 更に花を撮りながら歩くことは必至であるし、せっかく新幹線ではるばる東北まで来たのだから、ゆっくりと夜も朝も山頂で過ごしたい。 何より今回私は腰を気にしながらの登山なので、無理せずゆっくり。
 
泊りで時間に余裕はあるのだが、駐車場に入れないと困るので夜明け前に出発。
信号待ちの車窓から。 朝焼けがきれい。
鳥海山はこの上ない状態で迎えてくれている。
 
5:00頃鉾立登山口駐車場に到着。
登山者用駐車場と一般駐車場があるが、一般駐車場にも随分車が停まっている。
登山者用駐車場だけでも半分くらいは埋まっていた。
駐車場から海の方を見ると影鳥海山。
御室小屋のご主人の話によると、海に伸びる山影は珍しいとのこと。
 
では、行ってきます。(5:35)
 
しばらくは舗装路なのだが、道沿いにはたくさんのクルマユリやホタルブクロ。
 
展望所から鳥海山山頂への眺め。(5:48)
手前のなだらかな感じの部分は長そうだし、
そこから山頂へはどうつながっているのか見当もつかない。
 
ベニバナイチゴ
 
イワイチョウ
湿原に見られる花だが。。。
 
歩き出しこそトレイル両脇に木々が見られるが、
すぐにこのような開放感のある牧歌的な中を進んでゆく。
ただ、この上部には残雪がありあちこちから水が出ていたりする。
多分この辺りも遅い時期まで雪が残っていたのではないだろうか。
湿っぽい土壌で池塘のようなものもある。 なので、イワイチョウなども咲くのだろう。
 
さらに、ヒナザクラも咲いていた! うれしい!
チングルマ、イワカガミ、マイヅルソウ、ミツバオウレンなどもまだあちこちに見られた。
 
トレイル上部の残雪。
 
キバナノコマノツメ
 
このような池?、池塘?もある。
賽の河原の辺りかな。(7:11)
 
晴天、爽快な眺めとたくさんの花々。
それ程急な登りもなく、泊りで重めの荷物だが割と軽快に歩けている。
 
日本海が広がり稲倉岳が見えてくると鳥居が現れた。
御浜小屋に到着だ。(7:50)
 
御浜小屋を抜け稜線に出ると左手奥に山頂が見えた。
まだまだ遠い。
 
そして正面には鳥海湖だ!
取り囲む斜面にはお花がいっぱい!
 
ザックを降ろしてしばし撮影。
 
 
 
これはチョウカイアザミなのかな?
 
車で食べられなかったおにぎりを食べ、ゆっくり休んで先に進む。
きっとこれからがまだ長く、斜度もきつくなってくるんだろう。
 
たくさんのニッコウキスゲを期待していたが、
既に終わったのか、もともと今年はあまり咲かなかったのか。
トウゲブキはあちこちに咲いていた。
ピョコンと出っ張った鍋森がかわいい。
帰路には鳥海湖を周って歩きたいなぁ、と思っていた。
 
扇子森を越えるとこの景色。
ここは日本かっ!?、と思ってしまう。
 
ヨツバシオガマ
他にトウゲブキ、ミヤマトウキとか。
 
さらに進みトレイルが石畳になる。
この山の上で本当にしっかり積まれた石畳にビックリする。
そして両脇に何だか白っぽい花が見えて、チングルマかな。。。と思ったのだが
 
ハクサンイチゲだった!
しかも結構フレッシュな感じ。
一面真っ白とはいかないが、随分たくさん咲いていた。
 
タカネトウチソウ
ウサギギク、シラネニンジン?、ヤマハハコ、オトギリソウなども
 
タカネアオヤギソウ
 
ハクサンシャジン
まだまだつぼみが多い。 たくさん咲きそうだった。
 
七五三掛に近づいてくると再びヒナザクラの群落。
その先には。。。
 
ハクサンイチゲが斜面いっぱいに咲いていた。
 
アオノツガザクラもあちこちでたくさん見られた。
 
七五三掛到着。(9:54)
ここまで4時間半かかった。 そしてきっとここからが核心部。
もう一度腰を下ろしてしっかり休憩する。
千蛇谷・外輪山の分岐はここから少し上った先。
 
歩いてきた道を振り返って。
千蛇谷に下りて山頂に向かう。 つづく
 
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とうとう実現 鳥海山遠征

2023-07-29 21:51:32 | 山登り in 東北
2023年7月23日(日)
仁賀保高原から望む鳥海山
 
 コロナ前から行きたいと思っていた鳥海山。 ただどのように行くかが問題だった。 岩手山や秋田駒ケ岳のように新幹線駅からアクセスが良ければ問題ないのだが、鳥海山て、良く登られている鉾立登山口て、新幹線で行くにはどうしたらよいの?
 そんなことを思っている間にコロナ禍で行動自粛になってしまい実現が遠のいた。 ただ、行けない時こそ計画を練りましょうと色々考えた結果、山形新幹線で新庄駅まで行き、そこでレンタカーを借りて行動するのが結局のところ一番簡単、便利だという結論に至った。 この計画で行けば、時間が許せば月山に足を延ばすこともできる。 予報通りの天気にならず山に登れなければ観光もできる。 夏休みならそれが可能だ。
 
というわけで 7/23 10:54 新庄駅到着。
 
新庄駅 焼けるほど暑い~(;'∀')
ここでレンタカーを借りてスタート!
 
1時間半ほど走り庄内平野、おそらく酒田市のどこか。
それまでチラチラ見えていた鳥海山が全貌をあらわすと車を停めずにはいられなかった。
あ~、あんなに来たかった鳥海山が今目の前にそびえたっている!
 
この日の予定は特になく、天気が良ければ良いスポットから鳥海山を撮りたいと思っていた。
が、「良いスポット」もそうそうわからないので、とりあえず仁賀保高原から撮影してみよう、と。
ただその前に「道の駅象潟 ねむの丘」に行って美味しい特産品おやつを仕入れる。
日曜日とあって駐車場はほぼ満車、ごった返していたが何とか駐車。
人を避けて日本海を見に行ったのが上の写真。 海沿いにも風力発電のプロペラ。
 
鳥海グリーンラインを上がってゆくと展望所があった。
田んぼと奥には日本海。
 
サイクリングや展望施設がある「ひばり荘」を目指していたが、
近くに風力発電施設の一部にある「仁賀保高原南展望所」にも入れるようだったので行ってみた。
 
仁賀保高原南展望所から鳥海山を望む
約2,500年前に鳥海山が山体崩壊し、岩屑なだれが発生。
眼下に望む低い場所は海に至る場所まで全て岩屑なだれの堆積物によりできているそう。
 
南展望所へは何基もの大きな風力発電の下、細い道を通って向かってゆくので、
対向車に気をつけて運転する必要がある。
グワングワンと回る大きな風力発電のプロペラは想像以上に高い所にあり、大きく、
影が通るたびなんだかビクビクしてしまう。
 
ひばり荘の近くから
ここから見える池も鳥海山山体崩壊による堰止湖なのかな?
 
仁賀保高原の風力発電
 
鳥海グリーンラインを下りてきた。
翌日はあの天辺に立っているのかな?
 
早目に宿に戻り、地元スーパーで買ったお弁当と名産品のスイカの小さなパックを買っていただいた。
駐車場が心配なので早起きをして出発する予定。
 
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今年のニッコウキスゲは? 7/18 霧ケ峰高原

2023-07-28 11:45:58 | 山登り in 長野県
2023年7月18日(水)
八島ヶ原湿原から車山を望む
 
 いつもながらアップが遅くご心配をおかけしてしまった方もいるようで、申し訳ございません。 7月は1学期の締め作業、家のことでバタバタ、は例年通りなのだが、それに加え歯の詰め物が取れたり、急に腰が通常以上に痛くなったりで病院通いなども加わった。 まったく、これから夏の重要な時期に入るというのに、今季夏の山行は全て諦めるかと思うほどひどく腰が痛み、ガッカリしながら過ごす日々。 ただ希望は捨てずリハビリなどに通っていた。
 約2週間経ち、最善とはいかないが腰の痛みが随分取れてきて、脚も動かさねば本当に歩けなくなると思い、7/18はあまり登らなくて済みそうな霧ケ峰高原に出かけてきた。
 
 昨年は 車山肩周辺で7/11に一面のニッコウキスゲを見た。 「今年は開花が遅い。 あまり花数が多くない。」と聞く一方、山火事で焼けてしまった富士見台周辺は当たり年だった昨年より花数が多い、という話も聞いた。 焼けて黒くなった原は既に緑が戻りキスゲが咲いたというのだから驚いた。 野焼き効果なのだろうか。 自然はすごいなぁ。 今回18日では既に富士見台のキスゲには遅いようなので、とりあえず昨年できなかった霧ケ峰周回を歩きたい。 その為に「車山高原SKYPARK スキー場」から上ろうと思ったのだが、腰が痛くなり八島ヶ原湿原まで行けないのも嫌だと思い湿原の駐車場スタートにした。 8時ごろの到着だったが幸い駐車でき、係員の人もいたが「2~3時間で出て」とも言われなかった。 調子良く歩けたので結局周回し、一日中駐車したのだが、帰着時駐車場入り口を見ると「長時間駐車は控えて」という看板があった。 申し訳ない。 やはり周回するにはスキー場から行くべきだった。 
 
八島ヶ原湿原からスタート。(8:15)
 
すぐにオオバギボウシ。
 
アザミもたくさん咲いていた。
 
オオダイコンソウ
 
カラマツソウ
 
アカバナシモツケ
 
アカバナシモツケソウ
 
ハクサンフウロ
 
 
 
イブキトラノオがたくさん
 
オオカサモチ
 
ヤナギランが咲き始めていた。
ヨツバヒヨドリはいたるところに咲いていた
 
 
 
今回は湿原に近いほうの木道を歩いてみたが、
湿原ギリギリまでは行かないのだな。
 
「ヒュッテみさやま」が見えてきた。
ヒュッテの奥には旧御射山遺跡の桟敷席。
 
ヒュッテ前の川には昨年も見たキンバイソウ (9:39)
 
川を越え旧御射山神社にもお参りし、調子良いようなので車山肩に向かう。
 
コウリンカ
 
車山肩への上りから八島ヶ原湿原を振り返る。
天気がそれ程良くないので日影に入れば涼しいが、
この草原の登りは堪える。
 
車山肩のニッコウキスゲはうわさ通り昨年ほど咲いてはいなかった。(11:10)
 
それでも青空が出れば美しく、気持ち良い。
車山肩への登りが歩けたので、車山へも登ってみる。
 
この花弁が割れているのはイブキフウロ、なの?
 
車山への斜面から見る車山肩方面はやはりキスゲの黄色が昨年より薄い。
 
イワオトギリ?
 
イブキジャコウソウ
 
雲は多いが、八ヶ岳は南から北まで良く見えている。
 
山頂と~ちゃく! (12:09)
ちょうどお昼時なので、いい岩を見つけてお昼ご飯を頂く。
 
昼食後、車山乗越に向かう。
スキー場と白樺湖方面。 スキー場から登る時は白く見える林道を上がるのかな?
 
ウツボグサ
 
タカネナデシコ
 
車山乗越 (13:11)
この日も「南の耳」方面へは行かず、「蝶々深山」へ。
 
今年も見れた、ケブカツルカコソウ
 
ノギラン?
背がとても低い
 
蝶々深山到着 (13:41)
少し水分休憩。 ここから八島ヶ原湿原へもどる。
 
昨年はここを左に行ったが、今回は直進。
 
物見岩 (14:13)
思っていたより大きな岩だった。
 
旧奥霧小屋あたりに出るそうだが、どんなルートだろう。
 
コウリンカ
 
イケマにセセリ
物見岩の後はしばらく気持ちの良い草原を歩き、その後つづら折りに下降。
小さな木の橋が架かった沢を渡り少し歩くと旧奥霧小屋の手前に出た。
 
そして再び八島ヶ原湿原の周回路を歩き駐車場へ。
 
クガイソウ
 
ノハナショウブ
 
イブキボウフウ
 
締めは「八島山荘」さんのシナノスイートソフト。
さっぱり、美味しかった~。
 
 この日は「一日予定通り歩けて良かったな」と思ったが、YAMAPの活動データを見ると上りは 480mだし、歩きの平均ペースはかなり遅い。 登りでは多少腰の痛みがあるし身体も重め。 「まぁ、仕方ないか」とは思うものの、もう次週からは大きな山にだって登りたい。 無理なのかなぁ。。。
 とにかく最善を尽くすべく、リハビリも通って、がんばる!
 
コメント (4)
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篭ノ登山・池の平 初夏の花

2023-07-08 22:12:14 | 山登り in 長野県
2023年7月3日(月)
篭ノ登山 コマクサ
 
 「また今年もコマクサには遅れたな。」とは思ったが、予報は午後に向け良くなりそうだし、何らかの花はあるだろうと篭ノ登山~池の平に向かった。
 朝到着した佐久平PAから望む佐久盆地は雲に覆われ山も見えない。 それでも今日は花が見られればいい、と山に上がってゆく。 が、盆地は雲海に覆われ山の上はそれほど悪くない。 この辺りではよくあることだ。 空は白っぽかったが、幸い八ヶ岳は見えていた。 北アルプスは望めないかな。。。 でも午後には見えるかもしれないと思いこの日は池の平からスタート。 (8:00)
 
まずは湿原外輪山から。
咲き始めたカラマツソウ。
 
ツマトリソウはあちこちに。
どの花も花の縁が紅く色づくというわけではないようだが、
こちらでは紅いものが多く見られた。
 
ゴゼンタチバナはあちこちにまだたくさん群生していた。
 
雷の丘に向かう途中。
盆地の雲がだんだん取れてきた。
雲の向こうに八ヶ岳。 八ケ岳中央奥には北岳。
湿原脇の斜面にはレンゲツツジ。
 
なんと、富士山も見えていた!
 
ハクサンシャクナゲが咲き始めでとてもきれい。
 
グンナイフウロ 白花?
 
満開のハクサンシャクナゲ
 
まだ痛みもなく、虫も入っていないので良い状態。
 
レンゲツツジは終盤の物が多い中、まだ見ごろの花もあった。
 
コケモモ
 
シャジクソウも咲き始め
 
ハクサンフウロもこれから
 
グンバイヅル
 
さらに雲上の丘までくると、なんと北アルプスも見えるではないか!
烏帽子岳の向こうに白馬三山あたり
 
爺ヶ岳~鹿島槍ヶ岳~五竜岳
 
頚城山塊
 
富士山と手前には金峰山、瑞牆山
 
ギンリョウソウ
 
グンナイフウロ
 
そして随分黄色くなって、花が下を向いたものも多かったが、イチヨウランも見られた。
 
見晴丘で一休み (10:12)
奥に見えるのは穂高連峰~槍ケ岳。 とすると、手前中央は常念岳か。
展望が良いので早く篭ノ登山に行かなきゃ、と思うが三方ヶ峰には寄らないと。
 
テガタチドリ
 
キバナノヤマオダマキ
 
レンゲツツジの高原に黒斑山
 
三方ヶ峰のコマクサ白花
 
コマクサ
全体的には終盤。 また、柵から遠くに生育しているのでなかなか見づらい。
さて、東篭ノ登山に行こう!
 
と、思っているのにハクサンチドリ
 
湿原の木道を一応チラチラお花が無いか見ながら、
なるべく速く通り抜けて山に向かう。 (11:06)
 
10:00時過ぎには篭ノ登山に向かおうと思っていたのに、既に1時間過ぎてしまった。
お花をじっくり見ているとすぐに時間が過ぎてしまう。
ここは地蔵峠に抜ける林道に時間制限があるので(4:30には駐車場を出る) 遅れるわけにはいかない。
篭ノ登山登山口付近、イワカガミもマイヅルソウももう終盤だったし、
イチヤクソウはまだツボミが多かったので、とにかくせっせと登り、
 
東篭ノ登山山頂到着。(11:58)
手前から西篭ノ登山、湯ノ丸山、烏帽子岳。
その奥にズラッと北アルプスがまだ見えていた。 良かった!
 
烏帽子岳、湯ノ丸山の背後に爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳。
烏帽子岳左奥は針ノ木岳辺りになるのだろうな。
 
登ってきた方角。
手前右に池の平、左奥に八ヶ岳、右奥に美ヶ原。
 
北の方には左から根子岳、四阿岳、中央辺りに横手山、岩菅山など
 
アップにすると中央左の高いピークが横手山、右の方に佐武流山、谷川方面となるようだが、
丁度中央、雲がかかっている辺りが苗場山の様だ。
 
さて急いで西篭ノ登山へ。
いったん下ってあのとんがりに登るのはいかにも大変そう。
 
楽しみにしていた西篭ノ登山のコマクサ。
紅みが濃く、まだきれいな状態だった。
 
咲いていて良かった~。
西篭ノ登山でホッとしてお昼ご飯休憩。
14:00前に下山開始。
 
クロマメノキ
 
東篭ノ登山に戻った。(14:16)
水ノ塔山、黒斑山、浅間山の頭がチラリ。
 
ミネウスユキソウ
 
この後 15:00前には駐車場に到着し、終了。
 
車での帰り道、麓の田んぼでハラビロトンボ(メス)。
黒いオスが近くを飛び回っていた。
 
十日町の田んぼの稲に比べるとまだ小さい。
この後「道の駅雷電くるみの里」でキャベツ他野菜をたくさん買って帰路についた。
 
 遅いかと思っていたコマクサを見ることができ、たくさんのハクサンシャクナゲや、そのほかのお花も見ることができて良かった。 久しぶりに西篭ノ登山まで足を延ばすことができ、素晴らしい展望も拝むことができて、大変楽しかった。
 
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