2019年2月26日(火)
御岳神社奥宮遥拝所
2月24日(日)はどこも最高にいいお天気だったようだな~。 23~24日と仕事の私には無縁の晴天休日でした。 多少曇っていても25日(月)にはどこかに登ろうと思っていたのですが、前日の予報では曇りどころか雨マークも並び予定は中止。 ほかに良い所は、良い案は、と探しているうちに疲れてしまいました。 けど、26日(火)には「晴天」マークがあちこちに並んでいる。 夕方から仕事なので遠くには行けないが、雨が降りそうな所に行くよりはお天気の良い所に行った方が良いでしょう、と一番手軽に行ける御岳山に行くことにした。 が、予報は当たらず今にも降りそうな曇り空。 晴れ予報でこれならまだしも、「晴天」予報だったよ?、有料サイト。 しかも天気は前日の方が良かったみたい。 あ~。orz
神代ケヤキ(推定樹齢600年)の足元にマンサク。
ま、何を言っても結局のところ25日(月)に出かけるには仕事や心の準備が整っていなかったことも確か。
26日になってようやく心軽く、「歩こう!」と言う気になったもので、
この日もケーブルカーは使わず、「平日の仕事前にどれだけ歩けるか」のお試し山行でもありました。
隋神門に着くと向かって右側のお部屋の中に閉じ込められた(自分で入って出られなくなったのでしょうが)ヤマガラ?が一羽。
あらら。。。自分で出られるかな。。。
御嶽神社拝殿にてお参り。 後方に見えるのは日の出山。
本日はあそこまで行って戻ってきます。
なぜなら、ヤマスタもらうのを忘れてしまったからね。w
その後奥宮遥拝所にて手を合わせると、ヤマガラがいっぱい飛んできた。
さっきの子が「出られたよ!」って報告に来てくれたかな。。。そんなわけはない。
実際このあと日の出山に向かうため再度隋神門に下りて行くと、まだヤマガラはそこにいた。
可愛そうになってもう一度階段を上がり、社務所に救助要請しておいたので、たぶん大丈夫でしょう。
良いトレーニングになった。
奥宮遥拝の後、気になっていた場所に行って見た。 2017年7月に初めて御岳山に登った際、「おいぬ様?」と言って見ていた狛犬ですが、なんとそれはイノシシの狛犬?で、とても古く貴重なものだ、と姉から教えてもらいました。 今年はイノシシ年だし、もう一度見に行ってみようか、と。
ありました。 そう言われてみればなるほどです。
ただ、現在見られるものはその古いものではありません。
もともとはここに文化5年(1808年)に設置?された日本最古の猪の狛犬があったそうですが、
1996年の台風により木が倒れ、大破してしまい作り直された、という記事を読みました。
お社は「皇御孫命社(すめみまのみことしゃ)」で御祭神は「天瓊々杵命(あめのににぎのみこと)」。
「皇室の基礎の神」だそうです。
元は東照社であったらしい社殿には三葉葵の紋が見られますが、
猪狛犬の台座にも菊のご紋と三葉葵のご紋が見られます。
イノシシが狛犬として置かれている神社はほかにもあるのですね。
摩利支天の神使がイノシシだという話や日光市内の愛宕神社のイノシシの話もとても興味深いです。
日の出山に向かいます。 ネコヤナギのような柔らかい毛に包まれた芽がたくさん。
せっせと歩いて日の出山山頂。(10:30頃)
左上の御岳神社からその下の恩師集落、右の方木の枝に被っている辺りがロープウェイ駅かな。
右奥に大岳山。
この日の陣地はあそこ。
奥の方に見えるはずの都心ビル群はまったく見えず。
辛うじて西武ドームは見えたけど、丹沢の山も見えず。
早いけどパンとコーヒーを飲んで戻ります。
青梅市と日の出町の境、らしい。
というか、この歳で西多摩郡がまだあることを認識していなかった。
さらに、西多摩郡の所在地の斬新さに驚いた。
恩師集落に戻ると、この茅葺屋根のお宅が「茶処」を始めたことを知る。
へぇ~。 入ってみたいなぁ~。
下山もケーブルカーを使わずに歩く。
この細い舗装道路、参道は山上の集落への大動脈。
とても急こう配な場所が何か所もあり、軽トラをグィングィン言わせながら、
切り返して上っていく光景を何度もみている。
郵便屋さんも宅配便も通行する。
注連縄はないけど、こんな杉もありますよ。
参道両脇にはとても大きな杉が何本もあります。
保護のためにすべての杉に(参道脇のみ)番号札をつけてありますが、その数 784本。
上部からナンバリングされ、最後のこの一本はケーブルカー滝本駅(山麓駅)の前にあります。
「青梅市天然記念物」とされ参道一の大木(推定樹齢 350年)。
かつて乗り物がなかった時代の参拝者たちは、ここまでたどり着くと皆、
この木の下で滝を眺めながら一息ついた、と書かれてあります。
この日はマンサクやロウバイが見られました。
そしてゲットしました、日の出山のヤマスタ!
仕事前にひと登り、は気持ちの上では心配もあり、ゆっくり落ち着けない感じではありますが、今回のように「日の出山まで」など欲張らずに12時までには切り上げるくらいの範囲であればなんとかなるかな、と言う気もしました。 不完全燃焼は残すかもしれないけど、どこにも行けないような時にはこれもありです。 事前の仕事準備、帰りの渋滞も心配なのでいつもと言うわけにはいきませんが、たまにはいいかな。