2024年4月27日(土)
中綱湖のオオヤマザクラ
昨年 4/23~24に白馬周辺を訪れ、イワウチワが見られる大町市常盤仏崎からの鍬ノ峰に登った。 周辺の観光も含め鍬ノ峰が気に入ったので今年も是非と訪ねてきた。 昨年は4/24で鍬ノ峰のイワウチワは少し遅かったが標高の高い所ではきれいなものが見られた。 4/23の観光、大町から白馬周辺の桜も再終盤。 なので不通に考えれば今年は 4/23より早目に訪れるのが良いのだろうが、今年の桜、その他のお花は1週間~10日ほど遅く咲き始めているような状態だったので、4/27の週に行こうと決めていた。
ところが、白馬村公式観光サイトFBでは 4/19に大出公園や貞麟寺の枝垂れ桜の見ごろの写真が。 それでもまだ他の桜は大丈夫だろうしサクラが主体なわけでもない、なにより鍬ノ峰のイワウチワがまだの様な気がするし。。。とその時は思っていた。 今年は(と言うかここ数年)本当に花の予想がつけにくい。
とりあえず、まずは 4/27(土)の白馬周辺観光から。
最初に訪れたのは中綱湖近くにある居谷里湿原。
特に何を見たいというわけではなかったが、初めて訪れてみた。
小さな木が生え乾燥気味の湿原ではあるが、湿った所にはザゼンソウ?らしきものも見られた。
ミズバショウ、リュウキンカも咲いたようだった。
ハナノキという木が珍しいそうで、長野県天然記念物の湿原となっている。
居谷里神社があったのでお参りする。
湿原をグルッと回れるようだが他に二人連れの方が見えただけで寂しい感じだったので、
様子だけ見て次に向かう。
中綱湖にやってきた。
昨年よりサクラが良く咲いているように感じるが、中央の桜は既に葉桜。
一見してなかなか遅い早いとは言い難い。
大きな雲に覆われてしまったので足元のヤマエンゴサクなどを撮る。
湖東側に良く咲いているサクラがあったので行ってみるとJR大糸線の電車が通過。
東側から西湖岸を見ると割と良い感じに映っていた。
青木湖まで行くと一本桜はもう咲き残り、かと思ったがその日の夜「信濃大町なび」を見ると 4/26で8分咲きだと。
あれ。これから咲くのだった? とりあえず上の写真は一本桜となりの桜。
この時辛うじて山々が見えていたので、行く予定ではなかった「野平の桜」をやっぱり見に行きたくなった。
予定では南から順に北の方へ上がっていく予定だったが、ここで一気に白馬駅も通り越して一番北へ30分程走る。
野平は標高が高いのでまだ咲いているかも、という期待を持って行ったのだが。。。やはり昨年同様惨敗だった。
野平から下りてきてちょうどお昼時間。
ググったら美味しそうなお店が出てきたので寄ってみると駐車場に入れた。
「来夢来人」さん
土曜日の昼時に運が良かった。 通常は大変混みあうらしい。(特に夜)
上はオムバーグ定食。 おいしぃ~!!
ご飯はこれで小盛。(小盛・並盛・大盛あり) 普通の一膳より確実に多い。
昼食後、再び少し南に下って「貞麟寺」さんへ。
やはりこちらも樹齢300年のシダレザクラは終わっていた。
けれど昨年よりずっと多くのカタクリが咲いていた。
キクザキイチゲもこんなに咲くのかと言う程。
ニリンソウも見られた。
エンレイソウ
貞麟寺さんのあとは姫川源流自然探勝園へ。
前回行かなかった親海湿原(およみしつげん)から周ってみる。
こちらもあまり花は見られなかったが。。。
こちらにはミツガシワの花芽が沢山出ており、既に咲いている物も数株見られた。
5月中旬ごろには湿原いっぱいに咲き誇るようなのだが、一度その景色を見てみたい。
姫川源流に来てみると、昨年4/9に来た時とはさすがに大違い、
ニリンソウとワサビ?がモリモリに生い茂っていた。
ワサビの花
キクザキイチゲもまだ咲いていた
ポツポツとシラネアオイが咲いていた
姫川源流
ニリンソウもかなり広範囲で茂っている。
花はこれからが盛りになりそう。
15:30近くまで姫川源流にいて「あっ!」と思い出した。
今回は菊池哲男さんのギャラリーに行きたかったのだ。
一応電話で確認すると、4月はこの日から開館で 17:00まで観覧できるとのこと。
途中翌日のパンを仕入れに行ったお店が素晴らしかった。
ハード系のパンと説明があったが、ガリガリではなく、皮は固め、内側はモッチリで
翌日山で食べても大変美味しかった。
ギャラリーは「和田野の森教会」の中にあり、この門を入ってすぐ右の受付棟?で観覧料を支払った。
冬期は休館で4月はこの日から開館したと話されていたのでラッキーだった。
その後、宿に向かう途中、白馬岩岳近くの「伝行山の徹然桜(てつぜんざくら)」
こちらも盛りの時期にはお堂がサクラで囲まれる。
徹然桜正面には「塩の道 塩島新田宿」があり、なかなか趣のある通りが続く。(左端ガードレール沿いの道)
この辺りは栂池に行く時に車で通り過ぎてしまうだけだったが、「良い所があるなぁ。」と思った。
その趣のある通りからほど近い場所がこの日の宿だった。
窓からの景色が最高だった。
翌日の晴天を祈って日没を見守った。