out of curiosity #3

ブログを始めて14年目。
カメラを抱えて世界中の山に出没したい~!

鍬ノ峰前泊 白馬周辺花巡り(4/27)

2024-05-01 23:18:04 | travel
2024年4月27日(土)
中綱湖のオオヤマザクラ
 
 昨年 4/23~24に白馬周辺を訪れ、イワウチワが見られる大町市常盤仏崎からの鍬ノ峰に登った。 周辺の観光も含め鍬ノ峰が気に入ったので今年も是非と訪ねてきた。 昨年は4/24で鍬ノ峰のイワウチワは少し遅かったが標高の高い所ではきれいなものが見られた。 4/23の観光、大町から白馬周辺の桜も再終盤。 なので不通に考えれば今年は 4/23より早目に訪れるのが良いのだろうが、今年の桜、その他のお花は1週間~10日ほど遅く咲き始めているような状態だったので、4/27の週に行こうと決めていた。
 ところが、白馬村公式観光サイトFBでは 4/19に大出公園や貞麟寺の枝垂れ桜の見ごろの写真が。 それでもまだ他の桜は大丈夫だろうしサクラが主体なわけでもない、なにより鍬ノ峰のイワウチワがまだの様な気がするし。。。とその時は思っていた。 今年は(と言うかここ数年)本当に花の予想がつけにくい。
 
とりあえず、まずは 4/27(土)の白馬周辺観光から。
 
最初に訪れたのは中綱湖近くにある居谷里湿原。
特に何を見たいというわけではなかったが、初めて訪れてみた。
 
小さな木が生え乾燥気味の湿原ではあるが、湿った所にはザゼンソウ?らしきものも見られた。
ミズバショウ、リュウキンカも咲いたようだった。
ハナノキという木が珍しいそうで、長野県天然記念物の湿原となっている。
 
居谷里神社があったのでお参りする。
湿原をグルッと回れるようだが他に二人連れの方が見えただけで寂しい感じだったので、
様子だけ見て次に向かう。
 
中綱湖にやってきた。
昨年よりサクラが良く咲いているように感じるが、中央の桜は既に葉桜。
一見してなかなか遅い早いとは言い難い。
 
大きな雲に覆われてしまったので足元のヤマエンゴサクなどを撮る。
 
湖東側に良く咲いているサクラがあったので行ってみるとJR大糸線の電車が通過。
 
東側から西湖岸を見ると割と良い感じに映っていた。
 
青木湖まで行くと一本桜はもう咲き残り、かと思ったがその日の夜「信濃大町なび」を見ると 4/26で8分咲きだと。
あれ。これから咲くのだった? とりあえず上の写真は一本桜となりの桜。
 
この時辛うじて山々が見えていたので、行く予定ではなかった「野平の桜」をやっぱり見に行きたくなった。
予定では南から順に北の方へ上がっていく予定だったが、ここで一気に白馬駅も通り越して一番北へ30分程走る。
野平は標高が高いのでまだ咲いているかも、という期待を持って行ったのだが。。。やはり昨年同様惨敗だった。
 
野平から下りてきてちょうどお昼時間。
ググったら美味しそうなお店が出てきたので寄ってみると駐車場に入れた。
土曜日の昼時に運が良かった。 通常は大変混みあうらしい。(特に夜)
上はオムバーグ定食。 おいしぃ~!! 
ご飯はこれで小盛。(小盛・並盛・大盛あり) 普通の一膳より確実に多い。
 
昼食後、再び少し南に下って「貞麟寺」さんへ。
やはりこちらも樹齢300年のシダレザクラは終わっていた。
 
けれど昨年よりずっと多くのカタクリが咲いていた。
キクザキイチゲもこんなに咲くのかと言う程。
 
ニリンソウも見られた。
 
エンレイソウ
 
 
 
貞麟寺さんのあとは姫川源流自然探勝園へ。
 
前回行かなかった親海湿原(およみしつげん)から周ってみる。
こちらもあまり花は見られなかったが。。。
 
こちらにはミツガシワの花芽が沢山出ており、既に咲いている物も数株見られた。
5月中旬ごろには湿原いっぱいに咲き誇るようなのだが、一度その景色を見てみたい。
 
姫川源流に来てみると、昨年4/9に来た時とはさすがに大違い、
ニリンソウとワサビ?がモリモリに生い茂っていた。
 
ワサビの花
 
キクザキイチゲもまだ咲いていた
 
ポツポツとシラネアオイが咲いていた
 
姫川源流
 
ニリンソウもかなり広範囲で茂っている。
花はこれからが盛りになりそう。
 
15:30近くまで姫川源流にいて「あっ!」と思い出した。
今回は菊池哲男さんのギャラリーに行きたかったのだ。
一応電話で確認すると、4月はこの日から開館で 17:00まで観覧できるとのこと。
 
途中翌日のパンを仕入れに行ったお店が素晴らしかった。
ハード系のパンと説明があったが、ガリガリではなく、皮は固め、内側はモッチリで
翌日山で食べても大変美味しかった。
 
ギャラリーは「和田野の森教会」の中にあり、この門を入ってすぐ右の受付棟?で観覧料を支払った。
冬期は休館で4月はこの日から開館したと話されていたのでラッキーだった。
 
その後、宿に向かう途中、白馬岩岳近くの「伝行山の徹然桜(てつぜんざくら)」
こちらも盛りの時期にはお堂がサクラで囲まれる。
 
徹然桜正面には「塩の道 塩島新田宿」があり、なかなか趣のある通りが続く。(左端ガードレール沿いの道)
この辺りは栂池に行く時に車で通り過ぎてしまうだけだったが、「良い所があるなぁ。」と思った。
 
その趣のある通りからほど近い場所がこの日の宿だった。
窓からの景色が最高だった。
翌日の晴天を祈って日没を見守った。
 
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京都御苑と醍醐寺のシダレザクラ

2024-04-07 16:47:20 | travel
2024年4月1日(月)
京都御苑のシダレザクラ
 
 春の旅行二日目は登山がメインのはずだったが、やはりこの時期京都まで来たら古刹にサクラ、のような景色を拝みたい。 が今年は関東から西日本のソメイヨシノの開花が遅れている。 登る予定の大文字山麓には「蹴上インクライン」「哲学の道」とソメイヨシノの名所が連なるが期待できそうもない。 なので早目に咲くシダレザクラはどうかと調べたらドンピシャな所が見つかった。 ひとつは京都御苑、もうひとつ欲張って京都御苑から電車で30分ほどの醍醐寺、を訪れることに決めた。 さらに京都御苑は入場無料、24時間入場可であることがわかり、ならば京都御苑を早朝に観て、その後醍醐寺に移動し 9:00開門と同時に拝観、午後から大文字山に登っても充分に間に合う、という行程。
 
琵琶湖沿いのホテルを 5:20頃出発すると東の空は良い色。
 
反対側。 山はどこらへんなのかまったくわからない。
 
この飛び出し注意の看板「とびだしとび太くん」は滋賀県生まれだそう。
 
JR膳所駅 5:43 - 5:55 JR京都駅 6:11 京都市営烏丸線 - 6:20 今出川駅
 
京都御苑へ今出川御門より入場し、近衛邸跡のシダレザクラ鑑賞。
HPには各種情報・お知らせと共に桜の開花情報や地図も掲載されておりとても便利。
 
6:30頃からの散策・撮影だが、同じように撮影に来ている方、
ウォーキング、犬の散歩、などの人々と会うものの、
まだまだとても空いている状態で、朝の陽射しの中気持ちよく撮影出来た。
ただ、日影の部分が多いのも確か。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
京都御苑の西側を京都御所に沿って南の方にずっと歩く。
 
奥に京都御所建礼門を望む中央の通路から
 
奥に建礼門
とにかく広くて西側半分しか見ていないが、そろそろ醍醐寺に向かう。
 
境町御門  7:44
ここから東へ京阪神宮丸太町駅に向かう。
 
鴨川を越えるとすぐに神宮丸太町駅。
 
神宮丸太町駅 8:05 - 8:07 三条駅 - 徒歩 - 三条京阪駅(京都市営東西線) 8:17  - 8:35 醍醐駅
 
醍醐寺 9:00
醍醐駅近くのコンビニで少し買い物をし、予定通り9時少し前に醍醐寺に到着したが、
こちらは開門と同時に見学できるよう車、大型バスがどんどんと近くの駐車場に入って行った。
 
こちらのお寺は上写真の総門を入ると「三宝院」「霊宝館」「伽藍」の3エリアに分かれており
それぞれの入り口で拝観券を購入することができる。 春季は3エリア拝観券となり 1,500円。
入場と同時に一番手前の三宝院で拝観券を買う長い列に並んだが、違う場所で買えば少しは空いていたようだ。
 
「醍醐寺」と言えば、豊臣秀吉が行った歴史上有名な花見「醍醐の花見」
それにならい、毎年4月の第2日曜日には「豊太閤花見行列」が開催されるそう。
 
三宝院前 太閤しだれ桜
 
三宝院前 太閤しだれ桜
 
三宝院庭園
 
西大門(仁王門)前の桜
 
清澄宮拝殿横のシダレザクラ
 
清澄宮本殿前のシダレザクラ
 
国宝五重塔前
 
国宝金堂
 
金堂から望む五重塔と桜
 
霊宝館のシダレザクラ
 
霊宝館のシダレザクラ
 
霊宝館 深雪桜
 
人が多く落ち着いて撮影するのは難しかったが、
それでも大変見事、美しい桜を存分に拝むことができた。
今回は時間の都合もあり三宝院内部などを拝見することはできなかったが、
いずれまた訪れてみたいと思った。
 
午後の山登りも気になるのでそろそろ次に向かう。 10:40
 
京都中心部に戻るとまた人が多いだろうと思い、醍醐駅のショッピングビル内でお昼ご飯。
まだ空いていて、美味しくて落ち着けた~。
 
醍醐駅からは京都市営東西線一本で蹴上駅まで 14分。
そこから京都一週トレイルへ。 我ながら良いルート取りだ。
 
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大阪観光のつもりが奈良まで

2024-04-05 23:06:48 | travel
2024年3月31日(日)
大阪城 極楽橋から望む天守閣
 
 春休み、四国へユキワリイチゲなどのお花を見に行こうと思っていた。さらに剣山にも登れればと思っていたのだが。 お花は再終盤な感じ、剣山は3/27くらいでまだ木々に霧氷がついており登山口までの車道が心配。 という事ですっぱり諦め、京都に行ってサクラを見ながら「京都一周トレイル」を歩こう!、という事にした。 「3/27辺りには開花宣言が出るだろう」と言っていたし、週末辺りからは天気が良くなりそうだったので 3/30から2泊3日でゆっくりしてこようと思ったのだが。。。
 
 なんと実際に京都の開花宣言が出たのは3/29。 2~3日で満開にはならないだろうなぁ。。。そして新幹線は取れそうだが宿が取れない! いや、取れないことはないのだが京都1名で調べると一泊 25,000円以上! 例年ならサクラが良い時期で、日本人観光客のみならず、外国人観光客もみんな早々に予約していたんだろうなぁ! で、「大阪なら安いビジネスホテルがいっぱいあるのでは?」と思い調べたがこちらも無し。 さらに大津方面を調べようやく1万円以下の宿を予約できた。 ただ連泊はできず 3/31~4/1の一泊2日。 まぁ、どこにも行けずに悶々としているよりはずっといいや!
 ちなみに、JR京都駅からJR大阪駅もJR大津駅(実際宿泊したのは膳所駅近く)も30分程で行き来でき、本数も少なくはないので便利。
 
 京都に行けることになりやっぱり素通りできないなぁ、と思い出したのが学生時代の同級生。 約5年前の同窓会で会ったきりなのでやはり会いに行こうと。友人が食事のみ希望であればそれでも良いし、どこかを一緒に観光できるなら半日歩いても良し。
 京都到着が 9:44。 そこから在来線で大阪駅へ。 10:30ごろ大阪駅到着ホームで落ち合い、まずはホームのベンチで「今日はどうする?」の話し合い。w 事前に「お昼ご飯を食べながらおしゃべりをして、大阪城が見られればいいや。」という話をしていたのだが、友人は「時間があれば奈良にも行こう!」と。 そんなに回れるのかな? けれど結局大阪城がとても混んでおり天守閣見学を辞めたので、下記のような行程で半日観光。
 
大阪駅着 - 大阪城公園・昼食 - 大阪城天守閣見学取りやめ / 豊國神社参拝 - 玉造稲荷神社参拝 - 近鉄奈良線森ノ宮駅 - 近鉄奈良駅 - 奈良公園・東大寺 - JR奈良駅
 
大阪に滞在すれば京都、奈良、神戸、どこも近くていいなぁ!
 
で、まずはお好み焼きランチ。
11時少し前に並び開店と同時に入り大正解。 出るときには大行列だった。
 
その後大阪城をウォーキングしていた友人のご主人様に挨拶して大阪城天守閣に向かう。
 
極楽橋を渡るとすぐに「豊臣秀頼 淀殿ら自刃の地」の碑を拝む。
「茶々は、ようやりました!」の北川景子さんのきれいで怖いお顔しか出てこない。w
 
NHK「どうする家康」巡礼地巡りは今後も機会があれば訪ねてゆきたいが、
駿府城も岡崎城もすっ飛ばして大阪城に来ちゃったな。
でも、すっ飛ばすと言えば先日訪ねた久能山東照宮は既に家康のお墓だしな。w
 
大阪城周辺もサクラはこの位。
 
日曜日という事もあり大阪城周辺は大変な人出。
天守閣見学の列は「60分待ち」の辺りまで来ていたので今回は取りやめ。
 
石垣に上ると友人が「あれは歴史博物館、隣が大阪府警察本部。」と教えてくれた。
写真左の方に鳥居が見えるが、そこが豊國神社。
そう言えば豊臣秀吉時代の石垣が発見されており、大阪の皆さんは湧いているらしい。
友人のご主人様によると、やはり大阪の人は豊臣びいきだ、と。
 
「向こうに見える山はたぶん生駒山。」という事で、そのうちに行かなきゃな。
 
「豊臣秀吉公」「豊臣秀頼公」「豊臣秀長卿」を御祭神とする神社、だそう。
 
この後森ノ宮駅方面に歩いてゆく。
大阪城公園は本当に広く、たくさんの人が家族連れで休日を過ごしているのでビックリ。
官庁街にある皇居近辺とはずいぶん雰囲気が違う。
 
友人の家もそこから歩いて行けるので、ちょっと寄らせてもらう。
 
友人宅へ寄る前に、近くだからと「玉造稲荷神社」へ。
 
こちらには豊臣秀頼公の像が。
 
こちらは「胞衣塚大明神(よなづかだいみょうじん)」といい、
秀頼公と母・淀殿を結ぶ胞衣(卵膜、胎盤など)が鎮められているそう。
「胞衣は、母の体から共に生まれ出だしたものゆえ、
当時では特に神聖なものとして、また秀頼公の「分身」として扱われた。」のだそう。
 
こちらの鳥居は「秀頼公奉納鳥居」で、
「元は本殿正面に位置したが、阪神大震災により一部損傷を受け、
上部、脚部に分け現在の場所で保存。」と神社HPには書かれているが、
境内の案内板には「大坂夏の陣、また第二次世界大戦と二つの戦火を乗り越え」
という説明もあり、歴史や自然災害の恐ろしさ、なども感じるものがあった。
 
もう少し歩くと「真田丸跡」などもあったようだが、
時間も時間なので友人宅で一休みしてから近鉄奈良線森ノ宮駅から奈良へ。
 
奈良に到着したのが 15:00ごろ。 奈良公園、東大寺へは20分ほど歩く。
途中奈良国立博物館前辺りでシカさん休憩中。
というか、この時間だと皆さんもうお腹いっぱいらしく、だれも観光客を追いかけたりしない。
 
近鉄奈良線森ノ宮駅から奈良へ。
 
東大寺に行く前にコーヒーブレイク。
なんてしていると16:00頃になってしまい、「あれ?東大寺 16:00に閉まっちゃう!?」
 
大丈夫。
この時期「大仏殿」は 17:30まで。 ありがたや~。
 
大仏殿
 
大きいとわかってはいてもビックリするほど大きい。
とは言え、多分最初に訪れたのは中3の修学旅行。
次が娘たちがまだ中学、小学生のころ。
そして今回が3回目?
 
盧舎那(るしゃな)仏もしくは毘盧遮那(びるしゃな/ヴァイローチャナ)仏
何とも言えない大きさと荘厳な雰囲気。
 
奈良時代にこれだけの大仏さまが造られたという事が信じがたい。
 
大仏殿を拝観し、その後JR奈良駅まで歩き友人と別れ、京都~膳所駅と乗り継いで宿泊のホテルへ。
ちなみに膳所駅は「ぜぜえき」と読む。
昼から夕方遅くまで、しかも大阪から奈良まで案内してくれた友人には感謝だ。
積もる話もたくさんできて本当に楽しかった~!!
 
膳所駅からホテルまでは徒歩15分程。 琵琶湖沿いの良いホテルだった。
昨年鈴鹿山脈の山に登った時にあまり見えなかった琵琶湖をついに目の前で見られて感激。
 
翌日、当初の予定では「京都一周トレイル」の大文字山に登った後、観光しようと思っていたのだが、
シダレザクラが満開らしい場所を見つけ、早朝人が少ない時間に二か所見た後、午後から山に登ることにした。
翌日も楽しみだ。
 
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姉と初冬の旅行 #4 合掌造りの里 白川郷

2023-12-01 15:06:40 | travel
2023年11月21日(火)
白川郷 合掌造りの家
 
 五箇山の合掌造り集落散策を終え、白川郷に向かう。 前回書き忘れたが、五箇山と白川郷の集落を合わせて世界遺産として登録されているが、五箇山は富山県、白川郷は岐阜県にある。 時間短縮のため高速道路でひとつ戻り、白川郷ICで下りる。 五箇山ではおやつも食べたが、そこを出発したのは既に12時過ぎだったのでまずはお昼ご飯を頂く。
 
白川郷IC近くにある「道の駅 白川郷」にてお昼ご飯。
きつねそばと飛騨牛ごはん。
きつねそばのお揚げは白川郷で作った油揚げとのことだが、
がんもどきのような肉厚でいて、厚揚げのような豆腐感があり、それでも油揚げ、という感じ。w
 
白川郷に到着。(13:46)
上記サイトを拝見すると白川郷も3つのエリアがあるようだが、私たちは世界遺産エリアのみ散策。
世界遺産エリアだけを知る場合、駐車場や建物の説明等は「白川村世界遺産エリア」のページがわかりやすい。
地図で全体像を見るにはこのような地図があった。
まずは、せせらぎ公園駐車場に駐車後、であい橋を渡って合掌造りの世界遺産エリアへ。
 
時間も時間なので、このエリアを高台から一望できる展望台へ行こうと歩いているのだが、
途中良い景色があるとどうしても写真を撮ってしまう。
 
こちらはお宿のようだ。
白川郷世界遺産エリアは散策範囲が広く、茅葺屋根のお宅もとても多いし、そうでないお宅も多い。
訪ねて来る観光客も多く、多くのお宅がお宿、お店、資料館のようになっているので商業的な感じもあるが活気もある。
高台の展望台(荻町城址展望台・天守閣展望台)に行くためシャトルバス(200円)も営業している。
 
シャトルバスで展望台までやって来た。
白川郷も観光客はほぼ外国人。
平日なので?激混みと言う程ではないが、多くの観光客でにぎわっていた。
 
展望台での撮影後は徒歩で道路を下り再び合掌造りの里の中へ。
 
建物を拝見し、撮影もしたい、お土産屋さんも見て回りたいが、
エリアが広いので相当な時間をかけないと全てを散策することはできない。
 
五箇山も見てこちらも見学するにはかなり計画的に
サッサと行動しなければ回りきることはできない、という事がわかった。
私たちは今回初めてなので、白川郷はサッと見学程度になってしまったが、
それでも色々見られたと思う。
 
集落の中では建物の雪囲いや木々の雪吊りも始まっていた。
 
お寺。 鐘撞堂も茅葺屋根。
 
これで田んぼに水が張っている時期、桜の時期、雪の季節、
などフォトジェニックなシーズンならもっと時間がかかっただろう。
今回は紅葉の名残、くらいのシーズンではあったが、それでも充分美しく、
お店巡りなども大変楽しかった。 できる事ならまた違う季節に訪れてみたい。
 
五箇山、白川郷の合掌造りの里の散策も終え、後は長い距離を自宅に帰るのみ。
帰宅も高速道路でいったん高山に戻り、そこから一般道で安房トンネルを越え松本に至り、中央高速道路に向かうという道のり。
「山が見れなかったのは心残りだね。」などと話していると。。。
 
なんと! 向かってゆく方向にアーベントロートに輝く大きな雪の山並みが目に飛び込んできた!
姉とふたりで「えぇぇーっ!?」と叫んでしまった。w
実は、朝の景色が拝めなかった「アルプス展望公園スカイパーク」に「一応帰りも寄ってみる?」という話をしており、
「けれど時間が遅くなってしまったのでもう行っても良い景色は見えないね。」と言っていたところだったのだ。
高速から山が見えた地点から公園までは少なくともあと20分は走らなくてはならない。
が、「アーベントロートは無理でもとにかく公園に行こう!」
と即決したことは言うまでもない。w
 
そして。。。
 
乗鞍岳と高山市街地
 
双六岳  笠ヶ岳  槍ヶ岳  穂高連峰  焼岳
 
黒部五郎岳  双六岳  笠ヶ岳  槍ヶ岳
 
ようやく雄大な山の景色も拝めた!
 
 白山を拝めなかったことが残念だがそれはいずれまた、のお楽しみ。 結構長距離を走ったのだが、姉と二人だったり、よく食べ良く寝たせいで苦に感じる事はひとつもなく、何もかも本当に楽しい旅行だった。 山登りはもちろん楽しいのだが、今回は山に登っていては見られない景色、できない体験もでき、日本も良い所が沢山あるなぁ、と再認識した。 姉と一緒にまたどこかに行くことが楽しみだ。 
 
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姉と初冬の旅行 #3 合掌造りの里 五箇山

2023-11-29 09:27:53 | travel
2023年11月21日(火)
五箇山菅沼集落の合掌造り
 
 旅行最終日3日目、11/21。 前日見た天気予報では朝から夕方まで「快晴」マークがついていた。 旅行前の計画で天気の良い朝か夕方に高山市にある「アルプス展望公園スカイパーク」から北アルプスを望めると良いね、と姉と話していた。 実際前日には下調べでこの公園に立ち寄っていた。 日本中の広範囲で「快晴」が約束されたこの朝、私たちは 6:30過ぎの日の出を目指して出かけたのだが外に出るとなんと濃霧。 それでも公園に行き日の出時刻まで待っていたが深い霧は晴れなかった。 こちらに来てから高山、郡上八幡とアルプスや白山など見たい山の近くにはいるのだろうが、見れていない。 少々がっかりだが、今回は山が目的ではない。 気を取り直して合掌造りの里へ向かう。 まずは前日と同じ東海北陸自動車道を富山方面へ、五箇山ICに向かう。 幸いなことに五箇山ICに到着するころには空は晴れ渡っていた。
 
8:00過ぎ、五箇山の菅沼集落に到着。
 
 五箇山は白川郷と共に世界文化遺産に登録されている。 ただ、五箇山とは40の小さな集落の総称で、世界文化遺産として登録されているのはそのうちの「菅沼(すがぬま)」「相倉(あいのくら)」の2集落。 世界遺産に登録されていない集落にも「国指定重要文化財」の建物があったり、歴史的に重要な建物、文化が残されている。 こちら「国指定重要文化財 村上家」のHPに掲載されている「五箇山観光マップ」を見ると、五箇山の大体の様子がわかる。
 私たちはまず高速道路から一番近く、集落としても大きな「菅沼集落」を見学。 実際に人が住んでいる集落なので早朝・夜間の立ち入り、散策はご遠慮くださいとなっている。 駐車場の開く 8:00頃に到着。 上写真の中央にある駐車場は有料で500円。 国道は集落より高い位置にあるので国道から集落全体を見下ろす画像が撮れるのだが、この時間谷あいにある集落は全て影の中。 陽が射すまで集落を散策することにした。 駐車場にはエレベーター完備で集落まで下りられる。 下りた先はトンネル内で左の「合掌の里」と右の「合掌造り集落」の2区画に分けられている。
 
最初に左へ。
 
トンネルを出た先の建物が茅の吹き替えを行っていた。
こういう維持がなければ途絶えてしまう文化だ。
 
こちらの建物はなんとトイレ。
中は立派な近代的なトイレだった。
こちら側はあまり人が住んでいないのか、生活感が見られず寂しい感じ。
サッと見てトンネル右方面へ。
 
段々陽が当たってきて良い風景になってきた。
畑で働く人の姿も。
背後の山にはまだ紅葉も見られ、彩りも合って良かった。
なるべく陽の当たっている場所を撮影して歩く。
 
こちら左は五箇山民俗館。
 
民俗館の先、写真左の建物は「塩硝の館」
 
庄川沿いにある「神明社」
 
お参りをした後、「塩硝の館」と「民俗館」は有料だが内部に入れるのでちょっと勉強に行く。
 
 
 「塩硝の館」では「塩硝」についてガイドの方がお話してくれる。 「塩硝」とは火薬の原料となるもの。 土地が少なく米を作れなかったこの地域では合掌造りの家屋屋根裏で養蚕を行なったり、紙漉きを行って収入を得ていた。 この養蚕で出る蚕の糞や特定の草を囲炉裏の近くに掘った穴に埋め、数年かけて「塩硝」を作ることができるようになった。 いったいどんなことからこのような方法に至ったのか。 これが16世紀半ばごろから行われていたというのだから驚きだ。 武器に使える火薬の製造は加賀藩の奨励と援助を受け、他に漏れぬよう人の目の届かない山奥で管理することも都合が良かったようだ。 というわけで、火縄銃でポーズ。
 
「民俗館」には生活に使われた様々な物が展示されている。
こちらにもガイドさんがいて主な事柄を説明してくれる。
特に五箇山発祥の民謡「こきりこ」を歌いながら、こきりことササラを演奏したり、
私たちにも演奏させてくれたりと、楽しい時間を過ごせた。
姉がもっているのがササラ。 シャキッと音を出すのは難しい。
こきりこは民謡通り七寸五分の竹の棒の楽器。
 
屋根を支える梁が曲がっており、強度を増している。
何とこの曲がった梁は根曲がりの木を使っているのだそう。
 
急なハシゴのような階段を上った2階も展示品でいっぱいだが、
かつてはこの2階部分で養蚕が行われていた。
 
随分長いこと見学を楽しんでいたら 10:30頃。
ツアー客も入ってきて、お土産屋さん、食べ物屋さんも営業開始していた。
 
陽当たりも随分良くなってきた。
 
お腹もすいたのでちょっとおやつ休憩。
五平餅、五箇山豆腐、栃餅入りぜんざい。
 
だいぶ陽が上ったが、それでも集落の半分くらいは日影の中。
 
どうやら冬場は集落全部が日なたになることはないのかもしれない。
 
駐車場に戻り、集落全体を撮りたかったがこれが限界。
 
隣の上梨地区に来てみた。国指定重要文化財の村上家。
内部を見学できるのだが、この日はお休み。
 
こちらは民宿。 合掌造りの宿もあちこちにある。
 
上梨白山宮 本殿(国指定重要文化財)
富山県内最古の木造建築物
 
 時間は 12:00 を過ぎてしまったので、白川郷に向かう。
 
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