
2022年12月19日(月)
高尾山の氷華(シモバシラ)
見ごろのシモバシラを見たいと思いながら、ここのところ数年1月に入るとすでに遅し、という事が続いていた。 「今年こそ12月中に行こう!」と思っていたところこの週は冷え込みそうだし、シモバシラのレポも拝見するようになった。 当初違う山を計画していたが、この週の月曜日は姉の仕事が休み、しかももう一度違うルートで高尾山に登りたい、と言うので高尾山に決定。 実は私も高尾山のシモバシラはまだ見たことがない。 ちゃんと発見できるよう、下調べをしっかりして出発!

前回は6号路から登ったが、今回は蛇滝口から。(蛇滝口発 8:29)
駐車場から蛇滝口までは平坦なトレイルだが、特に蛇滝からは急登が続く。
「人生で一番の急登だ。」と言いながら姉も頑張る。

登りきるとロープウェイ山頂駅近く。(9:36)
少し霞んでいるが良い展望。
中央少し左の高いビル群が横浜、一番奥に見える山並みは房総半島だ。

1号路で薬王院に向かうトレイルではまだ紅葉が鮮やか。

1号路を歩けば山頂まで土を踏まずに到着してしまう。

薬王院境内にも紅葉。

本日もありがとうございます。(10:18)

薬王院からの階段が嫌だな、と言っていた姉も難なく登頂!(10:40)
紅葉もほぼ終了の平日なのでこの日は並ばず記念撮影。
この時期高尾山からは夕日のダイヤモンド富士が見られるので、夕方ころからが混むのだろう。

富士山もすっきり見え、良い天気!
日向は割と暖かく、日影はそこそこの冷え込み。
シモバシラ見られるかな?、と思うほど。
景色などを撮ってからお茶屋さんで温かいとろろ蕎麦を頂いた。
その後もみじ台へ。

もみじ台からの丹沢山塊。

もみじ台から少し下りると、既に富士山は雲に巻かれていた。

この日、姉には標高差、距離をさらに伸ばしてもらうべく、小仏城山まで歩く。
高尾山からはいったん急降下。
この先「もう歩けない」と言われてもこの坂を上り返して高尾山に戻るか、
城山まで登ってもらうしかない。(途中日影に下山する林道は通れるのか未確認のため)
まぁ、ゆっくり歩いて城山まで踏破しましょう。

一丁平展望台のテーブル付きベンチで充実のおやつ休憩。
食べたら歩く。 しっかりカロリー消費。
城山までの長い上りも無事歩き切り。

小仏城山山頂と~ちゃく! (13:22)
高尾山越しの都心方面はまだまだ展望良く、うっすら筑波山も拝むことができた。
ここまで歩けて姉も喜びひとしお! やればできるね~。

ここまでの間でこの日の目的、シモバシラもしっかり見ることができた。
今まで少し溶けて透き通るようなシモバシラしか見たことがなかったが、
この日の物はしっかり凍り、とてもきめ細かな綿菓子のようなシモバシラだった。
茎の内部から水分が吹き出し凍った様子が、
茎の外側の皮がはがれていることでよくわかる。


良い状態で見ることができ、本当に良かった。

小仏城山まで上った後は小仏峠から下山。
この下りも激下り、しかも霜が解け始めて滑りやすく難所である。
が、ゆっくり慎重に下り、展望の良いベンチで一休み。

小仏峠到着。(14:23)
ここからバス停までの下り、歩き始めた当初は私も案外長いと感じた。 途中から舗装路になるが、時間を見るとギリギリ 15:10のバスに乗れそう。 けれど本当にギリギリ。 姉に走る体力が残っているとは思えないので、私が様子見に少し走ると姉がついてきたのでそのまま走る。 なんと 15:10のバスに間に合った。 姉、よくやった!w
今回は期待していたシモバシラが見られ、姉にも見てもらうことができて本当に良かった。 そして姉が小仏城山まで歩くことができ、軽快な歩き(走り?)を見せたことも驚き、感動だった。w またレベルアップした山行を共に楽しみたいと思う。