out of curiosity #3

ブログを始めて14年目。
カメラを抱えて世界中の山に出没したい~!

御岳山~ロックガーデン

2024-08-29 11:58:26 | 山登り in 東京都
2024年8月19日(月)
御岳山 レンゲショウマ
 
 天気が安定しないので近場のお山に行ってきた。 御岳山のレンゲショウマがたくさん咲きそろってきたようだし、ミヤマウズラも見られるかもしれない。 ただ午後になると雨の可能性があるので早目出発・終了で。
 
7:30発のケーブルカーに乗り御岳平へ。
朝は天気が良いはずだったがそうでもない。
蒸し暑さ 100%だが、ジリジリ照り付けるよりはいいか。
 
まずは富士峰園地でレンゲショウマ。
 
たくさん咲いてはいるが、一面の花という感じでもない。
富士峰園地周辺を1時間半ほどウロウロしたら、御嶽神社へ向かう。
 
富士峰園地のリフト駅から。
少し見通しが良くなったかな。 駅の下は畑。w
 
リフト駅隣には今年6月からオープンした展望ブランコ、
1回(2分30秒 / 2名まで乗車可) 500円。
身長 110cm未満、体重 130kg を越える方は乗車不可。
 
シュウカイドウ
なんだかんだ言って、御師集落の舗装された坂道が一番急登。
 
レンゲショウマにツルニンジンが絡みついていた
 
武蔵御嶽神社 (9:56)
今年の夏の遠征報告とお守りいただいたお礼を。
 
大口真神様と奥の院にも手を合わせる。
奥の院の山肌、ナラ枯れがひどくなり真っ赤だ。
何とかしないのかなぁ。。。
 
マツカゼソウ
 
台風が来たので水が多すぎて歩けなかったらどうしよう、
と思いながらも七代の滝に向かう。
 
七代の滝 (10:32)
通常と変わらず歩けて良かった。 水量も特別多くはない。
 
タマガワホトトギスはほぼ終了
 
ロックガーデンの水もひどく多くはなかった。
 
やはり谷底、水辺のトレイルはひんやり気持ちが良い。
 
 
 
綾広の滝 (11:23)
この後、綾広の滝の上の東屋でランチ休憩
 
芥場峠 (12:20)
奥の院まで歩く予定だったが花も展望も期待できないので登る気力が失せ、この日はここで終了。
雨が降ったり、雷が鳴ってもイヤなので。
せめて距離だけは歩こうと、下山はケーブルカーを使わず。
 
この日見た花をもう少し。
 
イワタバコがまだ数輪見られた
 
ミヤマウズラ
 
 
 
ハエドクソウ
 
ヌスビトハギ?
 
アオフタバラン
この時期では遅いがお花が少し残っていた
 
アオフタバラン
 
ハグロソウ
 
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三俣山荘を訪ねる #6 ~鏡平山荘から新穂高温泉へ下山~

2024-08-23 14:57:15 | 山登り in 他エリア
2024年8月8日(木)
鏡池から槍ヶ岳~穂高連峰を望む (4:42)
 
 北アルプス最深部方面を歩いたこの山行もいよいよ最終日。 弓折乗越を越え鏡平山荘まで下って来ているので、もう北アルプス最深部という雰囲気はないのだが、家に戻るまで気を引き締めて。
 最終日は天気も良く、鏡池からはクリアな槍ヶ岳~穂高連峰を望むことができた。 ただ夜明け前に空が焼けることもなかった。
 
5:00  朝食
美味しく朝食を頂きながら窓から外を見ると、この時間に樅沢岳辺りにかかった雲がきれいな桃色に染まっていた。
ありゃりゃ。 こんなもんだ。
 
5:15
ご飯を食べ終えて山荘前から一枚。 もう桃色ではないけど。
右の方に一応槍ヶ岳が写っている。
 
 支度を整え、6:00ごろ山荘を出発。
最終日も鏡平山荘さんの強力乾燥室で、すっかり乾いた衣類で出かけられるのはありがたい。 
 
熊の踊り場ではサラシナショウマが見られた。
快調に下っていると団体さんを追い越してしまったりして、
その後立ち止まるのも申し訳ないのでどんどん下ってしまった。
 
シシウドヶ原辺りから (6:31)
この日も笠ヶ岳方面は雲の中
 
イタドリヶ原辺りからの眺め (6:46)
 
秩父沢に近づくと、焼岳が見えてきた (7:01)
 
そして秩父沢  (7:21)
下りもここで休憩。 手持ちのペットボトル全てに新鮮な水を汲んでお持ち帰り。
家に帰ってもしばらくは秩父沢のお水でコーヒーを飲む♪
 
きれいだったなぁ~。
 
また行きたいなぁ~、と何度も振り返りながら。
 
小池新道入口まで下山してきた。 林道の橋から一枚。(8:06)
一番奥、右のピークが弓折岳らしい。 ということはそこから右に下がった所が弓折乗越。
空も青く本当に名残惜しいが、家も恋しくなってきてどんどん進む。
 
オカトラノオがたくさん咲いていた。
左俣林道がやっぱり長い。
 
わさび平小屋到着。 帰りも特に何も買わず休憩のみ。 (8:32)
そうめんとか美味しそうだけど、まだお昼ご飯には早いし。
わさび平小屋の向かいにはこんな沢が流れていた。
 
「あ~、暑いな~、長いな~。」と歩いていると。。。
 
ヘリコプターが降りてきた!
朝から何度も山へ往復しているのを見ていたが、ここから物資を運んでいたのか。
ご苦労様です!!
 
ようやく新穂高温泉に到着。 (9:45)
駐車場へまっすぐ行かず、帰路は左岸、「新穂高ロープウェイ」の方へやって来た。
本当はコーヒーとかソフトクリームとかないかな、と思っての寄り道だったが、
建物の外はこんなにさっぱりしていてスタンドや出店などはない。
建物の中ならあったもよう。 お預けだ~。
 
という事で、ここからさらに歩き 10:02 無事マイカーに到着。 ホッとした~。
新穂高温泉(駐車場)⇔鏡平山荘
往路 6:42
復路 4:10
 
その後喜び勇んで温泉へ!
ロープウェイから戻る途中、駐車場に車がほぼいなかったので空いていると思い寄った。
食堂やお休みどころなどもありお湯もとても良かった!
私が入った時には2人くらいしか先客がおらず快適だったが、露天風呂から戻ると内湯の洗い場には
身体を洗いたい人が行列していた! ちょっとこじんまりした良い雰囲気のお風呂なので。
その時間には食堂にも人がいっぱいだった。
 
結局コーヒー、ソフトクリームは平湯のバスターミナルにある「アルプス街道平湯」まで我慢。
コンビニないし、車でサッと入れそうな所もなかったので。
ソフトクリームはパイナップルソフト。 外に出てきたらすぐに溶ける~。
 
お昼ご飯は往きにも寄った松本市の「風穴の里」
ここ、風穴が見れたり、お蕎麦も美味しいし、お勧め!
 
さらに松本市波田はスイカの産地なので、スイカ1玉をお土産に買ってきた!
スイカを丸々買うなんて、何年ぶり? お姉さんがポンポンッとして選んでくれた。w
燕岳の合戦小屋でも提供される波田のスイカ、本当に甘くて美味しかった~!!
 
 念願かなって訪れてきた北アルプス最深部方面。 水晶岳まで登りたかった、雲ノ平も行ってみたい、と思う所は色々あるが、何より無事行って戻ることができて良かった。
 計画をたて、最低3泊4日は必要となり、4日間ずっと晴れそうな期間を探っていたが、それより大変だったのは4日間希望通りの山荘を予約する事。 まずは三俣山荘を訪れたかったのでそこが基準となるのだが、前後の山荘をどう予約できるのか。 今回は1日目、3日目に鏡平山荘が予約出来、それはそれで良かったこともたくさんあるのだが、もし3日目に双六小屋が予約出来たら、2日目に水晶小屋が予約出来たら、などなど。。。
 天候も本当に直前まで雨の中を歩くこと覚悟で、もしくは予約をすべてキャンセルすることも考えていたが、偶然にも出発前日辺りから良い方向に転じ、結局のところ自分が歩いている間は一度も雨に当たらなかった。 最近よく出ているクマを見ることもなく、ライチョウには会えた。 前にも書いたが、少し歩き足りないこともあったが、おかげで充分休むことができ快調に過ごすことができた。 今回の山行中一度も鎮痛剤を飲まなかった。 実はこんなことは初めてだ。 YAMAPのお知らせなどを見ていると「疲労により行動不能」などの遭難事例をよく見かけるが、やっぱりそれは避けたい。
 
 行くには行ったが、そこが自分にとってどんなに遠い所かもよくわかった。 行けばそこから見えるあちらの山からこちらの山まで、皆行ってみたくなってしまう。 今回のように日にちをかければどこまででも行けそうだが、そこまで自由な時間があるわけではない。 体力も足りないだろう。 日頃家では当たり前にできる事ができない環境に居続ける気力を維持することも案外大変だと今回感じた。 けれど、その様なことを何とかして、また行きたいなぁ。 でも行けるのはまた来年だなぁ、などと性懲りもなく思っている。 おしまい。
 
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三俣山荘を訪ねる #5 ~三俣山荘から鏡平山荘へ~

2024-08-21 22:05:51 | 山登り in 他エリア
2024年8月7日(水)
鷲羽岳を登り終え、三俣山荘でコーヒーブレイクしたら鏡平山荘へ向け出発。(9:30)
まずは三俣蓮華岳下の巻道分岐までCT40分登る。
途中振り返ると水晶岳、見えている。(;^ω^)
 
更に登ると祖父岳の左に見えるのは薬師岳!
 
薬師岳も行きたいなぁ~。 北アルプスの貴婦人。
 
三俣蓮華岳もスッキリ青空に映えて美しい。
 
双六小屋近くまで行く巻道は写真上の方の台状に張り出した部分にある。
 
10:29
ようやく巻道分岐まで来た。
 
巻道近辺、特に山側斜面にはお花がいっぱいだ。
まだチングルマも咲いていた。
 
お花がいっぱい
 
本当にきれい!
 
前日はあの上の稜線を歩いていた。
 
ミヤマリンドウ
 
巻道はCT 1:25。 甘く見ていた気持ちもあり、なんだかいつまで経っても着かない。
写真右に見えるトレイルをず~っと写真左の方へまだまだ歩かなければならない。
稜線をまっすぐ進むのではなく、山ひだを拾ってゆくしアップダウンもある。
少し気持ちが焦って心配になってきた。
 
とは言え、焦っても仕方がないのでお花を見ながら。
 
クルマユリが花盛り。
 
ミヤマカラマツ   ミヤマキンポウゲ
 
お花の斜面のずっと奥は燕岳辺りだと思う。
 
たくさんのハクサンフウロ
 
そしてやっぱり登る~。 しかも岩~。
 
ミヤマバイケイソウ
 
うわぁぁ。 タニギキョウがいっぱい咲いてる!
 
鷲羽岳が随分遠くなった。
 
シャンデリアのようなクルマユリ
 
12:17
ようやく双六小屋上の分岐に着いた。
花を撮ったりしたが、せっせと歩いたつもりでもCTより30分くらい遅かった。
そんなに遅かったのかぁ。。。ちょっとがっかり。
 
気を取り直して、双六小屋に向かう。
 
12:43
お腹もすいたので双六小屋の五目ラーメン(1,200円)を頂いた。
「汁は残しちゃダメですよね?」と伺うと、「大丈夫ですよ!」と言って下さったのでこれにした。
汁もの麺類、ありがたい~。 美味しかった!
 
美味しい物もいただいて、良く休んだが、双六小屋から弓折乗越は上り基調。
「あ~、こんなに登るのだっけ?」と少し心折れつつ、「あと少し!」と唱えながら歩き続ける。
双六小屋から弓折乗越までも 1:20。 1:20って長いんだな。
 
鏡平山荘が見えた!
 
ハクサンフウロ
 
ミヤマアキノキリンソウ  エゾシオガマ
それでもYAMAPによると弓折乗越まではほぼCTで到着できた。
前日「きついなぁ~。」と思いながら登ってきた弓折乗越までのトレイルを下ってゆく。
 
鏡平山荘には 14:59到着。 17:00夕食。
連泊するとメニューが違うようだが、私は一日置いての再宿泊だったので、夕食内容は前回と同じ。
でも美味しいから大丈夫。 完食! 
到着時に「お帰りなさいですね?!」と言われてうれしかった。
 
 鷲羽岳とコーヒブレイクだけで三俣を離れ、もっと余裕で鏡平に着くつもりだったが、そうも行かなかい事がよくわかり、ちょっとガッカリしたり、北アルプス最深部の深さをまた思い知らされた。
 
 あと1時間遅くても問題はなかっただろうが、自分的には15:00到着でギリギリという感覚だった。 山小屋はどこも 17:00夕食開始だ。 その前にチェックイン、寝床に案内され、荷物を整えて、手、顔、身体を洗ったり拭いたり、着替えをしたり、また汚れ物を乾燥室に干したり、ザックに詰めたり。 そんな時に洗面所や更衣室、乾燥室が順番待ちの場合も往々にしてある。 その後ゆっくり座って休む時間がないと、ただただ焦ったり、慌ただしい思いで疲れが取りきれず食事が喉を通らなかったり、眠れなくなったりもする。
 今回毎日少し歩き足りないようなルートで、午後早めの小屋着、というスケジュールはそんな事を回避するためにも良かったと感じていた。 本当はもう少し無理して遠くまで行きたいという気持ちもあったが、幸い(?)山小屋も予約できなかったし、自分の足にも自信がなかったのでそうしなかった。 特に今回は初めてのエリアだったので、このスケジュールが自分には最適だったと本当に感じていた。 まぁ、正直なことを言えばこのスケジュールでも日々少しずつストレスがたまってゆく面も感じていた。
 そうとは言え山での最後の夜。 やはり離れがたい気持ちと、また来たい気持ちと、あとはサッサと下って早く温泉入りたい!、という気持ちで床に就いた。 つづく。
 
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三俣山荘を訪ねる #4 ~鷲羽岳へ~

2024-08-21 09:58:30 | 山登り in 他エリア
2024年8月7日(水)
三俣山荘前 ハイマツ奥の展望台から槍ヶ岳方面を望む
槍ヶ岳左方下ったギザギザの辺りが独標、さらに左方奥に常念岳の山頂が少し出ている。
さらに左の端正な円錐形が大天井岳。
 
 前日無事三俣山荘までやって来た。 2日かけてここまで来たが、3日目のこの日中には鏡平山荘まで下山しなくてはならない。 ここまで来たら鷲羽岳を越えて水晶岳まで、もしくは雲ノ平まで足を延ばしたい所だが、鏡平まで戻ることを考えるとそれは私には無理な話だ。 前日の夜他の人の助言で、鏡平山荘をキャンセルし、もう一泊三俣山荘に泊れば軽い荷物で水晶岳まで行って戻り、翌日早朝に三俣山荘を出発して新穂高温泉まで下れる、とも言われたのだが(三俣山荘に宿泊の余裕はあるようだった)。。。そうする勇気は出なかった。 それに今回は初めての三俣山荘泊。 朝食のイノシシのソーセージもいただきたい。(お弁当には入らないのだそう) 今回は無理せず鷲羽岳一座を登り、山荘に戻って時間があれば黒部源流碑まで下りて戻り鏡平に向かう、という事にした。
 
4:28
早起きをする必要はなかったのだが、4:00前に目が覚め着替えなどして外をウロウロ。
鷲羽岳方面。 それ程焼けなかった。
 
4:42
槍ヶ岳方面は大きな雲。 この日の予報は良かったが、やっぱり雲に巻かれるのかな。
 
5:00
朝食。 楽しみにしていたイノシシのソーセージ、ヒヨコマメのマッシュ、
さらにお味噌汁は具だくさんの豚汁のような感じで、全て大変美味しかった!
三俣山荘のジビエ(シカ、イノシシ)は高山植物などの動物による食害、それにより処分される動物が
ただ処分されるだけに終わることに問題を感じ、提供されるメニューだ。
山荘滞在中、その様なお話や、登山道修復改善、伊藤新道、三俣山荘の歴史、などのお話を聞いてみたかったが、
皆さん忙しそうだったので、「三俣山荘トレイルワークス」のチラシと、チャリティーの手ぬぐいを購入した。
 
5:40ごろ、鷲羽岳に向け出発。
この山頂への稜線は長野県、富山県の県境だ。
 
途中伊藤新道への分岐。
もう吊橋が損傷してしまったらしい。
 
しばらく登って振り返ると双六岳~三俣蓮華岳も雲の中。
鷲羽岳から今回行けない水晶岳を拝みたいが、やっぱり雲の中に入るかなぁ。
などと思いながら登っていると、「クー、クー。」という声が。
 
ライチョウさんだー!
 
お母さんと子供が4羽いた。 うれしい!!
 
動画もどうぞ。
 
やはり山頂方面が雲に巻かれてきた。
登る斜面はこのようにザレたようなトレイルだったり、岩を登るような場所も少し。
 
結構急登。 三俣蓮華岳方面も全く見えなくなった。
 
岩が大きくなってきて「もうすぐ山頂かな。」と見上げるも、もう少し登りそう。
 
このような斜面を踏み跡や印を探しながら慎重に進む。
登りきって山頂への稜線に出たかな、と言うところで。。。
 
雲がサァ~と流れたかと思うと槍ヶ岳の姿と、眼下に鷲羽池が!
 
おぉぉ~! 見られて良かった!! 美しい~!!
 
7:03
鷲羽岳山頂と~ちゃくっ!
山頂付近に来るとちょうど二人の男性が「今だ~!」と槍ヶ岳を背景に写真を撮っていたので、
「私もお願いできますか!」と押し掛けた。w
すると、男性「こっち、こっち! ブロッケン!」 私「えーーーっ!?」
 
ブロッケンだー! 初めて見た!
 
展望は拝めなかったが、こんな珍しいものに出会えた。
 
そして山頂標識。
 
その後しばらく雲の様子を見るも水晶岳方面は見えそうにないので下山することにした。
 
7:16  残念だが、鏡平山荘への下山も心配なので。
また来れるといいなぁ。 今度は水晶岳まで行きたいなぁ。
 
下山も慎重に。
 
下山途中、右手奥に雲がかかっている中に黒部五郎岳、赤木岳、北ノ俣岳など
手前右の大きいのが祖父岳。 斜面左の方に雲ノ平へ登ってゆくトレイルが見える。
そのトレイル麓辺りが黒部源流碑だろう。
 
更に下ってゆくと、黒部五郎岳のカールが見えてきた。
あちらも行ってみたいなぁ。 お花が沢山見られるのだそう。
 
正面を見ると、双六岳~三俣蓮華岳の雲も取れていた。
なので、鷲羽岳山頂で撮れなかった動画をここでどうぞ。
 
 
更に下って、喫茶室のお姉さんがクルマユリが沢山きれいに咲いていると教えてくれたので、
伊藤新道を少し下ってみた。
咲いていたのだが、みんな谷の方を向いていたので写真は撮らなかった。
もう少し先に行くと登山道両側にたくさん咲いていたようだ。
 
三俣山荘には8:30頃に戻った。 荷物を軽くして鷲羽岳まで行けたのは本当に良かった。
だが、鏡平山荘へ余裕をもって下山するには 10:00前に出発した方が良いと思い、
黒部源流碑まで行くのはヤメにした。 ピークには行かないが、この日はまだまだ歩くのだ。
預けていた荷物をザックに詰めたりいろいろして。。。
 
ケーキセットで三俣山荘は終了。w
 
三俣山荘二階の食堂から。
 
 素晴らしい眺めのこの地に来てあちこち歩き回りたいのは山々だが、今回のこの時間の範囲では自分には限りがあった。 行けないけれど、豊かな香りのコーヒーを頂きながら贅沢に眺めるだけ、もまた良い過ごし方だと思った。
 「黒部の山賊」のほんの入り口にまでしか到達できなかった。 「オーイ」という呼び声が聞こえなくて良かったな。 カッパがでなくて良かったな、なんて。 またいずれもう少し奥まで触れられるといいなという気持ちを残しながら下山するのだが、やはり北アルプス最深部は遠いな~、と実感していた。 つづく。
 
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三俣山荘を訪ねる #3 ~双六小屋から三俣山荘へ~

2024-08-19 22:57:59 | 山登り in 他エリア
2024年8月6日(火)
登山道花畑越しの槍ヶ岳
 
弓折乗越を越え、緩めのアップダウンを進んでゆくと双六小屋へは下り基調になる。
 
ウメバチソウ  ミヤマ?アキノキリンソウ
 
トウヤクリンドウ
 
双六池まで下りてきた。
池、広いテント場、双六小屋とここには富山大学双六診療所もある。
ここから双六岳、鷲羽岳、黒部五郎岳、槍ヶ岳などへ向かう中継スポットになるにふさわしいたたずまい。
 
双六小屋到着 (8:50)
いつか泊まらせていただきたいが、あちこちに向かう登山者で大人気だ。
ここ双六小屋で岐阜県と長野県の県境に来た。
ここから先三俣蓮華岳までは岐阜県と長野県の県境歩きになる。
 
鷲羽岳方面(北方向)に向けての展望を眺めながらおやつ休憩。
左に大きいのが鷲羽岳、その右奥雲のかかっているのが野口五郎岳、右に南真砂岳、唐沢岳、餓鬼岳と続く。
 
休憩を終えて双六岳方面に登ってゆく。
東方向には目の前に樅沢岳。 ここから西鎌尾根を通って槍ヶ岳に向かう人もいるんだなぁ。
奥に穂高連峰が見え、手前の斜面には斜めに歩いてきたトレイルも見える。
 
巻き道分岐に来た。(9:34)
ここから三俣山荘に向かうには ①直登で双六岳~三俣蓮華岳を越えてゆく、②巻き道をたどってゆく、③中道というルートもあるようだ。
ここはもちろん①を選択するのだが、直登は岩を登るような場所があるそうで、少し心配だった。
 
まぁ、でも時間もあるし、ゆっくり慎重にヘルメットをかぶって頑張ろう。
 
両手を使って岩を登るような場所もあったが、それ程長くはなく、大丈夫だった。
ちょっと一息付ける所から一枚。
雪渓の奥、手前が丸山、その右に三俣蓮華岳、奥右に祖父岳、水晶岳、鷲羽岳だ!
そちらの方に向かって行くぞ~!
 
振り返ると槍ヶ岳はまた雲に巻かれ始めていた。
 
急な岩の斜面を登り上げた先は広々とした双六岳台地
 
双六岳山頂まで結構長く歩く。
ここで振り返れば「滑走路からの槍ヶ岳」だったのだろうが、
振り返るのを忘れて前へ、前へと進んでしまった。w
 
双六岳山頂直下は結構岩々。
 
双六岳山頂と~ちゃくっ! (10:23)
滑走路から振り返っても槍ヶ岳は見えなかった模様。
 
双六岳の後は三俣蓮華岳に向かって稜線歩き。
絶景が拝めるはずだったが雲に巻かれてきた。
 
何か所か雪渓の近くを歩く。 やっぱり北アルプスだなぁ~。
雪渓の周りはお花がいっぱい。
三俣蓮華岳の前に丸山があるのだが、雲のせいで先が見えず、
どんな所をどのくらい登るのか、予測がつかない。
「何だか随分登るなぁ~、岩も多いなぁ~。」などと思いながら登り、
「平らになって来たなぁ~。」と思ったころ、
 
丸山山頂と~ちゃくっ!、らしい。w  (11:30)
岩にでも座って昼ご飯休憩をしようと思っていたが、ここには大きな岩が無い。
小ぶりの岩に無理やり腰かけて休憩した。ww
 
更に稜線を歩き三俣蓮華岳を目指す。 CTは25分なのだが、
どこにどんな山があるやら見えず、不安が募る。
 
ただ、足元のお花がきれいなのが幸い。
 
眼下の雲が流れ、雪渓の下に巻き道が見えた。
翌日はあれを歩いて双六小屋~鏡平山荘へ向かう。
 
稜線の雲も流れてきて、あれが三俣蓮華岳?
 
おぉ~! 何だかもうすぐみたい!
 
となれば、お花ももっと見て。
 
きれいなお花畑の向こうに三俣蓮華岳山頂と右に鷲羽岳。
 
振り返って、左下に巻道、右の稜線を歩いてきた。
 
そして、ここは三俣蓮華岳
 
三俣蓮華岳山頂と~ちゃくっ! (12:11)
雲も取れてきてうれしい!!
この山頂で富山県、岐阜県、長野県の3県を分ける県境に立った。
 
眼下、右の方には赤い屋根の三俣山荘が見える!
山荘の先にそそり立つのが鷲羽岳、背後にワリモ岳、さらに奥に水晶岳。
水晶岳までは随分遠そうだ。 水晶岳とワリモ岳の間には水晶小屋がある。
鷲羽岳、ワリモ岳の左は谷になっているが、そこが岩苔乗越から黒部川源流碑に向かう谷だろう。
その谷の左には祖父岳があり、その奥が雲ノ平ということだ。
 
雲の奥に雲ノ平山荘も見えた。
あぁ、行ってみたいなぁ。
 
景色を楽しんだら三俣山荘に向け下ってゆく。
三俣蓮華岳直下はひどくザレた急斜面なので要注意。
 
ザレた急斜面を下り終え、巻道に合流すると斜面にはまだチングルマが咲いていた。
 
巻道との合流地点から三俣山荘への下りも結構長く感じた。
CTで下りは 25分だが上りは 40分となっている。 翌日ここを登るのも心配になってきた。
 
三俣山荘だ!
翌日は奥のアレを登ってからここを上るのか、その先さらに鏡平山荘まで。。。と。
 
「三俣山荘」到着。 (13:38)
ここが山賊の住処か。w
部屋は2段になった大部屋の2階部分。 2人ずつ仕切りがあったが私の隣は誰も来ずラッキー。
トイレは男女一緒。 乾燥室、更衣室あり。
食堂兼喫茶室が写真左の階段上、2階部分になる。 なので展望抜群。
 
着替えなど済ませ、ステキな食堂で名物のサイフォンコーヒーを頂く。
とても美味しかった!!
その後伊藤正一さんの写真集を拝見し、外を散歩したり、
前日鏡平山荘で一緒だった方とお話したりしていると、
 
あっという間に夕食時間。17:00。
こちらも名物のシカ肉シチュー。
この日も午後充分に休む時間があったので体調良く、
大変美味しくいただき、完食。 これが楽しみだったので良かった~!
 
夕食後には食堂で、伊藤正一さんが撮った写真をメインに、
現在の写真も含めたスライドショーが行われる。
写真の説明があると良かったなぁ。
スライドショーの最中、空の色が美しくなってきた。
上は三俣蓮華岳方面。
 
こちらは右が祖父岳。
 
 予定していた通りのコースで、鏡平山荘から三俣山荘まで歩き13:30頃には到着できた。 この日も午後早い時間に到着出来、ゆっくり休養できたので夕飯も美味しく食べられ、体調も良かった。 双六岳からの稜線歩きでは雲が出て展望はいまいちになってしまったが、他の場所では雄大な山の景色を拝めたし、お花もとてもきれいだった。 そして憧れだった三俣山荘に泊ることができた。 無理せずここまで来れたことは本当に良かった。 つづく。
 
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