out of curiosity #3

ブログを始めて14年目。
カメラを抱えて世界中の山に出没したい~!

鍬ノ峰 2024

2024-05-05 20:20:08 | 山登り in 長野県
2024年4月28日(日)
鍬ノ峰山頂より北アルプスを望む
 
 前日大町から白馬周辺の花状況などを見て、宿泊は白馬岩岳近くの宿へ。 大町の鍬ノ峰に登るのに白馬方面の宿に泊まったのは28日の天気が朝から非常に良さそうだったから。
 
白馬大橋から白馬三山 (4:46)
 
太陽が上ってきたが山並みはモルゲンロートほどにはならず。 (5:07)
 
八方尾根の上に月
ちょっとガッカリだったが仕方ない。 鍬ノ峰登山口に向かう。
 
途中畑(田んぼ?)の向こうに白馬方面の山々を振り返って
 
さらに、今回は辞めておこうかと思ったが、昨年も訪れた田んぼへ水鏡の景色を撮りに寄ってしまった。
もう水が入っているかどうかも確認しないまま行ったのだが、水量は昨年より多く、天気も良くてよく映っていた。
が、ちょっと藻のようなものが浮いていた。。。「まぁ、いいんだけど。」と車を走らせていると。
 
大町市常盤仏崎の登山口に近づくにつれ、既に水が入っている田んぼが多くなってきた。
 
昨年は 4/24、今年は4/28だし、近日暑いような日も続いたので、水の入った田んぼを多く見られたのかな。
なんと田植えを始めている田んぼすら見かけた。
上の写真、中央が蓮華岳、左が北葛岳(きたくずだけ)、かな?
 
大町市常盤仏崎の登山口である仏崎観音寺に向かう。
多分奥に見えるピークが鍬ノ峰山頂。
車は蓮華大橋下の駐車場に駐車。(トイレあり)
 
仏崎観音寺さんからひと登りで鐘突堂。(7:10)
この先北アルプスの大展望はしばらくおあずけ。
 
麓には高瀬川、多くの田んぼに水が張られているのが見える。
さてここで、撮った写真を後から見てビックリ。
フェンスの向こうに。。。カモシカがいた。。。知らなかった。(◎_◎;)
 
鐘突堂以降急登が続く。 まずはP1208まで辛抱の登りだ。
ロープは新しくなっていると思う。 長野県大町岳陽高等学校 山岳部の皆さん、ありがとう!
 
ずっときつい上り。
 
P1208辺りでようやく木々の向こうに北アルプスが見えてくる。
 
いったん気持ちの良い尾根道を歩くが、その後 P1292、P1526、とそれぞれ厳しい急登を上ってゆく。
 
P1292を過ぎると巨木が見られる。
 
ショウジョウバカマ
 
ここまでに中腹のイワウチワはほぼ終わっていた。
昨年は 4/24で中腹でも少しは見られたが、今年はほぼ無し。
お花が遅そうだったのでこの日(4/28)にしたが、どうも平年並みに咲いたようだ。
 
昨年同様標高の高い所ではまだたくさんの開花が見られたので良かった。
 
 
 
P1526までようやく登ってくると、ここからいったん激下り。
 
オオカメノキの向こうに白い山
 
鍬ノ峰山頂と~ちゃくっ! (10:58)
 
イワウチワだけでなく、この絶景が見られるから登りたくなってしまう。
中央下に七倉ダム湖
正面(西)に不動岳、七倉岳など
 
左の方に餓鬼岳、餓鬼のコブ、唐沢岳
 
南方面には有明山、奥に小さく常念岳、横通岳、右に大きく餓鬼岳
 
反対の北方面には爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、白馬岳、小蓮華山など
 
南西方面には雨飾山、焼山、火打山、高妻山など
 
東方面には四阿山、浅間山など
 
南東方向奥の方には八ヶ岳や南アルプスかな?
 
この日はこんなにお天気も良く、まだイワウチワも見られたが、
仏崎観音寺さんからの登山者は4名(組)ほど、反対側からも4名(組)ほどしか会わなかった。
山頂も混雑していなかったので、座ってゆっくりお昼ご飯を頂いた。
 
下山も慎重に。(11:51)
 
帰りもやっぱり撮ってしまう。
 
帰りも P1208までは登り返しがあることと、
とにかく足場が悪く、ザレた急斜面、その上に松葉などが積もっており本当に滑りやすいため、
気を抜くことなく、慎重に慎重に。
 
ナウマンゾウ
そう言えば、手前にシャクナゲが見えるが、昨年はお寺のシャクナゲは満開、
山にも結構シャクナゲが咲いていたが、今年はお寺にはほんの少し、
山ではまったくシャクナゲの花を見なかった。 ツボミもだ。
 
大町のリンゴの花
 
 14:49分、無事に駐車場まで下山し、さてどうしようと考えた。 GWの日曜日、激混みの中央高速道路で詰まって時間をつぶすのはごめんだ。 なのでゆっくりお風呂に入り、夕飯を食べ、眠くなったらどこかで仮眠して高速が空いた頃帰ろう、と決めた。
 お風呂は色々あるだろうが、以前燕岳に登った時に利用した「しゃくなげの湯」は大きなお風呂屋さんで食堂もあり、21:00まで営業しているので、そちらに向かうことにした。
 
お風呂屋さんの前に姉が「ステキよ。」と言っていた「有明山神社」を訪ねてみた。
街からも山からも有明山は大変良く目立つ山だが、その有明山が御神体の神社。
私も一度訪ねてみたかった。 鳥居奥に見えるのが有明山。
 
駐車場にはハナモモや八重桜が咲いていたが、なんとお猿が三頭、美味しそうに花を食べていた。
 
帰りの高速は安曇野出発時間を遅くしたため渋滞なしで帰宅することができた。 帰宅時間は遅かったが、今回はこれで正解だった。
 
 今年で2回目の鍬ノ峰登山となったが、昨年同様中腹辺りのイワウチワ群落がほぼ見られなかったし、大町から白馬辺りの桜も終盤であったり、終わったものが多かったので、天気がどうでも次回は1週間早めに訪ねてみるのが良いのか?、という気がしている。 まぁ、そうこちらの思い通りにはならないのが自然なのだが、次回行くことがあれば少し早め、もしくは「大出公園の桜が満開」という声を聴いた頃に訪ねてみようか、と思う。
 それでも今回はこの時期に行ったので田んぼに映った山々が見られたし、鍬ノ峰でも標高の高い所でたくさんのイワウチワが見られた。 それ以外の景色も実はそれ程悪くはないと思っている。w 楽しい2日間を過ごせたと満足している。
 
コメント (2)
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鍬ノ峰前泊 白馬周辺花巡り(4/27)

2024-05-01 23:18:04 | travel
2024年4月27日(土)
中綱湖のオオヤマザクラ
 
 昨年 4/23~24に白馬周辺を訪れ、イワウチワが見られる大町市常盤仏崎からの鍬ノ峰に登った。 周辺の観光も含め鍬ノ峰が気に入ったので今年も是非と訪ねてきた。 昨年は4/24で鍬ノ峰のイワウチワは少し遅かったが標高の高い所ではきれいなものが見られた。 4/23の観光、大町から白馬周辺の桜も再終盤。 なので不通に考えれば今年は 4/23より早目に訪れるのが良いのだろうが、今年の桜、その他のお花は1週間~10日ほど遅く咲き始めているような状態だったので、4/27の週に行こうと決めていた。
 ところが、白馬村公式観光サイトFBでは 4/19に大出公園や貞麟寺の枝垂れ桜の見ごろの写真が。 それでもまだ他の桜は大丈夫だろうしサクラが主体なわけでもない、なにより鍬ノ峰のイワウチワがまだの様な気がするし。。。とその時は思っていた。 今年は(と言うかここ数年)本当に花の予想がつけにくい。
 
とりあえず、まずは 4/27(土)の白馬周辺観光から。
 
最初に訪れたのは中綱湖近くにある居谷里湿原。
特に何を見たいというわけではなかったが、初めて訪れてみた。
 
小さな木が生え乾燥気味の湿原ではあるが、湿った所にはザゼンソウ?らしきものも見られた。
ミズバショウ、リュウキンカも咲いたようだった。
ハナノキという木が珍しいそうで、長野県天然記念物の湿原となっている。
 
居谷里神社があったのでお参りする。
湿原をグルッと回れるようだが他に二人連れの方が見えただけで寂しい感じだったので、
様子だけ見て次に向かう。
 
中綱湖にやってきた。
昨年よりサクラが良く咲いているように感じるが、中央の桜は既に葉桜。
一見してなかなか遅い早いとは言い難い。
 
大きな雲に覆われてしまったので足元のヤマエンゴサクなどを撮る。
 
湖東側に良く咲いているサクラがあったので行ってみるとJR大糸線の電車が通過。
 
東側から西湖岸を見ると割と良い感じに映っていた。
 
青木湖まで行くと一本桜はもう咲き残り、かと思ったがその日の夜「信濃大町なび」を見ると 4/26で8分咲きだと。
あれ。これから咲くのだった? とりあえず上の写真は一本桜となりの桜。
 
この時辛うじて山々が見えていたので、行く予定ではなかった「野平の桜」をやっぱり見に行きたくなった。
予定では南から順に北の方へ上がっていく予定だったが、ここで一気に白馬駅も通り越して一番北へ30分程走る。
野平は標高が高いのでまだ咲いているかも、という期待を持って行ったのだが。。。やはり昨年同様惨敗だった。
 
野平から下りてきてちょうどお昼時間。
ググったら美味しそうなお店が出てきたので寄ってみると駐車場に入れた。
土曜日の昼時に運が良かった。 通常は大変混みあうらしい。(特に夜)
上はオムバーグ定食。 おいしぃ~!! 
ご飯はこれで小盛。(小盛・並盛・大盛あり) 普通の一膳より確実に多い。
 
昼食後、再び少し南に下って「貞麟寺」さんへ。
やはりこちらも樹齢300年のシダレザクラは終わっていた。
 
けれど昨年よりずっと多くのカタクリが咲いていた。
キクザキイチゲもこんなに咲くのかと言う程。
 
ニリンソウも見られた。
 
エンレイソウ
 
 
 
貞麟寺さんのあとは姫川源流自然探勝園へ。
 
前回行かなかった親海湿原(およみしつげん)から周ってみる。
こちらもあまり花は見られなかったが。。。
 
こちらにはミツガシワの花芽が沢山出ており、既に咲いている物も数株見られた。
5月中旬ごろには湿原いっぱいに咲き誇るようなのだが、一度その景色を見てみたい。
 
姫川源流に来てみると、昨年4/9に来た時とはさすがに大違い、
ニリンソウとワサビ?がモリモリに生い茂っていた。
 
ワサビの花
 
キクザキイチゲもまだ咲いていた
 
ポツポツとシラネアオイが咲いていた
 
姫川源流
 
ニリンソウもかなり広範囲で茂っている。
花はこれからが盛りになりそう。
 
15:30近くまで姫川源流にいて「あっ!」と思い出した。
今回は菊池哲男さんのギャラリーに行きたかったのだ。
一応電話で確認すると、4月はこの日から開館で 17:00まで観覧できるとのこと。
 
途中翌日のパンを仕入れに行ったお店が素晴らしかった。
ハード系のパンと説明があったが、ガリガリではなく、皮は固め、内側はモッチリで
翌日山で食べても大変美味しかった。
 
ギャラリーは「和田野の森教会」の中にあり、この門を入ってすぐ右の受付棟?で観覧料を支払った。
冬期は休館で4月はこの日から開館したと話されていたのでラッキーだった。
 
その後、宿に向かう途中、白馬岩岳近くの「伝行山の徹然桜(てつぜんざくら)」
こちらも盛りの時期にはお堂がサクラで囲まれる。
 
徹然桜正面には「塩の道 塩島新田宿」があり、なかなか趣のある通りが続く。(左端ガードレール沿いの道)
この辺りは栂池に行く時に車で通り過ぎてしまうだけだったが、「良い所があるなぁ。」と思った。
 
その趣のある通りからほど近い場所がこの日の宿だった。
窓からの景色が最高だった。
翌日の晴天を祈って日没を見守った。
 
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