西武 000 100 001 2
広島 000 000 001 1
勝利投手:1勝
敗戦投手:大瀬良1敗
セーブ:佐藤1S
本塁打:[西武]外崎1号
開幕投手の大瀬良が先発して、4回を投げて2安打1四球1失点で6奪三振の好投で、調整が順調であることをアピールしました。
開幕ローテ候補に再浮上した遠藤が、3番手として6回から3回を投げて2安打2四球無失点の投球で開幕ローテ入りに向けて結果を残しました。
一方で打線は、新型コロナウイルス感染の影響で2軍調整を続けていた西川がオープン戦に今春初出場して、初回の第1打席で安打を放つも、打線の起爆剤とはならず、西武の新人2投手に散発4安打1得点に抑えられてしまいました。
大瀬良は、3回までは無安打に抑えて4者連続三振を奪うなど、完璧な投球で西武打線を圧倒しました。4回に先頭打者への四球と2塁打で無死2,3塁のピンチを招いたものの、内野ゴロの間の1失点だけで凌ぎました。
大瀬良本人も納得の投球だったようで、開幕に向けて順調に仕上がっており、何も心配することはありませんでしたが、4回の失点は四球がきっかけになっていることを反省するあたりは、四球減を掲げるチームに示しが付かないとの思いがあってのことであり、エースとして投手陣を牽引する姿勢を感じました。
若手投手たちは、今日の大瀬良のコメントを聞いて、ストライク先行の投球を心掛けてほしいですね。
遠藤は、先発ローテ入りを掛けた試験として6回から登板すると、いきなり内野安打と失策に犠打で1死3塁のピンチを迎えましたが、森と山川を打ち取って無失点で凌ぐと、7回の2死2塁も無失点に抑えました。8回は1死後に連続四球で1,2塁とするも併殺で切り抜けて、粘り強い投球を見せて、開幕ローテ候補に残りました。
不運な形で走者を背負いながらも落ち着いて後続を断つことができたのは良かったと思いますが、8回に連続四球を与えたところは次回に向けた反省点となりました。次戦もチャンスを与えられることは間違いないので、しっかりと三者凡退に抑えられる投球を見せて、佐々岡監督を安心させてほしいですね。
玉村、小林、森のライバルたちが揃って炎上したことを考えれば、遠藤が逆転して開幕ローテ入りする可能性は十分ありそうですね。
オープン戦では、飛躍が期待されている若手野手陣の活躍が起きると思われましたが、総じて元気がなく、ポジション争いどころか、開幕1軍さえ厳しい状況になってきました。そろそろ結果を出さないとチャンスが与えられなくなってしまいます。明日こそは活発な打線を期待したいですね。