5年程前、BSで、三岸節子の特集があり、
その絶筆「さいたさいたさくらがさいた」を知り
驚いた。
今年又特集があり、再度節子の「さくら」の気迫に打たれた
彼女は70代で体調を崩すが、世界を巡り絵を描いた。
90才直前、脳梗塞になり、車椅子・おしめとなり
左腕は動かず、右手も絵筆を握れないので、布に絵の具を
染み込ませ色を塗った。
100号「さくら」は、90~93才迄の3年間で完成した
94才逝去。
図書館で画集と伝記を借りたら、白黒写真があったので
描こうとしたが、総白髪は描いた事がなく、90才の顔は
描けなかった。制作6日。
描いた
描いた
三岸節子の人生に、頭を下げる。
何故か色々な方の、絶筆が、ここ数ヶ月気になっていました。
私は今、絶筆として残すのは、言葉ではなく、絵の方がいいなと感じています。
どこまで、続けられるか分かりませんが、
(実は右手の振顫が酷く、線描する際、震える右手首を左手で抑え、描いています)
出来れば、もう少し続けたいです。
しばらく前に「絶筆」について投稿されたときから違和感を持っていました。意図してこれを最後の作品とするというより、未完成のまま残された大作のほうが「絶筆」と呼ぶにふさわしい気がするからです。
私は絵のことはわかりませんが、今回の肖像画はとても印象に残る作品だと感じます。絶筆だなどといわずに描き続けてください。