コロナが始まり3年が経つが、
その間、私はどこへも出掛けなかった。
月2位の外食も止めていた。
先日友人が(練馬美術館へ行ってきたが、感動した。
上村松園もあったし)と言うので(行ってみない)と
夫を誘うと、(上村松園はさんざん見た、行かない)と
3回聞いても、拒否をした。
その数日後、夫が(ぶらぶら美術・博物館を見たら
面白そうだったので行こうか)と言い、3回拒否された
私は怒ったが、結局日曜に二人で出掛けた。
両足・両膝にサポーターをしたので、歩けると思ったのだが
前日2時間草取り、その前日1時間半金柑収穫、
その前日2時間金柑収穫、おまけに出掛ける直前、階段下の
物置き場の1番下からある物を引き抜いたら、積み重なって
いた物全てが崩れ、全てを外へ出し積み上げ直すという作業
をした為、自転車を降り歩き始めたら歩けずに、1度も手を
つないだ事がないのだが、腕を下ろして貰い夫の腕を掴んで
歩いた。
私達は多分、この美術館には数十回行っていると思う。
その中で、1番いい作品展だった。
著名画家勢揃いの中、私が(いいなあ)と感じたのは
シャガールのリトグラフ12点。
会場は今回は3室で、3室目の部屋が日本画だった。
ここも又著名画家勢揃いだが、
私が群を抜いていいと感じたのは、今迄見た事のない
上村松園の1枚の絵だった。
左に行灯があり、右に本を持った女性がおり、行灯を
開けて光を調整しようとしている。
その佇まいの安定と気品と構図は、これ以上余分なものは
要らないと思わせる、品格があった。
「写真は、模写です」
「1番いい作品展」の「群を抜いていい」作品を見てみたいものです。