「むかしあの おねのうえ
マンモスが おどっていた
たんたたたたたん たんたたたたたん
と
ふーみならす」
マンモスが おどると
その影も おどっている
わたしは マンモスを見ていた
小五の頃から
この 一頭のおどっているマンモスを
歌詞には
「むかし」とあるが
七十になった今も このマンモスを見ていた
風にのり
広い 尾根のうえで
一頭でおどっているさまを
抱きしめるには 大きすぎるし
なにしろ おどっている最中だし
しかし
このマンモスを
抱きしめたかった
ときに 吠えながら
いつまでも おどっていてほしかった、
楽しそうに
あの 広い
広い 尾根のうえで
それが 願いの全てだった
R3.5.7
※「」内「野原で手をたたけ/阪田寛夫作詞」
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