月
落とした(だれが
落とした
月が飛ばした
こそっと
音)がした
雲のしたにいると
どんどん大きくなる
その上
昔の活動を忘れるため
思いだすため影は
ほがらかに立っている
だから
とんで
冷やしてちぢんで
あたしと自称するあたしは
あやまったり
あやまったりする。
展望
駆けないのではない
かけたくないのだとゆう
ところから死んで/歩きだす
かんたん
あなたのあたらしい今しか の、
背中を
さっぱりとかく
それでも
まっていてね
と飛びこんで紙から帰ってこない人びと
を
大地がひきだすように
ゆげをたたせ
春じゅうのしずかを
あつめ て
雨
H10.4.24
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