釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

8月20日 またか…

2015年08月20日 | 日記
台風15号が、怪しい動きをしている。

台湾アタリで大きく向きを変え、九州方向に向かってくる予想になっている。

今朝の梅ヶ浜は、既に波が高くなっていた。





昨日の昼頃から、南風に変わりウネリも高かった。

今日の朝も、南西の風が強く吹いている。

「またか…」

この時期、台風は避けられない季節ではあるが、嫌になる。

船着け場に行ってみると、K先輩が新しい船の掃除中だった。

チョットだけ、お手伝いする。

「台風がこっちに向きを変えそうですね。」

「じゃかいよる。明日には船を上に持っていこうかね。」

週末は、他の船仲間達とも台風対策をしなくてはいけない。

私は、また、対岸からロープを張ろう。

船を繋いだら、台風が過ぎるまでは出船は出来ない。

台風で沖に出られないなら、出られる様になった時の準備をしておこう。

ジギングの準備、鯛ラバの準備は当たり前の事。

沖に出られた時の、データの整理。

鰺、鯖等の新しい釣法は、何か無いだろうか。

鰺、鯖も40㎝を越してくると、面白い引きを見せてくれる。

船からの色々な釣りを、ゆっくりと考えていく時間かもしれない。

そう考えると、こう言った沖に出られない時間も、有効に使える。

夕方、再度梅ヶ浜に行ってみた。



朝よりも、波が高くなっている。

明日は、波は3メートルになる予報だ。

海の様子を眺めていると、一日も早く出船したくなる。

8月19日 天気快晴に

2015年08月19日 | 日記
出船の準備をしている間、雨がシトシトと降り続いていた。

「天気予報通り、波が出てくるのかな…」

諏訪さん、堂ケ尾さんを乗せて、早朝5時に出発。

「今日は、直接狙いのポイントに入ります。風が南に変わったら大島裏に入ります。」

「そこは、お任せします。」

港を出て、大島沖を走りながら波の様子を確認するが、この時間は波は出ていない。

風も北西の風で、やはり朝方がチャンスタイムだ。

目的のポイントに到着し、直ぐに魚探を確認するとベイトの魚影が映っている。

「潮の色は良いですよ。流れを確認するため瀬の真上に止めてます。始めて下さい。」

諏訪さん、堂ケ尾さんが同時にジギングをスタート。

潮は、航跡を見るとゆっくりと上っている。

直ぐに諏訪さんにヒット。



強い引きと元気な走りで、抵抗しながら上がってきたのは、80㎝を越す立派なサワラ。

諏訪さんは直ぐに2匹目、3匹目のサワラを追加。



「出足好調。今日は大物が釣れそうだ!」

雨模様の空が気になるが、諏訪さんの笑顔が好天を呼んでくれそうな気になる。

その横で、堂ケ尾さんもアタリを捉えた。



これも、80㎝に迫る良型のサワラ。

タモ入れする瞬間に、ガッチリとジグを加えているのが見える。

タモを出そうとすると、海面で強烈に走り回り、抵抗の強さを見せつける。

無事タモ入れが成功すると、堂ケ尾さんも楽しそうに笑顔。

少しずつ青空が見え始めた。

この時間、空には雨雲と青空が見えており、海面には虹も架かっている。

今日の好釣を知らせてくれる、虹かもしれない。

サワラのアタリが連発する中、諏訪さんにサワラと違う大きなアタリが来た。



「きた!これは鯛やと思う!」

ジジーッ、ジジーッとドラッグから、ラインが引き出される。

かなりな大物の鯛のようだ。

船の前方に、ラインが伸びていく。

堂ケ尾さんから「船の前に言ってやり取りした方がいいぞ」とアドバイスが飛ぶ。

エンジンを掛け、少しずつラインを回収する。

力強い「大物」とのやり取りを繰り返す諏訪さんの後ろ姿から、緊張感が伝わってくる。



海面に「大物」が姿を見せた。

釣り人にとって、嬉しくて緊張の高まる瞬間だ。

堂ケ尾さんが一発でタモ入れ。

「やった!」思わず声が出る。



船上で計ったら、5キロを超している立派な鯛。

緊張のやり取りから解放された、諏訪さんのホッとした笑顔が良い。

諏訪さんと、祝福の握手を交わす。

二人の好釣を祝福するかのように、天気が快晴になってきた。

風も涼やかだし、波も高くない。

行くなら今だと思い「例のポイントに行ってみる。返り討ちに合うかもしれないけれど、行くなら今やど。」

「行きます。返り討ち覚悟です。」

直ぐに船を走らせる。

青空が一杯に広がり、気温も上がって汗が滲んでくる位の暑さになった。

しかも、ウネリも今は殆ど無くて、釣りやすい状況だ。

ポイントに到着、魚探には底付近にベイトの魚影が映っている。

「水深があるけれど、ジギング頑張って。」

ジグを落とし、暫くして諏訪さんにアタリ。

上がってきたのは、40㎝近い立派な鰺。



この暑さと水深の深さに、ジギングは大変みたいで場所を移動。

大島沖の水深40メートルあたりで、今度は鯛ラバを引くことにした。

堂ケ尾さんにヒット。

結構な重みが有るみたいで、楽しみながら巻き上げている。

上がってきたのは、オジサンだった。



恥ずかしそうな表情で記念写真。

諏訪さんには青物、堂ケ尾さんにも鯛と思われるアタリがあったが、途中で針外れ。

「強烈なアタリだったのに…」と残念そう。

その後は、ガンゾウヒラメと、もう一匹オジサンを追加。

昼前になって、風が南に変わりウネリが出始めた。

丁度良いタイミングとなって、帰港した。

8月18日 また、やられた…

2015年08月18日 | 日記
水島方面に向かって、船を走らせる。

朝から降っている雨と、風が気になる。

東の方向は雨雲が出ていて、風も徐々に強くなりつつある。



今日は、鯛ラバの道具は一切持たずに来ている。

ジギングを覚えたい、と思っているからだ。

これまで、お客様や釣り仲間のジギングを見ていて、「大変だな」と思う事が多かったが、先週、鯛や大アジ等が当たってくるのを見て変わった。

いままでも、何度か覚えようとしたが、鯛ラバの道具があると、つい鯛ラバに行ってしまってた。

だから、今日はジギングの道具だけを船に積んだ。

ポイントにつき、早速ジグを落とす。

風は東風だが上空は西風なのか、都井岬方向から凄い雨が近づいてきた。

雨の壁、と言った感じだ。



合羽を着て、ワンピッチでリズムを作って、ジグをしゃくる。

15回程しゃくり上げ、再び海底までジグを落とす。

一流し目はアタリ無し。

二流し目、ホール中に何か当たったような気がした。

着底を確認し、少し早めに巻き上げ根掛かりを防ぎ、又しゃくる。

10回位しゃくり上げた時、コン、コッ、ガンと来ていきなり走られた。

10メートルくらい走られた時に、竿先が軽くなった。

「あれっ…。どうしたんだ。」

ラインを巻き取ると、ジグの重みを感じない。

10号のリーダーがジグの結びの上アタリで依れて、伸びた感じで切れている。

いつもは、20号のリーダーを使用しているのに、今日は10号にしている。

「また、やられた…」

新しいジグをリーダーに結び、再投入。

魚探には、ベイトが映っている。

3流し目、4流し目とアタリが無く、船を元の位置に戻す。

5流し目、10回程しゃくり上げて、ジグを止めて竿先で軽くしゃくっていると、ゴツゴツとアタリが来た。

「ヨッシャ、今度は掛かった!」

何度かのやり取りを繰り返すが、鯛ラバとは違うドキドキ感がある。

獲物が突っ込んだ。

「負けるもんか。」親指でドラッグを押さえて対抗する。

バシッ、海中で何かが切れる感覚が伝わってきた。

2本着けている針が、1本切られている。



「なんでか!何で切れるとか!」

今月初めも、ラインが切られたりして口惜しい思いをしている。

またか…。

またしても、ジギングで口惜しい思いをさせられた。

まだまだ、「ジグを切られては勉強しろ」と言うことなんだろう。

東風も強くなってきたし、帰るか。

「くっそー!」心の叫びです。


8月17日 んっ…雨か…

2015年08月17日 | 日記
いつも目が覚める朝5時。

何かしら、外で音がする。

カーテンを少しめくってみた。

「んっ…、雨が降ってる?」

昨日の天気予報で、そう言えば雨が降るようなことを言っていたな。

「どうしよう。今日は、チョットお休みにするか。」

沖に出て雨が降るのは余り気にならないが、出船前に雨が降るのはどうも好きになれない。

「今日は、リールの修理とジギングのジグを買いに行こう。」

と言うことで朝寝坊し、8時頃起きてみた。

「おはよう」妻に挨拶し、朝食、その後に畑に行ってみた。



「なんじゅこりゃ」

スイカのツルが元気が無くなっていて、葉が萎んだ状態になっている。

インターネットで見ると、暑さに弱いと言う様な事が書いてあった。

畑には、朝方の雨で水分が充分にある筈、明日再度スイカの状態を確認しよう。

昼から、妻と一緒に宮崎に行った。

ジグを購入するのが目的。

欲しいジグは置いて無かったが、メジャークラフトの180グラムのジグを2本購入。



針は、Shoutの針を購入。

鯛ラバで使っているシマノのカルカッタも、ハンドルが巻けなくなって、行きつけの釣具店に預けた。

購入して1年、使い過ぎなのかな…。

予備のリールはあるので、明日からの釣りは大丈夫。

後は、ダブルで発生している台風次第。

宮崎から帰る途中の海は見た目は凪に見えるが、海上の船の様子を見ていると、南西の風が強く吹いているようにも見える。

船仲間に電話してみた。

「今どこにいる?」

「大浦方面に行っていたけど、南の風が強くて大島裏に移動中」

えー、南の風が強いのか。

船着け場に行くと、同級生の船仲間がやってきた。

「今日、電話した後、出てみたけどウネリが高くて1時間で帰ってきた。」

やはり、南風が強いと言う話だ。

兎に角、明日朝早く船を出して海の状況を、確認しよう。

8月16日 「やった」と「あっ」で五目達成

2015年08月16日 | 日記
朝起きて、雨が降っているをみて「降り続くと、やだね」と思った。

船着き場に行き、出船の準備をしている途中から、気になる程の雨ではなくなった。

吉田さんが到着。

「今日は、水深50メートル位のタナで、鯛を狙いましょう。」

「雨も、もうすぐ止むでしょう。」

と打ち合わせをしながら、船を出す。

凪の海を、滑るように船を走らせる。

最近は、フグが増えている情報が入っているので、ポイント選びに慎重を期する。

大島沖の水深50メートルの海域。

「ここから始めましょうか。」

吉田さんが竿を出して、着底を確認し鯛ラバを引き始める。

「ここは底根が荒いので、根掛かりに気をつけてくださいね。」

その吉田さんに、大きなアタリ。

「おおっ、強烈なアタリだ。」

何度も竿を引き込む走りを見せ、上がった来たのは良型のオオモンハタ。



先ずは、出足好調と行ったところだ。

直ぐに、次のアタリ。



小型だけれど、真鯛。

「良かった。真鯛が釣れた。塩焼きに丁度良いですね。」

嬉しそうな、吉田さんの笑顔が良い。

続けて、イトヨリ鯛を釣り上げて調子が上がってきた。



「今日は、出足良いですね。この調子で五目行きたいですね。」

そう言って、鯛ラバを落としている途中で、ラインが横走りした。

これは、これまで釣り上げた魚とは、チョット違う走りだ。

上がってきたのは、なんとイサキ。



「やった、鯛ラバでイサキも釣れるんですね。」

吉田さんも、これにはビックリと言った表情。

「鯛ラバって本当に良いですね。手軽だし、釣れる魚は高級魚が多いですものね。」

二人で話をしていると、沖合を大きな船が通っていく。

島が動いているような感じの巨大な船「QUANTUM OF THE SEAS」アメリカの豪華客船だ。



あんな船で世界一周すると、費用は幾らくらいなのかな。

そんな会話をしていると、吉田さんにこれまでとは違う強いアタリが来た。



船の流れる速度が、1ノット程度になっている事もあって、ラインがかなり斜めに出ている。

「ゆっくり楽しんでくださいね。」

タモの準備をしようとしたとき、「あっ!外れた!」

あと、10メートル程度まで来て針が外れた。

「あ゛ーっ…」「くっそー…」「外れるなよ…」

逃がした獲物は、大きい。

私にも強いアタリが来たが、やはり針外れで逃がした。

二人で顔を合わせて、大笑い。

また、来るはず。

気合いを入れ直して、仕掛けを投入。

吉田さんに直ぐにアタリ。

型の良いガンゾウヒラメが、上がってきた。



その後、私にも小型のガンゾウヒラメが来たが、徐々に潮が突っ込み潮に変わり、アタリが出なくなった。

「あの豪華客船を近くで見ながら、帰りましょうか」



港に入る前に、巨大な豪華客船の傍まで近づき、船を見上げた。

言葉もなく「凄いな」が感想。

海上からと言う特等席から豪華客船を見上げ、港に入った。