◆自由な投句箱/花冠発行所◆

主宰:高橋正子・管理:高橋句美子・西村友宏

自由な投句箱/1月1日~10日(2019年)

2019-01-06 23:44:09 | Weblog

※当季雑詠3句(新年・冬の句)を<コメント欄>にお書き込みください。
※投句は、一日1回3句に限ります。
※好きな句の選とコメントを<コメント欄>にお書き込みください。
※お礼などの伝言も<コメント欄>にお書きください。
※登録のない俳号やペンネームでの投句は、削除いたします。(例:唐辛子など)
主宰:高橋正子・管理:高橋信之


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今日の秀句1月1日~10日(2019年)

2019-01-06 23:42:13 | Weblog

1月10日(1句)

★北の峰雪化粧している朝/多田有花
きのうと一変した朝の景色、北の峰の雪化粧に、はっきりと目が覚める。雪化粧がもたらす新しい思い。(高橋正子)

1月9日(1句)

★橋の上川べり広き初景色/廣田洋一
いつも通る橋の上から見る川べりの初景色。川には鯉がいたり、鴨が数羽泳いでいたりするところかもしれないが、そうでない川でも、年が改まると、緑も見えて、景色が新しくなる。(高橋正子)

1月8日(1句)

★北の峰雪化粧している朝/多田有花
きのうと一変した朝の景色、北の峰の雪化粧に、はっきりと目が覚める。雪化粧がもたらす新しい思い。(高橋正子)

1月7日(2句)

★小寒の午後の窓辺に鳥の影/多田有花
寒は寒さが極まるときであるが、同時に一番静かな季節であると思う。小寒の午後の窓辺。うららかに鳥の影が映る。その明るい静けさは捨てがたい。(高橋正子)


★竹林の節の白さよ寒に入る/桑本栄太郎
竹林の竹の節が白く際立つ。張りつめた寒気の中の竹節の白さに、今日の寒の入りを思う。(高橋正子)

1月6日(1句)

★裸木や青一色の空の中/多田有花
裸木が真っ青な空に伸び、枝を広げている様子は、全く無駄というものがない。すっきり、はっきりしている。人の気持ちも時には、こうありたいものだ。(高橋正子)

1月5日(3句)

★新春の山新しき靴でゆく/多田有花
新春は、そのままでもちろん、あたらしい。新春の山を歩くのに真新しい靴で行く。新しい靴の匂い、履き心地の快感。それらは、新春をさらに明るくさせてくれる。(高橋正子)

★冬萌や大河の土堤の何処までも/桑本栄太郎
冬萌の緑の鮮やかさ。それは大河の土手のどこまでも続く冬萌えなのだ。その眺めに、どっしりと心が座る気がする。(高橋正子)

★初乗りや窓には空の青ばかり/川名ますみ
今年初めての外出に車に乗る。車窓からは、空の青ばかりが目に入る。外出の嬉しさも手伝ってか、初空の青さに今年の明るさを感じ取った。(高橋正子)

1月4日(1句)

★透き通る朝の冷気や雪浅間/小口泰與
雪の浅間山が透き通る朝の冷気を送ってくる。雪の浅間山からの朝の冷気は、実際触れて見てこそ、「透き通る」感じがするのであろうと思う。(高橋正子)

1月3日(2句)

★三が日きれいに晴れてよき始め/多田有花
三が日が良い天気ならば、この一年、きっとよいことがあるであろうと予感する。「きれいに」の言葉が、素直で、このことを真実にしてくれそうだ。(高橋正子)

★神門をくぐりて仰ぐ淑気かな/廣田洋一
神門をくぐれば、そこより。神域。空も、社の屋根の反りにも、仰げば淑気が満ちている。清々しい新年である。(高橋正子)

1月2日(1句)

★家々はまだ静かなり注連飾り/多田有花
二日の朝。家々はまだ物音もなく、人の動く気配もない。注連飾りは静かに、正月であることをしめしている。句は、二日と限定していないが、この雰囲気は、二日の朝の独特の静けさだ。年期のある句だ。(高橋正子)

1月1日(2句)

★利根川の流れ清らや年始/小口泰與
いつも流れている利根川が、年の始め、あたらしく、清らかになる。そう思う作者がいることで、利根川の流れが、清らかになるのだ。(高橋正子)

★高層ビルの玻璃きらきらと初明かり/廣田洋一
高層ビルの窓の玻璃は、空の光を様々に映す。初明かりに窓がきらきらと輝く。都会の初明かりが瀟洒に捉えれて、新しい。(高橋正子)
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1月1日~10日(2019年)

2019-01-06 23:41:05 | Weblog

1月10日(4名)

多田有花
北の峰雪化粧している朝★★★★
きのうと一変した朝の景色、北の峰の雪化粧に、はっきりと目が覚める。雪化粧がもたらす新しい思い。(高橋正子)

寒四郎ところどころに青空が★★★
二度寝してすでに明るし寒の朝★★★

廣田洋一
湯豆腐や酒好きの友集まれり★★★
湯豆腐や思ひの外に飲み過ごし★★★★
湯豆腐や友のいつもの自慢話★★★

小口泰與
鉢巻に気風の良さや達磨市★★★
冬草や白波たつる利根瀬尻★★★
てらてらと燃ゆる枯芝鳥の声★★★★

桑本栄太郎
剪定の幹の白さや冬ざるる★★★★
川べりの地道歩めり枯真菰★★★
もうもうと煙たちをり冬の畑★★★

1月9日(4名)

小口泰與
朝日受くるる榛名十峰寒紅梅★★★★
枯枝に十二三羽の雀かな★★★
山風に捻り鉢巻達磨市★★★

多田有花
初打ちのテニスを終えて戻る夜★★★
冬深し稜線の木々空に透け★★★★
会う人にまず新年の挨拶を★★★

廣田洋一
松過ぎて賀状来たれり日の暮れぬ★★★
橋の上川べり広き初景色★★★★
いつも通る橋の上から見る川べりの初景色。川には鯉がいたり、鴨が数羽泳いでいたりするところかもしれないが、そうでない川でも、年が改まると、緑も見えて、景色が新しくなる。(高橋正子)

富士に向かふ一本道や初景色★★★

桑本栄太郎
うなりたる音に目覚めり虎落笛★★★
初雪の里に間なしや嶺の上★★★
寒禽のばさと払いぬ白き枝★★★★

1月8日(4名)

小口泰與
白鳥を迎かふる沼をあけており★★★★
葉牡丹やプールを歩む姥桜★★★
仰ぎたる奇岩の山や葱畑★★★

廣田洋一
寒鯉や石の隙間に静まれり★★★
寒鯉や眼だけ動かす池の底★★★
寒鯉や水面の光つつきけり★★★★

多田有花
はてこれで良きものなるか寒ぬくし★★★
葉牡丹に差す陽日ごとに明るくて★★★★
松の内古き旅行記読み返す★★★

桑本栄太郎
朽野や畑も田んぼも眠り居り★★★★
嶺々のぼんやり見ゆる冬霞★★★
千年の眠りに在りぬ古都の冬★★★

1月7日(4名)

小口泰與
裸木の枝へとけ込む雀かな★★★★
透き通る暁のみ空や冬の月★★★
日と風をたっぷり含む菘かな★★★

多田有花
寒の入夜明け最も遅きころ★★★
小寒の午後の窓辺に鳥の影★★★★
寒は寒さが極まるときであるが、同時に一番静かな季節であると思う。小寒の午後の窓辺。うららかに鳥の影が映る。その明るい静けさは捨てがたい。(高橋正子)

枝先にひとつふたつや寒の梅★★★

廣田洋一
七草の詰め合わせ買ふサラダの如く★★★★
七草をとんとんとんと刻みけり★★★
残飯を七草粥に炊きにけり★★★

桑本栄太郎
竹林の節の白さよ寒に入る★★★★
竹林の竹の節が白く際立つ。張りつめた寒気の中の竹節の白さに、今日の寒の入りを思う。(高橋正子)

天に透く古墳の森や枯木立★★★
冬萌や田毎にせめぐ畦青し★★★

1月6日(4名)

小口泰與
山を分け大河となるや三ツ星座★★★
あけぼのの山迫りけり仏の座★★★★
山風や朝日受けたる冬柏★★★

多田有花
初東風に吹かれて立てり頂に★★★
裸木や青一色の空の中★★★★
裸木が真っ青な空に伸び、枝を広げている様子は、全く無駄というものがない。すっきり、はっきりしている。人の気持ちも時には、こうありたいものだ。(高橋正子)

五日はや売場すっかり日常に★★★

廣田洋一
門柱の紐をほどきて松納★★★
明日よりは仕事に励む松納★★★★
平成の世変わらんとす松納★★★

桑本栄太郎
青空のまつたき空の淑気かな★★★
峰の間の青きけぶりや山はじめ★★★
冬萌や大河に添いて河川畑★★★★

1月5日(5名)

小口泰與
楪や日当りの良き一軒家★★★
寒暁やきりりと在す赤城山★★★
鴉鳴きいよよ暮色の冬木立★★★★

廣田洋一
洗濯機初めて回す五日かな★★★
ヨガ教室再開したり五日かな★★★
仕事始め気合を入れるお神酒かな★★★

多田有花
新春の山新しき靴でゆく★★★★
新春は、そのままでもちろん、あたらしい。新春の山を歩くのに真新しい靴で行く。新しい靴の匂い、履き心地の快感。それらは、新春をさらに明るくさせてくれる。(高橋正子)

干支の絵馬買い求めたる初詣★★★
正月の梅はや咲いている梢★★★★

桑本栄太郎
五日にはパソコン仕事の喫茶店★★★
冬帽のキャッチャー被りの少女かな★★★
冬萌や大河の土堤の何処までも★★★★
冬萌の緑の鮮やかさ。それは大河の土手のどこまでも続く冬萌えなのだ。その眺めに、どっしりと心が座る気がする。(高橋正子)

川名ますみ
天辺の一際蒼し冬夕焼★★★
三日はや風呂の掃除に友来たる★★★
初乗りや窓には空の青ばかり★★★★
今年初めての外出に車に乗る。車窓からは、空の青ばかりが目に入る。出の嬉しさも手伝ってか、初空の青さに今年の明るさを感じ取った。(高橋正子)

1月4日(4名)

小口泰與
山風に負けず雄叫び老の春★★★
あけぼのの三山仰ぐ淑気かな★★★
透き通る朝の冷気や雪浅間★★★★
雪の浅間山が透き通る朝の冷気を送ってくる。雪の浅間山からの朝の冷気は、実際触れて見てこそ、「透き通る」感じがするのであろうと思う。(高橋正子)

多田有花
鍋料理囲んで三が日終わる★★★
生活の音の始まる四日かな★★★★
新暦にありぬ月日の重みかな★★★

廣田洋一
舞ひ来たる木の葉挟みて初氷★★★
流氷の果てを見んとて砕氷船★★★★
氷上の人混み流れ輪となれり★★★

桑本栄太郎
四日早やエンジン始動や駐車場★★★
青空の何処(いずこ)もあおく蒲団干す★★★★
夫婦とも家事忙しき四日かな★★★

1月3日(5名)

多田有花
三が日きれいに晴れてよき始め★★★★
三が日が良い天気ならば、この一年、きっとよいことがあるであろうと予感する。「きれいに」の言葉が、素直で、このことを真実にしてくれそうだ。(高橋正子)

雑煮には丸餅三つと決まりけり★★★
初夢は忘れるもののひとつかな★★★

小口泰與
ライオンの満腹顔や三が日★★★
三日はや赤城は早やも風の神★★★
太初より流れし利根の淑気かな★★★★

廣田洋一
知る人の誰にも会わず初詣★★★
神門をくぐりて仰ぐ淑気かな★★★★
神門をくぐれば、そこより。神域。空も、社の屋根の反りにも、仰げば淑気が満ちている。清々しい新年である。(高橋正子)

朝食はパンに戻れり三日かな★★★

桑本栄太郎
お出ましの陛下御慶の参賀かな★★★
平成の御代を惜しむや参賀人★★★★
娶らざる息子来たりて寝積かな★★★

川名ますみ
いそいそと友来て風呂の初掃除★★★
カーテンを開けヘルパーと初富士を★★★★
応えたり亡き家族への年賀状★★★

1月2日(4名)

小口泰與
あけぼのの浅間仰ぐや年新たな★★★★
艶つやの犬の鼻なりお正月★★★
二日はや掃除機(ルンバ)の動き活発に★★★

多田有花
前山の姿新し初日の出★★★★
新年の挨拶LINEにて届く★★★
家々はまだ静かなり注連飾り★★★★
二日の朝。家々はまだ物音もなく、人の動く気配もない。注連飾りは静かに、正月であることをしめしている。句は、二日と限定していないが二日の朝の独特の静けさだ。年期のある句だ。(高橋正子)

廣田洋一
屋根瓦白く光れる初日かな★★★★
初御空白さくっきり富士の山★★★★
店長が法被で迎へる初荷かな★★★

桑本栄太郎
未明より救急車来る二日かな★★★★
初夢は想い出せずにしまいけり★★★
外つ人の深き眼や淑気満つ★★★

1月1日(5名)

小口泰與
透き通る暁の大気や初浅間★★★
利根川の流れ清らや年始★★★★
いつも流れている利根川が、年の始め、あたらしく、清らかになる。そう思う作者がいることで、利根川の流れが、清らかになるのだ。(高橋正子)

初浅間白き正装しておりぬ★★★

多田有花
有明の峰に差しけり初明り★★★
新年や古き写真をデジタル化★★★
元日の午後より少し風の出て★★★★

廣田洋一
高層ビルの玻璃きらきらと初明かり★★★★
高層ビルの窓の玻璃は、空の光を様々に映す。初明かりに窓がきらきらと輝く。都会の初明かりが瀟洒に捉えれて、新しい。(高橋正子)

窓際の亥の皿光る初明かり★★★★
朝風呂に手足伸ばせば初明かり★★★

桑本栄太郎
新た世の御代ことほぐや大旦★★★
平成の御代を惜しむや初御空★★★★
青空の空まつたきに初明かり★★★

川名ますみ
富士山をビルを包める初御空★★★
初空の光に富士の溶け入りぬ★★★★
折紙のいのしし親子お年賀に★★★
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