映画【名もなき者】観に行きました!
若きディランがヒッチハイクで辿り着いたニューヨーク
1960年初頭の町の雰囲気、雑踏、人、車など、時代背景が再現され、その世界に引き込まれます。
すぐさま憧れのフォークシンガー【ウディ・ガスリー】の病院に行き
その歌とギターを披露する緊張のシーン、ここから感動が始まります。
ディラン役のティモシー・シャメラさん、本当に歌とギターそれにハーモニカを相当練習して
もう音だけ聴けば、どちらがディランかわからない程【そっくり】です。
役柄も、ディランそのもの?映画じゃなく、ドキュメンタリーを観ている錯覚に陥ます。
実は、CDありますが、1回も聴いていないファースト・アルバム
本人の意向にそわなく、カバー曲集になった、レコード会社の方針
シルヴィ(スーズー・ロトロ)との出会い
ジョーン・バエズとの出会いとデゥエット
そこから生まれた歴史的名曲【風に吹かれて】
【はげしい雨が降る】【くよくよするなよ】も超名曲
【時代は変わる】
また、この時代のアメリカ合衆国、ケネディ大統領暗殺、公民権運動
世界情勢を背にした、若きプロテストシンガーに!
このころからディランが【名もなき者】から、ビートルズ並みの【人気もの】になり
サングラス、バイク、タバコ(特にタバコのシーンは多い)雰囲気が変っていく
目玉はレコーディング風景
【サブタレアン・ホームシック・ブルース】
アル・クーパーがオルガンをはじまて弾いた世紀の名曲【ライク・ア・ローリング・ストーン】
そして、1965年7月25日ニューポート・フォーク・フェスティバルに出演
主催者側の説得を押しきり、ポール・バター・フィールド・ブルース・バンドをバックに
【マギーズ・ファーム】をエレキギターで豪快に演奏するシーン
会場からは罵声と怒号、そしてステージに物が飛んでくるの大騒ぎ
この強烈な演奏が実にかっこいいと言えば、当時のフォーク支援者に怒られますが、
誰がなんと言おうが、かっこいいし、時代が変わった瞬間を観た気分になりました。
でも、ここではディランが折れて、フォークギター1本で
【イッツ・オール・オーバー・ナウ、ベイビー・ブルー】を歌う(史実では泣き泣き歌ったと・・・)
映画館で観て聴くので、サウンドはいいし、かつ大きい【音】を体験できます。
サントラ盤を購入してサウンドでも追体験
結局、この伝記映画を観てもボブ・ディランは、
何者かは1㎜たりともわからなかった。
でも、この時代以降も、今も、ディランは、傑作を残し、ライヴを行い
ミック・ジャガーを顎で使いながら
まだ、生きている。