”大晦日”です。(おおみそか?:おおはわかるが!晦この漢字は”みそ”?どんな意味があるのだろう?)
今日は、朝から、部屋の掃除。朝食後は、買い出しに、これで3日連続で買い物に出てます。
お昼前まで、外掃除したり、おせち料理の手伝いをしたりしました。
昼食は、昨夜の”寄せ鍋”に豚肉や野菜を追加したお汁と白ごはんを食べる。
午後から、ようやく、ゆっくり出来る状態になり、
地下にこもり、CDを整理したり、手帳を整理したりと、まったりと過ごしています。
今年、最後にどんな音楽を聴こうかな?と
クラフト・ワークの『人間解体』にしようかな・・・
プライマル・スクリームの『screamadelica』なんかどうだろうか・・・
結局、キング・グリムゾンの『リザード』(1970年)を聴きながら、この記事を書いています。
正直、この『リザード』は、はじめて聴いたのです。
もちろん『クリムゾン・キングの宮殿』はLPもあり存知ていますが、その他のアルバムは皆無で、『新世代への啓示/キング・クリムゾン・ベスト』がある程度で・・・この中には、『リザード』からの収録曲はないようです。
で、なんで大晦日にクリムゾンなんでかな?と問われますと
多分、レコードコレクター12月号で『太陽と戦慄』(1973年)の特集があって、それを立ち読みして、クリムゾンを聴いてみたくなり、結局、一ヶ月もすれば、それがなんのアルバムだったか忘れてしまい、間違えて『リザード』を借りてこうして聴いているわけです。
アルバムの曲は
1曲目<サーカス―カメレオンの参上―>混沌としたイントロに驚きますが、全体的に美しい曲です。間奏のフォルンも聴き易いし、決して難しくないのがいい。
2曲目<インドア・ゲイムス>JAZZの要素が高い曲。アコースティック・ギターのカッティングが心地よい響きです。中間の旋律も美しいのがいい。
3曲目<ハッピー・ファミリー>ドラマ”太陽にほえろ”の挿入歌のようなイントロ!ごちゃ混ぜのようで聴いてて落ち着くのはなんででしょうか?
4曲目<レディ・オブ・ザ・ダンシング・ウォーター>フルートの美しい演奏。穏やかな流れを持つ佳曲です。キーボードはメロトロンですかね?ビートルズの<ストロベリー・フィールズ・フォーエバー>のイントロの音色に近い。
5曲目<リザード>アルバムタイトル曲で組曲になり約23分の大作です。YESのジョン・アンダーソン
がヴォーカルを担当しています。確かにYESの歌声がはじめから聞かれます。
(a)<ルーパート王子のめざめ>Bメロが、ビージーズのようにポピュラーしています。
(b)<ピーコック物語のボレロ>ボレロってダンサーですかね?優しい旋律のなか悲しい表情で踊っている雰囲気を感じます。(”ボレロ”は同じリズムを保持しながら、2つのメロディを奏でる音楽だそうです。)
(c)戦場のガラスの涙
()<夜明けの歌>ボレロが終わり、静かなところから、ゆっくりと現れてきます。歌声もどこか元気がないみたいです。戦場でボロボロになった建物の残骸を拾い集め涙しているのでしょうか?
()<最後の戦い>やがて力強い戦慄がはじまり、サックスのどすの効いたメロディが印象的に流れます。
()<ルーパート王子の嘆き>突如、ドラムのシンバルだけの音に変わりましたが、またまたしばらく喧騒な音楽が続きます。そして、次には静かに少し歪んだギターの音色が・・・嘆きが終わったのか?
(d)<ビッグ・トップ>ラスト1分10秒がこの曲にあたります。生まれ変わったような、美しいメロディがぐるぐる回りながらフェイドアウトして行きます。
リザードいただきました。
また、来年もよろしくね
写真、追加しました。
(年越しそば)
(もうブリブリですわ!何人分?)