忘れた頃に、突然、再開します?デヴィッド・ボウイ特集!
夏のTVドラマ「スターマン」も感動的な最終回でしたね?種市先輩の演技も良かったし、ユキちゃんの主題歌も抜群の名曲だったし、挿入歌のボウイの〈スターマン〉のアレンジ曲も美しい出来でした。
今回で、14回目で取り上げる作品は、『スケアリー・モンスターズ』(1980年)です。
俗に言う”ベルリン3部作”の後の80年代最初のアルバムです。
スターマンの化けの皮が剥がれて生きつつある作品です。
ジョン・レノンの『ダブル・ファンタジー』と同じ時期に録音されたアルバムです。
時代はバブルの泡が膨れつつある世の中になり・・・
A面
1曲目<イッツ・ノ―・ゲーム(パート1)>
どこかの部屋に案内されて、そこで、いきなり日本語のナレーションが流れます!
”シルエットや影が革命を見ている
もう天国の自由の階段はないぃ~”
この前説の後に、英語で、ボウイの悲壮感まる出しのヴォーカルが飛び出す!
物凄い緊張感が続くのだ
”新聞は書きたてる”
”シャラップ”
2曲目<アップ・ザ・ヒル・バックワーズ>
ミディアム・テンポでソウルフルな楽曲です。途中のかき回すギター・ソロはロバート・フィりプかな?とてもいい曲です。
3曲目<スケアリー・モンスター(アンド・スーパー・クリ―ブス)>
”ブン・ブン・ブン”と軽快なイントロから始まります。ザ・カーズのような痛快な味がある曲です。
4曲目<アッシュズ・トゥ・アッシュズ>
曲調は、エキゾチックで魅力的です、ボウイの歌声もハスキーで艶やかです。
"スペース・オディティ"に登場した主人公のトム少佐を、ジャンキーだったと罵り、自分をとり戻します。
5曲目<ファッション>
ディスコと言うより、名曲<フェイム>の編曲みたいです?
”ビー・ピイィ”
とのかく楽しい曲です。
B面
1曲目<ティーエンジ・ワイルドライフ>
イントロからして、これって?あの<ヒーローズ>ですよねって言いたくなりますが、そこはぐっとこらえて”ボウイの魂”の歌を肌で感じたい。
素晴らしい曲だ!
2曲目<スクリーム・ライク・ア・ベイビー>
赤ん坊のように叫ぶ!ですかね?(直訳すると)
プライマル・スクリームでジョン・レノンは心を履きだしました。
ボウイも・・・
3曲目<キングダム・カム>
王国来たり?!
とてもおしゃれなファンキーな作りの楽曲です。
4曲目<ビコーズ・ユアー・ヤング>
ザ・フーのピート・タウンジェントがギターで参加しています。イントロのギター・ワークがそんな感じです。
5曲目<イッツ・ノ―・ゲーム(パート2)>
どこかで聴いたことあると思ったら、A面1曲目と同じ曲です。
ドロドロの緊張感がないので、少し物足りないところがありますが、これはこれで・・・
良いのです。