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スバル新1.8ℓエンジンの特徴

2021-03-26 05:14:42 | 爺の部屋
改めて、新型1.8Lエンジンの特徴を従来型1.6ℓと比較しながら考える。

◎新型1.8ℓエンジンの特徴
・実用燃費重視:レギュラーガソリン専用
・熱効率向上:リーンバーン(超希薄化)エンジンの新開発
・トルク向上:ピストンのロングストロール化
・最高回転数低下:ピストンのロングストローク化によるピストンスピードが上がったため、最高回転数は落ちた。
・フリクションロス低減:ピストン新素材の投入。左右のクランク軸をズラした。
・レスポンス改善:小型シングルスクロールターボに変更。
・小型・軽量化:左右のクランク軸をズラし、エンジン幅の拡大を抑えた。バランサーの厚みを極限まで削り、エンジンの全体長を短縮した。

◯新型1.8ℓエンジン性能 
・1.6ℓエンジン比:12.5%の容積アップ
・最高トルク:250から300N・m。20%の大幅上昇
・最高馬力:170から177馬力。4.1%の微上昇に止まった。馬力=トルク✖️回転数 最高回転数が落ちたため。
・実用燃費(前型1.6ℓ車比)16.0から16.5km /ℓ 。3.1%の微上昇
 新型レヴォーグは新型フレームSGP、フルインナーフレームの新採用、装備の充実等により車重は微増(20kg)した。
 燃費性能の向上は僅かだった。

 燃費優先、低中域速度優先のダウンサイジングターボエンジン。
 高トルク、高馬力優先のスポーツエンジンではない。

◯新型1.8ℓエンジンの今後
ボアアップの余地はない。排気量縮小版は出る可能性はある。