LUXMAN XA-1 心当たりを探したが見つからない。
オープンデッキ、カセットデッキのテープと接する部分がヘッドである。その部分が電磁石となっており、テープの磁気記録を読み取る。長く使われ続けると、磁気が完全に消えないで帯磁気となる可能性がある。使い続ければ、この帯磁気量が増えていくことになる。
この帯磁気が音に悪影響を与える。これを除くためにデッキ用消磁器があった。オープンデッキ用、カセットデッキ用と区別されて販売されていたが、先端部の形状(カセット用は、先端部が細かったり、曲げられたりして、機器に突っ込み易い形状となっていた)が違うだけだと思う。
この消磁器をヘッド近くにおいてSWを入れ、そのまま、ゆっくり離して、十分離れたところで、SWを切る。多分、この消磁器からはSとNの磁力線が交互に出ていて、それをヘッド近くに置くと、磁気を一旦飽和させた後、消磁器を徐々に離し(磁力を弱めてのと同じ効果)、ヘッドの帯磁を減らすと言う考えなのであろう。
まー、ここまでは分かる。どの程度の悪さをしているかは別として・・・・・・・
さて、LUXMAN XA-1とはなんなのか
テープ用ではないMCカートリッジ用消磁器なのだ。
針がレコードの溝をなぞる。レコード針の後端に付いているコイルがカートリッジ内の磁石の磁力線を横切る。この時、微少な電流が生じる、これが音の元となる。この極僅かな発電量、このコイルがもし帯磁していたとそたらどうなるか、良い結果にならないはずだと言う考えだと思う。
*閑話休題
MCカートリッジ用昇圧トランスも帯磁の可能性がある。そこで試したのが、発信器をプリアンプの前に発信器を繋ぎ、その後に昇圧トランスの出力側端子を繋げる。発信器から正弦波を出力し、プリアンプをボリュームを少しづつ下げて行く、つまりフェードアウトする。これによって、帯磁を消去する。
と言うようなことをしたことがある。その効果はプラシーボ?
容量の少ないMCカートリッジ用トランスのこと。大きな電圧が掛かって良いことはないだろう。どう言うトラブルが出るか分からない。責任は取れません。念のため
コイルが帯電?する。そんなのありえるの?プラシーボだろうと思う。
使い方はいたって簡単。
XA-1にMCカートリッジが付いたままのシェルをセットする。SWを入れる。一定時間が経つとパイロットが消えてそれでお終い。正弦派の電圧がコイルに掛かるそして徐々にフェードアウトして終了するのだと思う。
結果は、音が綺麗になったような記憶が・・・・・・・
プラシーボこそ、オーディオの真骨頂かな~
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます