わあ~、12 月もあっと言う間の1週間が過ぎます。残すところもう3週間余りで…令和3年、2021年ですよ。しかし、この令和2年、というより2020年といった方が覚え易いかも、間違いなく21世紀の歴史に刻まれる大事件の一つになるでしょうね。私もその生き証人の一人になるのですが、果たしてワタクシこれから先どれくらい生きられるのかしら…なんて、考えても仕方の無いことですけどね。アハッ…
でも思えば、あの3月29日の志村けんさんの死、続いて4月23日には岡江久美子さんもあっと言う間に亡くなられたときは、正直言ってビビりました。これは冗談なんかじゃなく本物なんだ!という何だか目に見えないとてつもないものが襲いかかっているような気がしたのです。そしてその津波のように襲ってくる新型コロナウイルスの第3波に、今呑み込まれつつある日本です。これは世界でも…
データーのグラフを見ると、第1波より第2波、第2波よりも第3波と、山が高くなっています。これがどこまで続いて…どこまで高くなるのでしょうか。この新型コロナウイルスの感染収束のカギを握るのがワクチンなんですが、12月2日にイギリス政府がアメリカの製薬大手「ファイザー」の開発したワクチンを承認したと発表していましたね。
日本国内でも、12月2日、改正予防接種法が成立し、ワクチン接種に向けた整備が加速しています。日本への供給は、ファイザーが2021年6月末までに6000万人分と。アメリカの「モデルナ」とイギリスの「アストラゼネカ」を併せると、日本の人口を超える計算になるようです。政府としては、2021年前半から国内での接種を目指しているらしいのですが、日本ではまだ申請もされていませんので、いつから接種ができるようになるのか。具体的な時期は明確ではないといわれています。また、接種が可能になった時点で、それぞれのワクチンの安全性と有効性はどうかというところでは、まだまだ予測できないものがあるのでしょうから、さて、どう受け止めたら良いのでしょう?悩むところですよね。何でも未知のものに挑むというのには勇気が要りますもの。ワクチン開発の歴史を見ても、今までに完璧ということは少なく、大なり小なりの被害者を出しながら改良されてゆくようですし、その副作用のために人生を狂わせられた人もいるのではないでしょうか。
来年は一体どういう年になるのでしょう。果たしてオリンピックは本当に開催されるのかしら?全て今のところは…神のみぞ知るということになりますか。
今日の午前中はちょっと電気店へ。エコキュートの電気温水器のリモコンが故障してしまい、何とかお湯張りは出来るもののたし湯などが出来ないので、直ぐに冷めてしまって、後からは入浴できなくなってしまったのです。午後からは俳句の会議があって…何となく忙しい1日でした。しかし、天気がよすぎて、車の中などは暑いぐらい。でも外に出ると風は冷たい!やっぱり師走ですね。三密などと言ったって、12月に入っての初めての週末だからでしょうか、結構買い物客などで混雑していました。クワバラ、クワバラ…ですが…ね。
さて、さて、先月の18日に吟行しました「東行庵(とうぎょうあん)」のこと、つい他のことに先を越されて、何も報告しないままで…決して忘れているわけではないんですよ。だって、写真をたくさん撮ってきているんですから。早く書いておかないと、もう忘れそう!というわけで、遅ればせながら今から何回かで書きますので、読んで下さいね。
この日も例に漏れず、快適な…というより暑いぐらいの吟行日和でした。今回は、人数を増やして13名の参加。宇部を9時にスタート、10時東行庵駐車場に到着。平日なのにもう結構いっぱいでした。
東行庵とは、下関市にある曹洞宗の寺院で功山寺の末寺。この庵のある地は清水山といい、幕末の頃騎兵隊軍監山縣有朋(当時は狂介)が麓に草庵を建てて、「無鄰菴」(むりんあん)と名付けていました。ちなみに後に山縣が京都に建てた別宅を無鄰菴というのは、この下関の無鄰菴にちなんで名付けられたものです。
慶応3年4月(1867年)に死去した高杉晋作の遺骸が、彼の遺言により奇兵隊の本拠に近いこの地に葬られました。そこで晋作に仕えていた愛人おうの(谷梅処)が出家し、山縣は明治2年(1869年)に無鄰菴をおうのに贈って、それがこの東行庵になりました。「東行」とは晋作の号で、おうのは明治42年(1909年)に亡くなるまで晋作をこの地で弔ったといいます。現在の庵主は4代目だと。
東行(晋作)の没後100年を前に、昭和41年(1966年)大修理が行われ、同年、東行を顕彰する東行記念館が境内に建てられました。その記念館には高杉晋作が実際に身に付けた衣服や復元品ではない本物の遺品が多数展示されており、騎兵隊に関する資料なども見ることができます。
しかし、私たちはここに何度も来ていますので今回はパス。また、たとえ資料などを見たとしても、碌な句は詠めませんもの。一度見て一度作ったらそれで終り。他を見て回った方がどれだけいいか…ですよ。ハイ!
とにかく、紅葉はもうこれ以上ないかなというぐらいに見事で、〝紅葉〟も〝紅葉かつ散る〟も〝散紅葉〟もありで満足、満足! 境内の清水山や東行池周辺には、楓など約300本が群生しており、10月下旬ごろから色づき始めます。樹齢300年とされる立派な「東行楓(かえで)」は、行ったときは7~8分ほど紅葉して、青い葉と真っ赤な葉が重なるような彩りで美しいかった…アッ、これ写真に撮ってきませんでした。ゴメンナサイ!
その後の26日には、「東行楓」が最後に錦の衣に包まれて、終焉を迎えようとしていますという情報と、今年は、コロナ対策でライトアップを中止したことから、昼間の来訪者が多くて、3か所の駐車場も終日満車で…という謝罪文も出ていました。だからあんなに人が多かったんですね。納得!
この先まだ長くなりそうですので、今日はここまでに。続きはまた…。