おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
黄帝内経素問 擧痛論篇 第三十九
第一節
黄帝問曰。余聞。善言天者、必有驗於人。善言古者、必有合於今。善言人者、必有厭於己。如此則道不惑而要數極。所謂明明也。今余問於夫子。令言而可知、視而可見、捫而可得。令驗於己而發蒙解惑。可得而聞乎。
岐伯再拜稽首對曰。何道之問也。
訳
黄帝が申されました。
私は次のように教えを受けている。善く万物を支配する道を説明できる者は、必ず人体について証拠をたしかめている。よく古のことが説明できるものは、必ずそれが現代の道理にもあてはまるものであるという。
人体について説明できる者は、自分の身体についても知識を十分満足できるようしている。
このようであれば、道に惑うことなく、重要な道理(理くつ)をしっかりと掌握して、所謂明を明らかにするゆえんである。今、余が夫子に問いたいのだが、(患者の)言うことを聞き(四診の1つで、聴覚・嗅覚による診察法)(諸症状を)知り、(患者を)望診(四診の1つで視覚による診察法)で症状を知り、手でさぐって(切診・四診の1つ、病人のからだ(脈、腹など)に触れて行う診断法、接診ともいう)みていろいろなことが得ることができるように、私が経験して、その蒙を開き迷いを解いてもらいたい、どうであろうか聞かせてもらいたい。
岐伯は再び敬礼し、更に頭を深々と下げ最敬礼をして申し上げました。
どのような道についてお問いになりますでしょうか。
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