おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
うみのせい 2014 秋 海の精クラブ
減塩ってどうなんだろう?!
「塩の摂り過ぎ」ってあるの!? 2-3
クセになる味が危ない!
「高塩分」の食品として、真っ先にターゲットに挙がるのが、味噌、醤油、漬物、梅干といった日本伝統の含塩食品です。
でも高塩分だから体に悪いと考えるのは早計です。
これらの発酵食品が腸内環境をよくして、体に有用であることは明らかです。
とくに熟成された味噌は、体内から有害なものを排泄する力が強いことが分かっています。
野菜や海藻をたっぷり入れた味噌汁を飲んでいる人は胃がんの死亡率が低く、むしろカルシウムや鉄を補給する健康食であることも、宮崎大学の島田彰夫先生の調査で分かっています。
それよりも気をつけるべきは、特にアメリカ発祥のファストフードと、カップ麺やポテトチップスなどのジャンクフードです。
それらは高塩分なだけでなく、高脂肪や高タンパクの部分食で、カロリーが高く肥満につながりやすい。
しかもビタミンやミネラルが、ほとんど含まれていません。
使われている塩の多くは高純度塩です。
また甘みや旨みを補うために、白砂糖や果糖・ぶどう糖などの人工甘味料、化学調味料や酵母エキスなどの人工旨味料が使われています。
こうした食品をとり続けていると、味覚がそれに慣れてしまい、人工的で刺激的な味をおいしく感じるようになります。
実際、ファストフードでは一口でおいしく感じる味つけにして、習慣的に食べ続けてもらうよう設計されています。
食べ出したら止まらない、味を覚えたらまた食べたくなる、クセになる味につくられているのです。
危ないのはむしろこうした食品なのです。
参考文献 島田彰夫著『伝統食の復権』(不知火書房)
つづく
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1包60円