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黄帝内経素問 刺腰痛篇 第四十一 第三節

2014-08-29 07:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

柴崎保三著・鍼灸医学大系 ⑦ 黄帝内経素問 刺腰痛篇 第四十一

第三節

(原文)

 會陰之脈、令人腰痛。痛上漯漯然汗出。汗乾令人欲飲。飲已欲走。刺直陽之脈上三痏、在蹻上郄下五寸横居。視其盛者出血。

 飛陽之脈、令人腰痛、痛上怫怫然。甚則悲以恐。刺飛陽之脈、在内踝上五寸、少陰之前、與陰維之會。

 昌陽之脈、令人腰痛、痛引膺、目 (コウコウ)然。甚則反折舌巻不能言。刺内筋爲二痏、在内踝上、大筋前、太陰後、上踝二寸所。

 散脈、令人腰痛而熱。熱甚生煩。腰下如有横木居其中。甚則遺溲。刺散脈、在膝前骨肉分間、絡外廉束脈。爲三痏。

 肉里之脈、令人腰痛。不可以欬。欬則筋縮急。刺肉里之脈、爲二痏。在太陽之外、少陽絶骨之後。

 

(訓読)

 會陰の脈人をして腰痛せしむ。痛みの上漯漯(とうとう)然として汗出づ。汗乾けば人をして飲まんことを欲せしむ。飲むこと已(や)めば走らんと欲す。直陽の脈上を刺すこと三痏、(陽)蹻の上、郄の下、五寸に在りて横居す。其の盛んなるものを視て血を出せ。

 飛陽の脈人をして腰痛せしむ。痛み上りて怫怫然たり。甚だしきときは則ち悲しみ以て恐る。飛陽の脈を刺すは、内踝の上五寸、少陰の前、陰維との會に在り。

 昌陽の脈人をして腰痛せしむ、痛み膺(むね)に引き、目(コウコウ)然たり。甚だしきときは則ち舌を反折し巻きて言うこと能わず。内筋を刺すこと二痏と爲す。内踝の上、大筋の前、太陰の後、踝を上ること二寸ばかりにあり。

 散脈人をして腰痛して熱せしむ。熱甚だしきときは煩を生ず。腰下に横木有りて、其の中に居するが如し。甚だしきときは則ち遺溲す。散脈を刺すは、膝前の骨肉の分の間、外廉を絡する束脈に在り。三痏を爲せ。

 肉里の脈人をして腰痛せしむ。以て欬すべからず。欬するときは則ち筋縮急す。肉里の脈を刺すは、二痏を爲せ。太陽の外、少陽絶骨の後に在り。

 

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