昌栄薬品です
認知症予防(軽度認知障害予防)-10
・・・方剤解説⑤・・・
※記憶力を改善させる漢方薬
1)天王補心丸
【組成】
:地黄・天門冬・麦門冬・当帰・丹参・酸棗仁・柏子仁・遠志・茯苓・人参・桔梗
【効能】滋陰養血、補心安神
体質虚弱な人の次の諸症:不眠、不安感、肩こり、息切れ、動悸、口渇、便秘
【主治】陰血(血液)不足、心神不安(精神不安)
【解説】
快眠、快食、快便という言葉があるように、夜ぐっすり眠ることは健康の基本です。
しかし、寝つきが悪くて眠れない、途中で何度も目が覚める、早く目が覚めてその後眠れない、などの不眠症に悩まされている人が増えています。
不眠の原因がハッキリしているときは、それに応じた対策がとれますが、大部分の不眠は不安感やストレスなどに起因するので、治療は意外に厄介です。
漢方では、何らかの原因により心神(こころ)のバランスが乱され、その結果として不眠や不安感、動悸などが起こると考えられています。
「天王補心丸」は、漢方の薬方をもとにした生薬製剤で、「心神を補ってバランスをとる」との意味から名づけられました。
漢方薬や生薬製剤などによる不眠治療は、ぐっすり眠れて朝の目覚めが爽快なことが特長で、最終的には薬に頼らなくても眠れるようになることを目指しています。
腎陰(注①)と心血(注②)を補うことによって、脳に栄養を与え、脳の機能低下を防ぐので、軽度の記憶障害を改善し、また虚火(注③)を清することによって、寝つきが悪い・焦燥感など熱の症状を取り除きます。
天王補心丸は、のぼせ・ほてり・腰膝の無力・盗汗などの腎陰虚の症状があり、睡眠障害や軽度の記憶障害を伴う認知症に使用されます。
注①
腎陰=じんいん。(腎に熱があれば、冷ます作用がある機能)が不足すると、腎陽(生まれ持っている体温維持をする熱)は興奮し、甚だしければ相火妄動(肝や腎の炎症)の現象をおこす漢方用語大辞典
注②
心血=しんけつ。心臓が主る血のこと。心血は全身の各組織を栄養するばかりか、心の精神活動をささえる基礎的物質の一つである。ゆえに心血が虚すると、心悸・健忘・不眠・多夢や一般的貧血の症候をあらわす。漢方用語大辞典
注③
虚火=きょか。体表に発熱がなく、裏(身体内部の臓器、消化管)に熱のある状態、炎症、発熱、充血などをいい、虚熱ともいう。新・東洋医学辞書13
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500g 15,000円
分包品1包1g入り
60包3,500 円
240包10,000円
1包60円