自由時間のドッヂボールのようす
毎年、3月頃にはかっぱらぱ編集室の参加人数も減って
すきま風がぴゅ~ぴゅ~吹くような、
ちょっと寂しい感じになるのですが…。
4月5月になってくると休んでいたメンバーたちも再び参加を始め、
子どもたちの中に活気が戻ってきます。
今日は、参加人数も20人。
男の子の参加も増えてきて、にぎやかにぎやか。
そんな中で、6年生がアメだかガムだかを食べているのを発見…。
みんなの前で、
「食べるんだったら外で食べてくるか、中にいるなら口から出しなさい!」
と強く叱りました。
すぐに謝ってくれれば良いのですが、
上級生のプライドもあり、時にはかたくなに口を閉じてしまうことがあります。
今回もそうでした。
かっぱらぱ編集室には、あまり「きまり」はありませんが、
編集室中は、おやつの時間以外にお菓子を食べることを禁止しています。
歴代の高学年の子の中にも、私の目を盗んでお菓子を食べる子がいましたが、
ただ食べたいというより、イライラしているせいだったり、
私の目を盗んで食べるスリルを味わうようなところがあるのかな~とも思います。
しかし、理由はともかく、ダメなものはダメです。
今までもそのことに対しては厳しく言ってきました。
「来たいから来る」という中、「来る以上はそこのルールを守る」というのは絶対条件です。
毎回、誰かを叱った後には、みんなの中に気まずい空気が流れます。
私を気遣って、話しかけてくれる子がいたり、
冗談を言ったりして場を盛り上げようとしてくれる子もいたり…。
私もあまりしつこくは言わないように気をつけているので、
しばらくすると気まずさも次第になくなっていきます。
今回も、他の子たちのドリルや宿題の丸付けをしているうちに
6年生たちのかたくなさも取れて、いつものやさしい6年生に戻っていました。
「叱ること」はむずかしいな~と思います。
自分自身が疲れていたりイライラしていたりなど、
コンディションの悪いときには、
ついつい叱らなくてもいい場面で声を荒げてしまうときがあります。
そんな自分に気がついたときには、
「さっきは言い過ぎてごめんね」と謝るようにしていますが、
本当に申し訳ないな~と思います。
本当の信頼関係がなければ、
今の子どもたちは叱れないな~と思います。
たとえ叱ったとしても、心には届きません。
その信頼関係を築くために、日頃から注意深く子どもたちを見ていき、
一人ひとりの心を大切にしていってあげることが必要です。
45分間の勉強時間が終わり、
自由時間になり、みんなでドッヂボールを始めました。
メンバーは、小学1年生から中学2年生まで。
上級生たちは、1・2年生の子には球を当てないように、
暗黙の了解で配慮してあげています。
低学年が外野に出ると、なかなか内野に戻れないことが分かっているからです。
私がそうしろと言ったわけではありません。
みんな優しいな~と思います。
そんな中で、上級生たちは、お互いには容赦なく、
強い球を投げ、それを受けて、また投げ返してと、楽しんでします。
審判をしている私に球が当たると
「おばちゃ~ん(のせいで、あっちの球になっちゃったじゃん)」
とみんなからやさしいブーイングがきます。
さっきまでの気まずさは、もうそこにはありません。
毎回、子どもたちからはたくさんのことを教えてもらいます。
本当にありがたいな~といつも思います。