かっぱらぱ編集室 つれづれ

かっぱら編集長がつづる日常のあれこれ。

団地夏祭り2006 最終章 成長

2006-08-10 08:18:26 | かっぱらぱ編集室

私が子どもだった頃、
学校には、学校祭や遠足、運動会といろいろな行事がありました。

特に学校祭には学年ごとの劇があり、主役がいたり脇役がいたり、
配役にもれた子どもたちは、楽器演奏になったりなど、
それぞれがそれぞれの役で精一杯その日の成功に向け
活動したものでした。

写真 ねらえ!ペーパー落としのチームの
    企画会議のようす(小3~小4)

かっぱらぱ編集室の活動をしていて感じることは、
週に1回の活動だけだと、単調で変化に乏しく
子どもたちの間で小競り合いが起きてきます。

そんな中で、今回のような行事(活躍の場)を入れると、
崩れかけていた人間関係が再構築され、
仲間意識がグッと出てきます。

普段、見えていない相手の様子がわかり、
お互いの理解が深まるからでしょうか。

写真 ねらえ!ペーパー落とし
    トイレットペーパーの先につけたお菓子を
    水鉄砲でねらって落とすゲーム

困っている下級生を上級生が自然とフォローし、
下級生は上級生を見て「すごい」と感じるのも、
こんな時です。

また、上級生の段取りを見て学び、
下級生たちは自分たちのお店に実践していきます。
そこに大人の入る余地はありません。

目標設定も、ベテランにはベテランなりに、
初心者には初心者なりのレベルがあり、
それぞれのレベルに合わせて満足度も違います。


最後は、中学2年生の男の子の話です。

子どもたちは、自分の居場所ができた場合や、
中学にあがり大人になっていく課程で
いずれかっぱらぱ編集室から離れていきます。

彼は久しぶりにやってきて、お店を出したいと言いました。

お店は「金魚釣り」。
久々の来訪に小学生たちもとても喜び、
彼がどのように店作りをするのか楽しみに見ていました。

あり合わせの金魚型の醤油入れに色水を入れ、
針金をつけて魚に見立て、
さらに針金を加工して針を創り、
細くまいた半紙で釣り糸を創り、その先につけました。

後は衣装ケースに水を張り、
あっという間に金魚釣りのできあがりです。

小学生たちも自分のお店の合間に
おもしろがって創るのを手伝ったり、
いっしょに試してみたり。

もちろん、彼も小学生のチームで困っていることがあると
そつなく手伝いにも入ります。
さらりと来てさらりと帰る…という感じです。

当日も、小・中学生相手に、さらりとお店を開き、
楽しませてあげていました。

その後、かっぱらぱ編集室の1年生の女の子が、
彼はどうしてる?…と私によく聞きます。
彼の存在がとても印象深かったのかな~と思います。
大好きなお兄ちゃん?不思議なお兄ちゃん?という感じでしょうか?

小学1年生から見て、
中学2年生とは、どんな風に見えるのでしょう?

 

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