かっぱらぱ編集室 つれづれ

かっぱら編集長がつづる日常のあれこれ。

コロナによる一斉休校③ イメージできるようになるのは小4から。小3までは実物でしっかり遊ばせましょう

2020-04-17 11:23:31 | 新型コロナ

一日児童館「かっぱら広場」で遊んでいる様子。

プラレールの線路の周りに、プラスチックカップで峡谷(?)を作っています。

 

なぜ子どもたちがゲームで遊ぶのかというと、

一つには『オモチャを広げると親に怒られる』からです。

広げた分だけ遊んだ後は片づけをしなければなりませんし、

親の機嫌でいつ遊びが中断されるかわかりません。

その点、ゲーム機は散らかさないので片付けもいらない、どこにでも持っていけるなどお手軽です。

 

スイッチを押せば、魅力的なコンテンツがたくさん用意されていて、

やればやるほど引き込まれていくように、システムが組まれています。

 

■「鉈(なた)を知ってるの。すごいね~」

 

みなさん、「鉈」って知っていますか?

枝打ちをしたり、木を削ったりなど、主に山林で働く人たちが使っている大きな包丁のようなものです。

小学2年生の男の子と話をしているときに、鉈の話が出てきました。

「きみ鉈を知ってるなんてすごいね~」と驚いて言うと、

「マインクラフトで出てきたよ」との返事。

(マインクラフトは、子どもいや大人にも大人気のゲームの名前です。)

 

山間地に住んでいる小学5年生の女の子と話していた時には、

「泳ぐのは川。まだ海に行ったことがない」と言っていました。

 

■子どもの五感を育てるために、子どもと一緒に学びましょう

 

目で見て、音で聞いて、指を使って触る、匂いを嗅ぐ、実際に食べてみるなど、

子どもたちは五感が刺激されことによって

認知機能(記憶する力、思考・考える力、理解する力、計算・学習能力、言語・判断力)が育っていきます。

 

まだイメージすることができない小学3年生までは、

できるだけ実物に触れさせて遊ばせることが、

子どものイメージ力を育て、

4年生以降の学習に必要とされる抽象的概念(イメージすること)への理解につながっていきます。

 

今は新緑の頃。

外に出ると辺りは芽吹いたばかりの緑であふれています。

子どもと一緒に図鑑を片手に、草花の名前を調べることも生きた「理科の勉強」になるのではないでしょうか。

それはきっと、子どもにとってゲームやYouTubeよりずっと楽しい体験になると思いますよ。(^^)

この花の名前は「ホトケノザ」です。

朝歩いているときに咲いているこの花。

名前がわからず、昔子どもの外遊びの時に持参していた図鑑を引っ張り出してきました。

年季が入っています。

探したけど、やっぱり見つかりません。う~

でも、久しぶりにページをめくって、なつかしさがこみ上げてきました。

子どもたちに良い思い出を作ってあげてくださいね。

 

 


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