ざっと今まで書いたことを読み返してみました。
本当は、もっと丁寧に書いた方が良いところもいっぱいあるけど、
今日中にできるだけ先に進みたいので、次に進めるね。
今回は、「心のエネルギー」についてお話をします。
心のエネルギーっていうのは、
「気力」や「体力」
「元気印」「うれしいこと」「楽しいこと」などなど、自分にとってのプラスの力です。
それがいっぱいあると、頑張れるし、物事をプラスに考えられるようになるんだ。
例えば、ここにコップがあるとします。
これは、心のエネルギーが入るコップです。
きみが今まで生きてきた中でバリバリ元気だった時をエネルギー100%、
コップいっぱいエネルギー量がなみなみだったとしたら、
今は何%くらいあるかな?
よくこの問いを、相談に来てくれた子どもたちにします。
すると、不登校の子どもたちは「30%」と答えてくれることが多いです。
(中には0%という子もいるよ。)
問題なのは、その子どもたちが、30%のエネルギーしかないのに、
「100%のエネルギーを持っている人と同じことをしなければ」と考えていること。
それは、無理なことだよね。
そう考えることで、ますますエネルギーが減っていってしまいます。
そもそもどうして30%になってしまったかというと、
勉強や友だち関係、部活や委員会活動などに一生懸命取り組むがゆえに
どんどんエネルギーを使ってしまった結果です。
前回も書いたように、学校は新しいことの連続の場。
「困れば人に相談する」「意地悪をされれば誰かに助けてもらう」ことができれば、
窮地を脱していけるんだけど、
人に頼ることを学んできていないきみは、何とか自分で頑張ろうとしてきたんだと思う。
「じゃ~人に頼れない自分が悪いんだ」と思ってしまうけど、
決してそうではないよ。
困ったことがあり(きっかけ)、頼ったときに(行動)、それを受け止めてもらえる(報酬)ことで
「困れば相談する」という行動が身についていくんだけど(オペラント学習だよ)、
優秀な子どもほど、周りも「ひとりでできるだろう」と思ってしまって、ほおって置かれるから
結局何でも自分でこなしていかなければならなくなってしまうんだ。
その結果、「困っても自分で何とかしなければ」と頑張ってしまい、
必要以上にエネルギーを消耗していってしまうんだ。
加えて、もう一つの理由があるよ。
学校が大変でも、家に帰れば安心できる環境がある、話を聞いてくれる人がいる
地域の中に温かく見てくれている人がいるなど、
自分にとっての安全地帯、安心できる場所があれば、
多少大変なことがあってもそこでエネルギーを補給しながら乗り越えて行くことができるけど、
家に帰れば親は忙しく働いていて疲れている、両親の仲が悪い、親と祖父母の仲が悪いなど、
家でも気を遣っているとしたら、エネルギーを回復するどころか、家にいてもどんどん減っていってしまうよね。
エネルギーが減ってしまうと当然、考え方(視野)も狭まってしまうので、
今までできたこともできなくなっていって、ますます心への負担が増していってしまいます。
「学校に行けない」と相談に来てくれた子どもには、
①家で休んで、まずエネルギーを回復すること
②また、30%のエネルギーでできることをやって自信や元気をとりもどすこと
などをアドバイスしているよ。
そう考えると、きみにとって、
今家で休むことは、「意味のあること」「大事な時間」だっていうことが分かるよね。(^^)
次は、家でできること、やってみること、試してみることを書いていくね。
午後6時になりました。頑張るぞー(^^)