Corriere della sera 2018/08/22
Migranti sulla Diciotti. Conte lo chiama, Salvini non molla: «Il ministro sono io, mi arrestino pure»
«Fico pensi al suo lavoro, non do il consenso». Il premier lo rassicura: «Matteo sai che io sto con te. Siamo perfettamente allineati»
Diciotti号の難民に対する対応で連立政権内部で対立があきらかに。
Conte首相はSalvini内務大臣に電話。Salviniは断固として引き下がるつもりはないようだ。「担当大臣は俺だ。文句があるなら俺を逮捕しろ。」「Fico（M5S議員。議会議長）は自分の仕事をすればいい。おれは彼の意見を受け入れるつもりはないけどね。」一方、コンテ首相もSalviniを擁護して、「Salvini大臣の仕事は尊重する。連立政権は確固としている。」
Salviniはこの夏をTorentinoのPinzoloで過ごしている。避暑地でも忙しくしているSalvini。難民対応でSalviniに対する風当たりは強くなっているが、ものともしていないようだ。Conte首相も連立政権の分裂を危惧してか、Salviniを擁護。「Matteo(Salvini)は私が彼を支持していることを知っている。われわれはEUの要請に対し完全に理解しているつもりだ。しかし、いまやそれも限界だ。Diciotti号の難民を受け入れるのは無理だ。」
一歩も引かぬSalvini。だが、首相府からは怒りと不安の声が届いている。しかし、Salviniは「首相府のやつらは好きにすればいい。でもおれは同意しないよ。」「卑怯なEUにかき回されるのは真っ平だ。もしもDiciottiの対応が気に入らないというなら好きにしてくれ。責任はConte首相とMattarella大統領がとってくれるだろう。」この状況を打開するのは、EUのどこかの国が責任をもって介入してくれることだ。「だけど、経済的負担だけではだめだ。保証と時間の確約が必要だ。」
いまやRoberto Fico(M5S議員。議会議長)はBoldriniのようだ。
副首相で内務大臣のSalviniはこの緊張事態にもかかわらず完全に余裕を見せている。Diciotti号から難民をすべて降ろすように求めたFicoに対しても厳しく、「お前は議会議長の仕事をしてればいいんだ。これは俺の仕事だ。」また、カターニアに着いた民主党事務局長のMaurizio Martinaに対しても、「俺は民主党に投票した人に同情するよ。本当に君たちが気の毒になる。」
前日には子供を上陸させることはすでに決まっていた。しかし、問題は年齢の証明だ。Salviniいわく、「子供は上陸できる。私たちイタリア人は度量があるからな。しかし、大人はダメだ。EU各国が受け入れ人数をさらに8万人増やすだけでは不充分だ。EU各国に各自の責任を認識して欲しい。でもEU諸国が受け入れないということであれば、最後の手段はオーストラリアと同様、難民受け入れ拒否ということだ。パスポートのないものは上陸不可、強制送還。われわれがどうせ受け入れるというやつらがいる。麻薬の密売を助けることになるのを知っていてか？それともそれもわからぬ馬鹿か、犯罪に手を貸す共犯者か。」 また、Roberto Saviano（ジャーナリスト。カモッラほかの犯罪集団の経済、組織についての調査報道を専門とする。犯罪組織からの脅迫のため、2006年以来、警察による身辺警護を受けている。）についても、「大臣に、犯罪組織とつながった生活はさせないと言える判事なんているだろうか？」
Salviniはさらに腕組みをしながら続ける。「俺は、街中を何万人という、朝から晩まで何もするでなく、一方でイタリア国民に5百万ユーロの負担をさせる偽装難民が歩き回るのに耐えられないんだ。俺が大臣に就任してからだけでほんの3万2千人上陸者が減っただけだ。これじゃぜんぜん足りない。NGOの連中だってもうイタリアには受け入れる余裕がないことをわかっていたし、船の修理工(難民の手引き屋？）の連中だって、イタリアにはもう場所がないとわかっていた。だから言いたいんだ。どうか好きなところへ行ってくれと。フランスでもスペインでもジブラルタルでもマルタでも。とにかくイタリア以外に。船の修理工、マフィア、カモッラ、武器密売人、麻薬密売人、人身売買組織が極楽生活するのはもう終わりだ。」そして、イタリアの国民に対し、「俺は貧しい5千万人のイタリア国民に、ひと月278ユーロで生活している生活困難者に、若い運転手たちに、学校の先生に、農家に、年金生活者に、トラック運転手に、生活の手を差し伸べたいんだ。EUができなくても自分の手で。EUは3万5千人の難民を受け入れるといいながら、まだ1万2千人しか受け入れていない。3分の１だ。これで俺の方がなにか悪いことをしているとでも言うのか？」 Salviniを支持する者、不安視する者。Conte首相や Toninelli(Marcello Toninelli, M5S議員)は指示している。気に掛かるのは国民の意見だ。そしてSalviniの豪腕政治は続く。
(原文)
https://www.corriere.it/politica/18_agosto_23/conte-chiama-salvini-non-molla-min
istro-sono-io-mi-arrestino-pure-b37c9f3e-a648-11e8-91e4-21266181578b.shtml
Migranti sulla Diciotti. Conte lo chiama, Salvini non molla: «Il ministro sono io, mi arrestino pure»
«Fico pensi al suo lavoro, non do il consenso». Il premier lo rassicura: «Matteo sai che io sto con te. Siamo perfettamente allineati»
Diciotti号の難民に対する対応で連立政権内部で対立があきらかに。
Conte首相はSalvini内務大臣に電話。Salviniは断固として引き下がるつもりはないようだ。「担当大臣は俺だ。文句があるなら俺を逮捕しろ。」「Fico（M5S議員。議会議長）は自分の仕事をすればいい。おれは彼の意見を受け入れるつもりはないけどね。」一方、コンテ首相もSalviniを擁護して、「Salvini大臣の仕事は尊重する。連立政権は確固としている。」
Salviniはこの夏をTorentinoのPinzoloで過ごしている。避暑地でも忙しくしているSalvini。難民対応でSalviniに対する風当たりは強くなっているが、ものともしていないようだ。Conte首相も連立政権の分裂を危惧してか、Salviniを擁護。「Matteo(Salvini)は私が彼を支持していることを知っている。われわれはEUの要請に対し完全に理解しているつもりだ。しかし、いまやそれも限界だ。Diciotti号の難民を受け入れるのは無理だ。」
一歩も引かぬSalvini。だが、首相府からは怒りと不安の声が届いている。しかし、Salviniは「首相府のやつらは好きにすればいい。でもおれは同意しないよ。」「卑怯なEUにかき回されるのは真っ平だ。もしもDiciottiの対応が気に入らないというなら好きにしてくれ。責任はConte首相とMattarella大統領がとってくれるだろう。」この状況を打開するのは、EUのどこかの国が責任をもって介入してくれることだ。「だけど、経済的負担だけではだめだ。保証と時間の確約が必要だ。」
いまやRoberto Fico(M5S議員。議会議長)はBoldriniのようだ。
副首相で内務大臣のSalviniはこの緊張事態にもかかわらず完全に余裕を見せている。Diciotti号から難民をすべて降ろすように求めたFicoに対しても厳しく、「お前は議会議長の仕事をしてればいいんだ。これは俺の仕事だ。」また、カターニアに着いた民主党事務局長のMaurizio Martinaに対しても、「俺は民主党に投票した人に同情するよ。本当に君たちが気の毒になる。」
前日には子供を上陸させることはすでに決まっていた。しかし、問題は年齢の証明だ。Salviniいわく、「子供は上陸できる。私たちイタリア人は度量があるからな。しかし、大人はダメだ。EU各国が受け入れ人数をさらに8万人増やすだけでは不充分だ。EU各国に各自の責任を認識して欲しい。でもEU諸国が受け入れないということであれば、最後の手段はオーストラリアと同様、難民受け入れ拒否ということだ。パスポートのないものは上陸不可、強制送還。われわれがどうせ受け入れるというやつらがいる。麻薬の密売を助けることになるのを知っていてか？それともそれもわからぬ馬鹿か、犯罪に手を貸す共犯者か。」 また、Roberto Saviano（ジャーナリスト。カモッラほかの犯罪集団の経済、組織についての調査報道を専門とする。犯罪組織からの脅迫のため、2006年以来、警察による身辺警護を受けている。）についても、「大臣に、犯罪組織とつながった生活はさせないと言える判事なんているだろうか？」
Salviniはさらに腕組みをしながら続ける。「俺は、街中を何万人という、朝から晩まで何もするでなく、一方でイタリア国民に5百万ユーロの負担をさせる偽装難民が歩き回るのに耐えられないんだ。俺が大臣に就任してからだけでほんの3万2千人上陸者が減っただけだ。これじゃぜんぜん足りない。NGOの連中だってもうイタリアには受け入れる余裕がないことをわかっていたし、船の修理工(難民の手引き屋？）の連中だって、イタリアにはもう場所がないとわかっていた。だから言いたいんだ。どうか好きなところへ行ってくれと。フランスでもスペインでもジブラルタルでもマルタでも。とにかくイタリア以外に。船の修理工、マフィア、カモッラ、武器密売人、麻薬密売人、人身売買組織が極楽生活するのはもう終わりだ。」そして、イタリアの国民に対し、「俺は貧しい5千万人のイタリア国民に、ひと月278ユーロで生活している生活困難者に、若い運転手たちに、学校の先生に、農家に、年金生活者に、トラック運転手に、生活の手を差し伸べたいんだ。EUができなくても自分の手で。EUは3万5千人の難民を受け入れるといいながら、まだ1万2千人しか受け入れていない。3分の１だ。これで俺の方がなにか悪いことをしているとでも言うのか？」 Salviniを支持する者、不安視する者。Conte首相や Toninelli(Marcello Toninelli, M5S議員)は指示している。気に掛かるのは国民の意見だ。そしてSalviniの豪腕政治は続く。
(原文)
https://www.corriere.it/politica/18_agosto_23/conte-chiama-salvini-non-molla-min
istro-sono-io-mi-arrestino-pure-b37c9f3e-a648-11e8-91e4-21266181578b.shtml