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下院で予算関連法案の修正が可決。法案は上院へ。

2018-12-03 14:23:02 | 政治
La Stampa pubblicato il 02/12/2018 Ultima modifica il 02/12/2018 alle ore 20:52
Manovra, slittano pensioni e reddito di cittadinanza. Di Maio e Salvini: “Eviteremo la recessione”
政府の予算関連法案の見直し対象から、年金制度と市民最低所得制度は除外された。Di MaioとSalviniは「景気が悪化するのを避けるのが大事だ」と語る。
商業取引税を15%に統一し、同時に脱税をしっかり監視する。産業用倉庫に対する不動産税率は2倍へ。

下院の委員会で議論されて新予算の制度改変のパッケージのなかには年金制度は入っていないし、市民最低所得制度やFornero法を上回る制度に関する法律も対象となっていない。Di MaioもSalviniも楽観的に「コンテ首相はEUとイタリアの3度目の景気悪化を避けつつ、あらたな明るい未来を切り開く、そんな改革全般の可能性を議論している。」と語る。「われわれの政策は、ふたたび就業率と生産性を上げることだろう。ここ数年の不景気の中で苦しんできた人々に手を貸し、消費を戻し、長期的成長の土台としての投資が期待されると考えている。
修正項目は全部で54。政府からの修正が15件、報告担当からの修正が39件。修正対象には当初家族に関するパッケージもあったが、それは最終的には除かれた。また、9万ユーロ以上の年金のカットするという修正案もあった。ただ、この年金カット案は上院でM5Sに修正案として提案されるだろう。同盟は上院では改めて第2弾の予算関連法案の修正について議論されることになると語る。

主な修正内容

- 産業用倉庫の不動産税は20% から40%へ上昇。
- 保健衛生関連予算は予算期間の3年の毎年5千万ユーロを削減。
- アルツハイマーとパーキンソン患者に対する予算は百万ユーロ。
- CNR(国家研究機関)予算は年、三千万ユーロ。
- 雇用センターの担当者を4千人採用
- 取引税を15%に一律にするのに対応し、脱税防止の規則を強化

(原文)
https://www.lastampa.it/2018/12/02/economia/manovra-il-governo-presenta-il-primo-pacchetto-di-emendamenti-non-ci-sono-le-pensioni-doro-wWjRVRo5eQ7UAyFpO96e4J/pagina.html