先日のチュニジアのクーデーターに続き、エジプトでも多数の死者を出す政権交代を迫るデモが行われ、それがさらにスーダンに飛び火してと、北アフリカが大変なことになっています。
チュニジアもエジプトも最後に行ったのはもう4年前になりますが、つい先週会社の同僚が年末にエジプトを旅行した際の土産話を聞いたばかりで、また行きたいな~と思っていた矢先の出来事。
11年前にエジプトを貧乏旅行した際には、1泊200円前後位の宿を泊まり歩き、4年前に紅海リゾートのシャルムエルシェイクや、3大ピラミッドのあるギザに宿泊した際は、1泊100EUR強と欧州と変わらない位の物価にびっくりしたりと、とかく貧富の差が非常に大きいエジプトなので、一般の人達の不満がかなり積もり積もった結果だと思います。
(チュニジアもストリートチルドレン等がいる一方で、豪華なアイランドリゾートが点在していたりと、同様にかなり貧富の差があります)
今の日本人が自国の政治を正すために、同じように立ち上がれるか?ということを考えると、今回民主化推進を唱え立ち上がったエジプトの中間層や大学生を応援したい気持ちがありますが、一方で騒乱に便乗する過激なテロ組織の姿も見え隠れしており、自国を愛する民意がおかしな方向にいかなければいいなと心配しています。
北アフリカ、とりわけエジプトは多くの旅人にとって素晴らしい魅力を持つ国だけに、1日も早く良い形に落ち着いて欲しいと思います。
※夕暮れのギザ(2007年)