ユネスコの世界遺産にもなっているアマルフィ海岸の中心都市、アマルフィの町です。
写真はポジターノへと向かう船上からの眺めです。
今では南イタリアの小さな観光都市ですが、9~12世紀には海洋交易で栄えたアマルフィ公国という独立国でした。
町の起源は古代ローマ時代の4世紀。外敵の侵入を防ぐべく、天然の要塞とも言うべき地形を生かした場所に町が作られましたが、土地が狭いため、断崖にへばりつくように上へ上へと建物が密集し、またその建物の間を細い路地が、迷路のように複雑に入り組んでいます。
今回はアマルフィの町に一泊しましたが、喧騒のナポリと違い、夏の人気リゾート都市らしい、ゆったりとウキウキが同居したような、華やいだ空気と時間が流れていました。