拝啓、世界の路上から

ギター片手に世界を旅するミュージシャン&映画監督のブログ(現在の訪問国:104ヶ国)

次は準決勝!!!

2011-01-21 | その他


サッカー日本代表がまたまたやってくれました。

地元カタールサポーターでスタジアムが埋まった完全アウェーの中、レッドカードで1人少ない&1点ビハインドの状況から逆転しての3-2での勝利。


全て流れの中での得点&待望の香川の2ゴール。


そして何よりチームが確実に強くなっているのを実感します。



次戦の準決勝は、イラン対韓国の勝者との対戦ですが、どちらが勝ち進んでも強敵です。



ただシリア戦や今日のカタール戦のような、精神的にも非常に厳しいゲーム展開を勝ち抜いてきている今の日本代表は、チーム全体がノってきてるのではないかと思います。


日本の勝利を信じて、精一杯テレビの前で応援したいと思います。



アジアの頂点まであと2つ。


頑張れニッポン!!!




世界遺産であることを「拒否」した町(ドレスデン/ドイツ)

2011-01-20 | 旅人のひとりごと



ドレスデンの船着場に停泊するエルベ川の遊覧船を見て、雪の舞う12月のオフシーズン(定期船の運航シーズンは4~10月頃)にもかかわらず、思わずシャッターボタンをおしてしましました。



「ドレスデン」、「エルベ川」というキーワードから、2009年に世界中を駆け巡った「ドレスデンのユネスコ世界遺産取り消し」のニュースを思い出す人も多いのではないでしょうか。



ドレスデンが世界遺産に登録された2004年の次の年に、住民投票で交通渋滞緩和を目的とした、全長635メートルの4車線の橋を架ける計画が決まりました。
(この橋を架ける計画は、世界遺産に登録されるよりもずっと前から計画されていたそうです)


「景観を損ねる橋をかけた場合は世界遺産資格を取り消しにする」、「トンネルを掘る形で回避するように」といった内容の、ユネスコからの度重なる勧告があったものの、結局「トンネルはお金がかかるから」と、橋の建設が着工され、世界遺産登録から5年程で取り消しが決定されました。



自分が住んでいるドイツ西側エリアの当時の世論(※ドイツは州ごとに祝日も異なる程、州ごとの自治権が強い)では、せっかく世界遺産に登録されたのに取り消しになるなんてもったいない!という議論が巻き起こって、「ユネスコ世界遺産とは?」的な代表例等が、ICE(新幹線)の車内や、航空会社の機内誌等を賑わしていました。



ただ世界遺産を異常にありがたがる日本人と違い、世界遺産だらけの欧州だからなのか?そもそもの話として、ユネスコ世界遺産のことを知らない人達も結構多く、特にドイツ国内でもトップクラスのメジャーな観光地である、ノイシュヴァンシュタイン城やローテンブルク(Rothenburg ob der Tauber)、ニュルンベルク等は世界遺産ではないのに、ドイツ人でも殆ど知らないようなマイナー場所が世界遺産に登録されていたりするので、そのあたりの温度感が日本とは大きく異なります。



確かに世界遺産に登録されていても微妙な場所(歴史的価値はあるのでしょうが)、登録されていなくても素敵な場所が数多くあることは周知の事実です。


実際にドイツのあちこちで見かける、バケーション用パンフレットを手に取ると、世界遺産とはまったく無関係な、南の島のビーチ系や、アルプスの山々系の方が圧倒的にページ数が多かったりもします。




このドレスデンの住民投票結果が、長い目で見てよかったのか、悪かったのか自分にはよくわかりません。


しかし「星付きレストラン」じゃないと美味しくないお店なのか?というと、決してそんなことは無いように、自分は世界遺産であろうがなかろうが、ドレスデンという町を、また訪れてみたい素敵な場所だと思っています。


こだわりの店の頑固親父を彷彿させる、ドレスデンの町のような人達がいても、いいんじゃないか?と、この町を訪れてみて、そんな風に感じている自分がいます。




「他人がどう思うかよりも、自分達がどうありたいかの方が大切なのでは、、、?」



世界遺産であることよりも大事なことがあるという、ドイツ屈指の観光地のこの選択は、そんなメッセージなのかもしれません。



※写真:エルベ川の遊覧船(ドレスデン)






アジア杯決勝トーナメント進出!!!

2011-01-19 | その他

サッカー日本代表がアジアカップでサウジアラビアに5対0の大勝、見事決勝トーナメント進出を決めてくれました。


しかし金曜日に行われる次戦は、開催国のカタール戦。


ワールドカップもそうですが、グループリーグはある意味予選みたいな位置づけなので、いよいよここからが本番です。


スポーツの世界では、大勝した次の試合に点がとれなくなることもよくありますし、決勝トーナメントは1発勝負、文字通り1つも負けられない試合が続くので、気を引き締めて頑張って欲しいと思います。



アジアの頂点まで、あと残り3試合。


頑張れ!ニッポン!!!




ゼンパー・オーパー(ドレスデン/ドイツ)

2011-01-18 | 旅フォト(ドイツ)


ドレスデンのゼンパー・オーパー(Semper Oper)です。


19世紀初頭に建築家ゴットフリート・ゼンパー(Gottfried Semper)の設計で建設されたこの歌劇場は、東ドイツ時代はドレスデン国立歌劇場、現在はザクセン州立歌劇場の名称でも知られています。


初代の音楽監督(首席指揮者)は、魔弾の射手で有名なウェーバーで、2代目音楽監督であるリヒャルト・ワーグナーの代表作「タンホイザー」や、「さまよえるオランダ人」が初演された場所としても有名です。



ワーグナーと言えば、世界一チケットがとりづらいことで有名な?「バイロイト音楽祭」が有名ですが、同音楽祭で使われるバイロイト祝祭劇場は、ワーグナーが親交のあったゼンパーのミュンヘン歌劇場の設計(設計をするも施工されず)を元にしていると言われています。




第二次世界大戦中(1934年~1942年)はカール・ベームが、また最近ではハイティンク(2002~2004年)が音楽監督を務めたこの歌劇場は、現在でも欧州屈指の人気を誇ります。



今回の訪問時は機会がありませんでしたが、チャンスがあれば1度ここでオペラをみてみたいと思っています

フラウエン教会(ドレスデン/ドイツ)

2011-01-17 | 旅フォト(ドイツ)


2005年10月30日に再建されたドレスデンの象徴、フラウエン教会(聖母教会)です。


オリジナルは1726~1743年頃に、「石の釣鐘」と呼ばれる、支柱を利用しない直径約25メートルの巨大ドーム天井を持った、バロック様式のプロテスタント教会として建てられました。


しかしドレスデンのランドマークだったこの教会は、第二次世界大戦終盤となる1945年2月のドレスデン大空襲で、一夜のうちに瓦礫の山と化しました。



東西冷戦中、共産圏側に置かれたドレスデンでは、市民レベルでこの教会の復興を望む声は多くあったものの、「戦争の傷跡の象徴」として、壊れたままの姿で残されていました。(広島の原爆ドームのような存在だったのでしょうか)



東西ドイツ統一後となる1995年から復旧作業が始まりますが、「世界最大のジグゾーパズル」と呼ばれる状態からの修復は容易ではなく、作業開始から約10年後となる2005年にようやく元の姿によみがえりました。



大戦後の「負の遺産の象徴」だったフラウエン教会は、現在ではべルリンの壁跡近くに建つブランデンブルク門等と並び、「東西ドイツ統一の象徴」の1つとなっています。


レジデンツ(ドレスデン/ドイツ)

2011-01-16 | 旅フォト(ドイツ)



エルベ川沿いに建つ、歴代ザクセン公の居城として使われてきたレジデンツ(ドレスデン城)です。


第二次世界大戦の爆撃で、壊滅的な打撃を受けたドレスデンですが、このレジデンツの北東側外壁には、「君主の行列」と呼ばれる約100メートル、およそ2万5千枚ものマイセンの陶磁器を使って、歴代君主の行進を描いた壁画が、ほぼオリジナルのまま現存しています。


やったぜ!サッカー日本代表!!!

2011-01-13 | その他
サッカーアジア杯、日本代表がシリアに2対1で勝利!!!

前半35分の長谷部のゴールは、切れ込んだ本田から香川、松井と渡っての流れの中での得点で、TVを見ていたこちらも思わずガッツポーズでした。


しかし後半27分のGK川島の1発退場&PKの場面は、思わず「何じゃそりゃー!!!」と絶叫してしまいました。

明らかに相手のオフサイド(副審も旗をあげていた)という場面で、欧州であんなヘンテコジャッジをしようものなら、審判は生きて家に帰れないのではないか?という感じ。
(コイツは頭おかしいんじゃないかと言いたくなる程)


イラン人の主審は、やっぱり中東びいきの偏った判定なのかと思いきや、その後に「さっきはちょっとやりすぎちゃったから今度は日本にも」という感じで、日本にもPKが与えられ、本田の日本代表1000点目のメモリアルゴールで再度勝ち越し。

GKの股抜きゴールであわやの場面でしたが、あの場面でど真ん中に蹴れる「肝っ玉の強さ」と、そんな状況でもきっちり決める「運の強さ」は、ホントあやかりたいものです。(笑)



6分という長さのロスタイム設定や、最後スローイン後の試合終了のホイッスルのタイミング等、単純にレベルが低い審判に振り回されただけような気がしますが、もうちょっと審判のレベルは何とかしてほしいものです。



ただ一次リーグでは、内容よりも勝ち点3が取れたことが何よりも重要。



苦しい試合が続いていますが、このような苦しい試合を勝ち抜くことで、チームが成長していけそうな手ごたえのようなものを感じました。


それからPKは決められたものの、難しい場面で投入されたにも関わらず、好セーブを見せたFKも蹴れるGK、和製チラベルトこと西川周作にも注目したいと思っています。




17日に行われる次戦は、大会前に優勝候補筆頭とも言われた強豪サウジアラビア戦ですが、初戦の黒星で監督が解任され、ヨルダン戦も連敗し既に予選敗退が決定済み。


引き分け以上で決勝トーナメント進出が決定しますが、ぜひ次の試合も勝って、良い形で決勝トーナメントに進んで欲しいと思います。


頑張れサッカー日本代表!!!!!

ライトアップされたフィルハーモニー(ベルリン/ドイツ)

2011-01-12 | 旅フォト(ドイツ)



ライトアップされたベルリンのフィルハーモニーです。


1963年にハンス・シャロウンの手によって竣工された、収容人数2,440席(大ホール)の五角形のこのコンサートホールは、東西冷戦当時の西ドイツ側にあり、当時のベルリンフィルの常任指揮者であったカラヤンの名演の数々によって、世界有数のコンサートホールとして、世界にその名を轟かせました。


ウィーンフィルと共に世界の2大オーケストラとも言われるベルリンフィルハーモニー管弦楽団の本拠地(3大オケの場合はアムステルダムのコンセルトヘボウ管が入るのだとか)であり、毎年1月1日にウィーン楽友協会大ホール行われるウィーンフィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートと並ぶ、世界の名物コンサートであるジルヴェスターコンサート(ベルリンフィルハーモニー管弦楽団によって毎年12月31日に行われる)の会場としても有名です。

※ちなみに小澤征爾さんは1988年にジルヴェスターコンサートを、2002年にニューイヤーコンサートを指揮しています。



2008年5月20日に改修工事中の屋根から出火し、しばらく閉鎖されたこともありましたが、現在はすっかり元通り?です。



ドイツに住んでいる間、何度でも訪れたいと思う場所の1つです。




新春???

2011-01-08 | その他


暦の上では新春(本当は旧暦でしょうが)となり、フランクフルトも少し暖かくなったのか、金曜日はこれまでの雪に変わって雨が降り、週末土曜日は久々の晴天でした。

近所の公園の雪も大分とけたので、久々にジョギングをしてみました。
(緯度の関係か朝夕はまだ真っ暗なので、冬は天気の良い週末ぐらいですが)


例年だと2月位に寒波が再来するのですが、昨年の夏は7月初旬には終ってしまったので、このまま冬が終って、少しずつ春に向かって暖かくなってくれるとよいのですけどね。