川越芋太郎の世界(Bar”夢”)

川越芋太郎の世界へようこそ!
一言メッセージ・「美」の探訪ブログです。短編小説などもあります。

体は生気を失い、衰弱・・・18世紀後半の西洋における美

2012-09-13 21:48:36 | 「美」発見
18世紀後半の西洋における美

ビュフォン曰く、
動物の外形は、脆弱さと家畜化により
退化する。
人間の外形も生活勇敢と怠惰によって
退化している。


我々の体は活気を失い、衰弱し、自然
から賜った美しい均整を失う。


さて、当時の厳しい西欧の社会状況が
原因でもある。
労働や不衛生がもたらす不健康は、
各種の病気を引き起こし、均整の取れ
た美から程遠い姿が目に浮かぶ。

小人、蟹股、せむし、・・・

など今では差別用語となる言葉が頻繁
に使われるぐらい、日常的に観られた
光景であったのだろう。

求められる美とは、どのような形であ
ったのであろうか。

平成24年9月13日 川越芋太郎