川越芋太郎の世界(Bar”夢”)

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一言メッセージ・「美」の探訪ブログです。短編小説などもあります。

19世紀の男性美としてのダンディズム

2012-09-16 20:56:31 | 「美」発見
19世紀の男性像

ダンディ、男性の美しさに変化

女性が力強さを表すとき、まさにその時
男性は優しさへの方向性が生まれる。

とはいえ、この頃は、男性=優しさとも
いえない。
次の言葉が男性の魅力を方言している。

「優しく優雅であるにも関わらず、棍棒
の荒業を習得している。」
優しさと力強さの同居

従来の粗暴や荒ぶれた男性像から、
鍛え上げた肉体(努力)と繊細な服装が
結合された。

今流のメタボなどは、論外の対象である。

そして、「ダンディ」の誕生

エレガントへの自己投資
平等概念を生み出したものの、いまだ現
実とならぬ平等
その中で、唯一、外見的イメージのみ、
自分を演出する手法として、現実化した。

誰の力も借りずに、自分が自分でいられ
る唯一の領域とも言える。
自らの美を養う

この意識の根底は今も面々と行き続けて
いると思われる。




目は無限へと開かれた窓

2012-09-16 15:19:36 | 「美」発見
目は無限へと開かれた窓

目が沈黙する意識との出会いを示唆
する。

上を見上げるあなたの目が、天上を
空にする。

挫折を知ることで、
物思いに沈む目
憂愁をたたえる目
夢見る視線
思索のひらめきを感じさせる目

どれもこれも、思考によって、
さらに気高くなった。

16世紀の神の存在を表現する美
18世紀の感受性を高めた美
そして、
19世紀の個人が自らを解放したとも
言える内面性を協調する美

そこには、従来の美に付加されて、
自らが望んでなる美がある。
そう、知性と知識でできた社会的な
美の誕生である。