人間仮免許中
卵月 妙子
統合失調症の主人公を描く小説です。我々は病気の知識がないばかりか、多くは他人事として無縁の世界と解する。しかし、ものすごい
世界がそこにある。ぜひ、一読を薦めたい。
何者
朝井 リョウ
就職活動という恒例にできごとであるが、そこに社会と人生の姿が浮かび上がる。本書中の次の言葉が印象的である。「仲間の心無い一
言が冷たい紅茶の中で溶け切れなかった角砂糖のように、この部屋のどこかに残ってしまっている。」人と過剰につながる世界である現
在の情報化社会であるが、実は本当は何者であるかを見えなくしている。
考えさせられる一冊である。
2012年師走を迎えて
卵月 妙子
統合失調症の主人公を描く小説です。我々は病気の知識がないばかりか、多くは他人事として無縁の世界と解する。しかし、ものすごい
世界がそこにある。ぜひ、一読を薦めたい。
人間仮免中 | |
クリエーター情報なし | |
イースト・プレス |
何者
朝井 リョウ
就職活動という恒例にできごとであるが、そこに社会と人生の姿が浮かび上がる。本書中の次の言葉が印象的である。「仲間の心無い一
言が冷たい紅茶の中で溶け切れなかった角砂糖のように、この部屋のどこかに残ってしまっている。」人と過剰につながる世界である現
在の情報化社会であるが、実は本当は何者であるかを見えなくしている。
考えさせられる一冊である。
何者 | |
クリエーター情報なし | |
新潮社 |
2012年師走を迎えて
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