「狂言でござる」 著者:南原 清隆 出版社:祥伝社
南原清隆、どこかで聞いたことがある名前ではありませんか。
お堅い名前ですね。
う~ん、南原ねえ。
あ、ナンチャンですか? あのウッチャン・ナンチャンの?
はい、あたりです。
本書は、ナンチャンの初本です。
当然、お笑いのギャク満載の本であるかと思いながら、
手にいたしました。
なんと、「狂言」の本です。
無論、狂言の専門書でありませんが、ナンチャンが実践した狂言
の世界がそこにありました。
これは、面白いように読み込めます。
「狂言」と「コント」の共通性と相違性を面白おかしく、性格に
読者に紹介しております。
私、川越芋太郎は、「狂言」にめっぽう”暗い”(笑い)
そんな、私が読んで、面白いと感じた。
コントの世界にいたナンチャンであるからこその、指摘をご紹介し、
本書の感想に変えさせていただきます。
1、ボケとツッコミには600年の歴史あり。
日本人は、ボケとツッコミがないと笑えない。
海外の映画や特に後援で「笑えない」日本人や笑い所がずれる減少を
見かけます。本書では、まさに、日本人の独自性として、ボケに対する
ツッコミがないから、笑えないと解説する。
「なるほど」と一人感心しました。
鋭い芸能魂ですね。
ところで、この話、最近のホームページやブログの掲載方法と同じである
ことに気が付きました。
ボケとツッコミの対話形式が多いことに。
なる程、読書をひきつける、これが秘訣なのか。
2、日本人の胴長単足も捨てたものではない。
ナンチャンが学んだ狂言では、背と腹が基本という。
それを支える重要なポイントが丹田。
股関節の重要性を本書で披露しておりました。
日本人の身体的な特徴が実は、エネルギーの効率的発露であるという。
現在、サッカーなどのスポーツ界でも注目されているという。
芋太郎が学ぶ居合いの世界でも同じです。
刀は手で振り回すものではない。
体全体の使い方で、鋭く、早く動作が可能となる。
3、日本の対の文化を大切にしよう。
ボケとツッコミで紹介しましたが、日本の文化はどうやら「対」の世界
であるという。
大和魂は荒御霊と和御霊で対を構成する。
判りやすく言えば、アンパンマンの世界であるという。
アンパンマンとバイキンマンの世界。
欧米流の白黒とつけようとする世界観と異なる。
徹底的に相手を懲らしめたり、滅ぼしたりはしない。
お互いの世界を「対」の世界を崩そうとはしない。
日本の文化には、このような基本的な特徴がある。
私達現代人はこれを無意識に受け入れていると言う。
そういえば、ドラえもんの「のびたとジャイアン」にも同じことが
言えそうである。
この書籍を読み終えて、なんともいい気分になった。
対の文化の深遠さと正しさを実感できた。
狂言を通して、ナンチャンが学びとった精神世界は私達に自身と方向性を
示唆してくれるのではないだろうか。
世界中が白黒の世界(正義と悪)で、勧善懲悪を是とする欧米の倫理観に
疑問を感じていた芋太郎には、日本が鍵であると常々考えていた。
そのバックボーンを本書から示唆されたような気持ちである。
ここまで、欧米化し、世の中がギスギスしている今日だからこそ、
「対」の文化を広めようではないか。
みなさん、いかがですか?
南原清隆、どこかで聞いたことがある名前ではありませんか。
お堅い名前ですね。
う~ん、南原ねえ。
あ、ナンチャンですか? あのウッチャン・ナンチャンの?
はい、あたりです。
本書は、ナンチャンの初本です。
当然、お笑いのギャク満載の本であるかと思いながら、
手にいたしました。
なんと、「狂言」の本です。
無論、狂言の専門書でありませんが、ナンチャンが実践した狂言
の世界がそこにありました。
これは、面白いように読み込めます。
「狂言」と「コント」の共通性と相違性を面白おかしく、性格に
読者に紹介しております。
私、川越芋太郎は、「狂言」にめっぽう”暗い”(笑い)
そんな、私が読んで、面白いと感じた。
コントの世界にいたナンチャンであるからこその、指摘をご紹介し、
本書の感想に変えさせていただきます。
1、ボケとツッコミには600年の歴史あり。
日本人は、ボケとツッコミがないと笑えない。
海外の映画や特に後援で「笑えない」日本人や笑い所がずれる減少を
見かけます。本書では、まさに、日本人の独自性として、ボケに対する
ツッコミがないから、笑えないと解説する。
「なるほど」と一人感心しました。
鋭い芸能魂ですね。
ところで、この話、最近のホームページやブログの掲載方法と同じである
ことに気が付きました。
ボケとツッコミの対話形式が多いことに。
なる程、読書をひきつける、これが秘訣なのか。
2、日本人の胴長単足も捨てたものではない。
ナンチャンが学んだ狂言では、背と腹が基本という。
それを支える重要なポイントが丹田。
股関節の重要性を本書で披露しておりました。
日本人の身体的な特徴が実は、エネルギーの効率的発露であるという。
現在、サッカーなどのスポーツ界でも注目されているという。
芋太郎が学ぶ居合いの世界でも同じです。
刀は手で振り回すものではない。
体全体の使い方で、鋭く、早く動作が可能となる。
3、日本の対の文化を大切にしよう。
ボケとツッコミで紹介しましたが、日本の文化はどうやら「対」の世界
であるという。
大和魂は荒御霊と和御霊で対を構成する。
判りやすく言えば、アンパンマンの世界であるという。
アンパンマンとバイキンマンの世界。
欧米流の白黒とつけようとする世界観と異なる。
徹底的に相手を懲らしめたり、滅ぼしたりはしない。
お互いの世界を「対」の世界を崩そうとはしない。
日本の文化には、このような基本的な特徴がある。
私達現代人はこれを無意識に受け入れていると言う。
そういえば、ドラえもんの「のびたとジャイアン」にも同じことが
言えそうである。
この書籍を読み終えて、なんともいい気分になった。
対の文化の深遠さと正しさを実感できた。
狂言を通して、ナンチャンが学びとった精神世界は私達に自身と方向性を
示唆してくれるのではないだろうか。
世界中が白黒の世界(正義と悪)で、勧善懲悪を是とする欧米の倫理観に
疑問を感じていた芋太郎には、日本が鍵であると常々考えていた。
そのバックボーンを本書から示唆されたような気持ちである。
ここまで、欧米化し、世の中がギスギスしている今日だからこそ、
「対」の文化を広めようではないか。
みなさん、いかがですか?
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