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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

アレルギー反応

2014年03月02日 00時00分01秒 | 紹介

 スギ花粉は2月から山林から放出され5月ごろまで続く。我が国のスギ花粉症の症状がある人は3000万人といわれている。スギ花粉症という症状はアレルギー(過敏症)体質の人がかかりやすいといわれるが、必ずしもアレルギー体質人ばかりではなく、突然に花粉症の症状が出てくる人もいる。この理由は、スギ花粉(抗原・アレルゲン)が体内に入った場合に体内で作られる抗体の量によるともいわれ、その量は人によって違いがあるそうである。

 したがって、昨年までは発症しなかったが、今年になって発症するということが起こりうる。抗体は抗原に対する体内の異物として感知する防御反応で、すでに抗体がある異物に対しては抗体によって阻止することができる(免疫反応)。これを抗原抗体反応と呼ばれているが異物として体外へ排出する。その過程で目がかゆくなる、クシャミが出る、鼻水が出る、熱が出る、蕁麻疹が出るような身体の症状も現れる。花粉症においても風邪の症状とよく似ている。

 最近の新聞情報で、食物アレルギーの幼稚園生が、給食で出された韓国風ちぢみに入った粉チーズアレルギーで死亡したことが報道されていた。亡くなられた園児には残念なことであったが、再発防止に関係者の全力を挙げて対処してほしい。多くの食物(アミノ酸や単糖類は分子量が小さいため、アレルギーを起こさないといわれているが、たんぱく質や多糖類は分子量が大きいためアレルギーを起こしやすい)や、金属の宝飾品によるアレルギー反応があり、分子量が大きいと異物としてのアレルギー症状が出る。

 花粉症では起こらないといわれるが、ふぐ毒や蜂に刺されると抗原抗体反応が短時間に起こり、症状が重くなるとアナフィラキシーショック症状となり、呼吸が停止する場合もある。

 アレルギー体質は遺伝的な原因で子供に伝わるようで、乳幼児のうちに検査が大切である。パッチテストといって、アレルギー物質とされる試薬を直接腕などに張り付けて、貼り付けた部分の変化を目視して判断される。幼児期に特定の食品に対してアレルギー反応があっても成長するに従い、また、体質改善を行うことによって、免疫体質に変わり、食してもアレルギー反応が出なくなる場合もある。

 この抗原抗体反応(免疫反応)も異物が多くなりすぎる場合や、常に身体と接触していると過剰な反応を起こし、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、花粉症などを引き起こす。