引き続きカワラヒワです。
つまり消費者ニーズを如何に製品に組み込むかは、絶え間ない研究と開発によるところが大きい。新製品を誕生させても、後発企業の類似製品に凌駕されてしまえば、人力を投入し、資金を出しても何故の開発であったのか、トンビに油揚げをさらわれてしまう心境になってしまう。
そこで現状分析を行い、将来性を予測し、戦略を作り、取りかかるビジネスツールとしてSWOT分析がある。いろんな方面に使われていて開発課題に係わる、組織、グループ、個人別に洗い出しを行ってそれらの関係を分析する。SWOT分析は主として、組織の分析に利用される。強み(Strength)、弱み(Weakness)、発展のチャンス(Opportunity)、組織への脅威(Threat)の頭文字を繋げて、スウォット、またはエス・ダブリュ・オー・ティ分析と呼んでいる。
ある開発課題をイメージして、戦略を立てる場合を考える。通常機会と脅威を外部要因とし、強みと弱みを内部要因とそれぞれをクロスさせることで、より詳細な戦略を作成できる。これをクロスSWOTと呼んでいる。マトリックスの表を作ることから始める。
外部要因の機会と脅威のそれぞれの要因を記述する。次ぎに内部要因の強みと弱みのそれぞれの要因を記述する。外部要因を横軸に、内部要因を縦軸に置くと外部要因機会と内部要因強みをクロスさせると、積極的な攻勢戦略が得られる。外部要因機会と弱みをクロスさせると段階的な実施が可能となる。外部要因脅威と強みをクロスさせると、差別化戦略が得られ、外部要因脅威と弱みをクロスさせると、専守防衛で、協調戦略が得られる。(次回へ続きます)