飛んでいるコアジサシの姿は大変スマートです。
更に、問題解決の前提である問題の性格を二分して分類整理する方法がある。
第一は原因指向型の問題解決プロセス
1.原因を明確にする。
2.原因を探求する。
3.原因に立脚して、対策を立てる。
4.対策を実施する。
5.成果を検討する。
これで成果が得られなければ最初に戻り目的と実績との差異を問題として取り上げ、ステップを繰り返す。
第二は目標指向型の問題解決プロセスである。
1.目標の設定
現状の明確化
2.前提条件と制限条件の明確化
障害条件の解決と排除
促進要因の解決と利用
3.前二項に関する対策の選択、決定
4.対策の実施
5.成果の検討・評価
TWI方式は公共職業能力開発の現場で定着していて、企業ではここから派生した独自の訓練方式が散見される。指導員がTWI方式で学んでいたために、能力開発を受講する受講生もこの方式で学んできている。複雑に絡んでいる問題の多くは、その糸口を探ることから始めるが、問題が気づかずに放置されると異なる様相を示すことがあり、順調に進んでいると見えても内在する問題を見失うことなく、問題は発生すると考えていた方がよい。また、早期の問題解決がその後の事業等の展開に優位となるであろう。(このシリーズ最終回です)