セグロセキレイが稚鮎を補食するとは思ってもいませんでした。
デジタルカメラで撮影し、記録したもの等はパーソナルコンピュータを経由してプリンターで印刷される。電子データとなったファイルは、写真専用の印画紙に印刷されると、現在では家庭で処理してもフォトラボに依頼しなくても立派で美しい写真が自作できるようになった。このことは偏にプリンターメーカーと印画紙メーカーの技術力のおかげである。
本稿もキャノン株式会社のインクジェット技術開発センター部長の中島一浩氏の講義内容を纏めたものである。最近のプリンターはカラー印刷に対応しているものが殆どである。
画像は光などの光源から発せられ、テレビやディスプレイのように光の3原色で表現される画像と印画紙に印刷される画像とがあるが、カラー画像として、ディスプレイの画像は光の3原色が加色混色され、一方、プリンター等で印刷されたカラー画像は減色混色であるため、この変換を行わなければならない。カラーテレビのブラウン管ではブラウン管の内壁に、RGBの3色を発光する蛍光物質が規則的にプリントされていて、伝送されてきた信号が、電子ビームとなって、この蛍光物質にあたるようになっている。電子の衝突した部分だけが発光して、元の画像が合成される。
光の3原色はRGB(レッド・グリーン・ブルー)である。この3色を混合すると白色となる。因みにR+GはY(イエロー)、G+Bはシアン(青緑)、B+Rはマゼンタ(赤紫)になる。エナメル(印刷インク等)の3原色はCMY(シアン・マゼンタ・イエロー)である。光の反射で見える原色なので、反射光からCMYを差し引けば黒になる。つまり、インクのCMYを混合すると黒になる。シアンとマゼンタを加えると赤紫となり、シアンとイエローを加えるとグリーン、イエローとマゼンタを加えると橙色になる。(次回へ続きます)