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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

デジタルカメラ(画像を撮る技術編)2回シリーズその1

2014年05月27日 00時00分01秒 | 紹介

 写真はどうして撮れるのか?当たり前と思っていたことを質問されると、答えにとまどうことがあるが、この質問のその一つであろう。カメラやデジタルカメラが生活に普及し、誰でも簡単に写真を身近なものとして利用している。コンパクトデジカメは、携帯電話と同じような手軽さであるが、意外とそのメカニズムまでは判っていない。写真とは写したいと思っている「形」と「色」を記録するものといえるが、形はデータとして表すことは出来そうであるが、色はどのようになっているのであろうか?

 人間が見ることが出来る色は光があるからで、光は電磁波の一種、波であるから波長を持ち可視光線として約400nm(ナノメーター10のマイナス8乗ミリメーター)~700nmの範囲である。眼にはいろいろな波長を持つ可視光線が混ざって入ってくる。それらを分類するとRGB(レッド・グリーン・ブルー)の三原色であり、人間の眼の構造は、網膜にある視細胞がこの3種類になっている。これらRGBの強さの割合で殆どの色が知覚できている。

  デジタルカメラの仕組みは眼の構造と同じ原理で作られていて、レンズを通した被写体を網膜に相当する撮像素子(CCD等)に取り込み、それぞれのRGBのアナログ情報を各画素の明るさを8ビット(0~255)のデータとして数値化し、デジタル記録データ化して画像情報としている。これらのデータはデジタルカメラに内蔵されているCPU(コンピュータ中央演算装置)で行い、コンパクトフラッシュやSDカードなどのメモリに記憶される。

 コンパクトデジカメとデジタル一眼レフは同じ構造をしており、レンズが交換できるデジタル一眼レフはミラーレスもあるが、被写体を内蔵された鏡(ミラー)によってカメラ上部にあるペンタプリズムを通して接眼面に画像を表示している。レンズを通して撮像素子に至る経路は別にあり、撮像の前部にあるミラーは一部の光が透過する構造になっていて、その画像(光)はAF(オートフォーカス)センサーに至る。(次回へ続きます)