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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

千日回峰行

2016年03月20日 00時00分01秒 | 緑陰随想

 天台宗の回峰行の一つで、滋賀県と京都府にまたがる比叡山山内で行われ,満行者は北嶺大行満大阿闍梨と呼ばれる。天台宗の修業は多種類あり、十二年籠山行、密教の修法、峰々を巡る回峰行、阿弥陀仏を念ずる常行三昧等がある。どの行も大変厳しいものであるが、回峰行の厳しさは想像に難くない。この行は、法華経の常不軽(じょうふぎょう)菩薩の精神を具現化し、山川草木すべてに仏性を見出し拝礼するといわれている。

 

 回峰行者は白い死装束をまとい、頭部は、蓮華をかたどった桧笠をかぶる。草鞋を履いて、腰には死出紐を撒き、降魔の剣を持つ。動明王の表現であるとか、行が半ばで挫折するときは自ら生命を断つといわれている。7年がかりで行う行で、1~3年目は年に100日、4~5年目は200日行い、深夜2時に出発し、真言を唱えながら260か所を拝礼し、30キロを6時間で巡礼する。4年目・5年目は30キロを200日行い、6年目は1日60キロの行程を100日間、7年目の前半は84キロ後半は30キロで満行となる。

 

 5年目は終わると最も過酷とされる堂入りが行われる。9日間の断食、断水、断眠、断臥の無行に入る。行者は真言を唱え続け、深夜2時に堂を出て水行を行い堂中では10万回の真言を唱え続ける。満行後も2~3年以内に100日間五穀を断ち、7日間の断食、断水を行うとともに、10万枚の護摩札を焚く。(一部ウィキペディアから引用)

 

 すごい行であり、戦後13人が満行を行っているというから驚きである。なぜ、このテーマにしたかは、自分も3年前に志した念願を既に5か月前に成就したことを触れておきたかったからである。行ではないが、毎日千字のエッセーを書き、ブログに投稿したことである。千日回峰行の概要からして、身体と精神の極限に挑むようなことは全くなく、対比するにはおこがましいが、机に向かって、ワードで文章を作っただけのことである。3年半も続けられたことを我ながら驚いている。正確には数えていないが、既に文字数にして100万字を突破した。

 

 塵も積もれば山となるの格言通り、毎日の積み重ねは振り返ってみると数か月の執筆では不可能な文章量となった。因みにブログを閲覧していただいている読者も1日に1000回のアクセス量になった。誠にありがたいことである。今後できる限り続けたいと思っていて、実現可能性が高い目標を置き、それに向けて挑戦を続けていきたい。