>鉄のカーテンの内側はバーチャル? ロシアは政治に無関心な「受け身」の国民が支える【ウラジーミル・プーチンとは何者か】 > 日刊ゲンダイDIGITAL 2022/06/14 06:30
(略)
>ロシアがウクライナに軍事侵攻した2月下旬以降も、プーチン大統領の支持率が下がらない。
ロシア国民はプーチン大統領と一心同体ですからね。
>隣国で死なせた将兵数は国防省発表で1000人以上、英国推計で1万5000人。 >制裁や外国企業流出で、国内経済はぼろぼろ。 >それなのに政権は耐えられている。
そうですね。‘欲しがりません、勝つまでは。’ ですね。
>背景には、プロパガンダや世論調査改ざん疑惑だけでは説明できない、独特の「民衆心理」がありそうだ。
そうですね。
'敗因について一言いはしてくれ。我が国人が あまりの皇国を信じ過ぎて 英米をあなどつたことである。我が軍人は 精神に重きをおきすぎて 科学を忘れたことである' (昭和天皇)
>プーチンは戦争推進、国民は反対──。 >西側にいる楽観論者は、こんな「ゼロサム」で考えがちだろう。 >逆に「国民含めて全員悪」と決め付ける人すらいる。
そうですかね。ロシアは悪の帝国ですかね。
>ところが鉄のカーテンの向こうの実情は、そんなに単純でもない。
そうですね。鉄のカーテンの向こうには伝統的な社会が存在しますね。宗教改革も無く、文芸復興も無く、産業革命も経験しない、立憲民主主義のない国ですね。
>われわれはロシアを「民主主義国家」と勘違いしているのではないか。
そうですね。ロシアは残忍な為政者のいる国ですね。
>そもそも政権交代を可能にする民主主義は存在しないし、選挙で実現したこともない。 >リーダーが交代するのは死亡や後継指名、あるいは政変の時くらい。 >ソ連時代から、選挙といえば、お上の決めた候補に正統性を与えるべく「承認」するだけの儀式にすぎない。
そうですね。ロシア・中国・北朝鮮は、そのような国ですね。
>日本人も選挙のことで他国にとやかく言えた口ではないと思うが、それにしてもロシア人はおしなべて「受け身」だ。
我が国と同様に ‘出る杭は打たれる’ ですかね。
>■反プーチンは少数派、多数派は無関心 >労働人口の約半分は公的機関や国営企業など「公共セクター」に勤め、いわば税金で生計を立てている。 >彼らは職場命令で「プーチンに入れろ」と選挙に行かされるから、組織票だけでほぼ決まってしまう。
上意下達が徹底していますね。彼らには雑念がない。
>万が一の際は、プーチンの盟友ルカシェンコ大統領が独裁統治するベラルーシのように、数字をいじってしまえばいい……。
為政者には何でもできる自由な国がありますね。恣意の自由のある国ですね。
>政敵で収監中の反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイが自由の身だった頃、モスクワで数万人規模のデモをたびたび動員した。 >後々、世論調査や選挙結果を見ると、数字の操作疑惑を差し引いても、反プーチン派は少数派だったと分かる。 >多数派は無関心。
そうですね。国民は ‘ノンポリ・政治音痴’ でしょうね。 この状態が世界の標準でもあるのでしょうね。
>ナワリヌイからすれば「詐欺師と泥棒」(政権のこと)だけでなく、それを許す無関心も「敵」ということになろう。
そうですね。彼は時代の先覚者ですね。
>ウクライナ侵攻開始後、ロシア国内で「意識の高い」少数派は反戦デモで拘束されたり、国外に亡命したりしているが、多数派は現状に甘んじ、制裁に耐え忍んでいる。
ロシアの国民は250年間も蒙古の圧政に鍛えられていますからね。不自由を常と思えば不足なし。
>頭の上にいつ飛んでくるか分からないミサイルにおびえるウクライナ人からすると、何たる体たらくだろう。
‘だが、さらに重要なのはロシア人の性格や制度に歴史が及ぼしている根深い影響である。つまり中央集権、序列に対する盲目的崇拝、人々の素朴な外国人嫌い、疎外された知識人のとるにたりないあら探し、母なるロシアに対するロシア人の強い愛着、最高権力者に対する大衆の習慣的従順さ、支配者と被支配者の間に横たわる深い溝を無批判に受け入れることなどである。’ <<ロシア人>> (ヘンドリック・スミス)
>「プーチンの世界」に住む人々に対し、ゼレンスキー大統領は4月23日の記者会見で苦言を呈した。 >「ロシアはバーチャルリアリティー。 >現実、そして文明社会に戻らなければならない」
そうですね。だが、文明社会は世界の少数派ですからね。一朝一夕にはロシアは文明社会へと進みませんね。
>(つづく)
>(文=平岩貴比古/時事通信社前モスクワ特派員)
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