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日本人の知的能力を増進するための提案をするブログです。

上下観

2015-10-05 04:00:56 | 教育
・> 、、、、 他方、そう少なくない人々が他者を攻撃することにのみ専念している事実があります。

消去法を駆使する論客のことですね。無哲学・能天気の状態では ‘あるべき姿’ を体系的に主張することができない。実況放送・現状報告の内容 (現実) を伝えるための言語 (日本語) では、理想の世界 (非現実) を展開できない。それをやれば、真っ赤な嘘になる。だから、消去法を披露することで、すでに自己の主張を終えたものと勘違いせざるを得ない。かくして、不毛の議論が長続きする。

・> 単に「この人の思想とは相容れないな」や、「世の中にはこんな活動をしている人がいるんだ」と感じるだけでいいはずなのに、それに対して議論ではなく相手の自尊心を傷つけたり、侮蔑的な表現を使うマインドが理解できません。他者を傷つけることで自身の自尊心を満たしているとすれば、その自尊心は不健全であると言わざるを得ません。

相手に対して ‘下におれ、下におれ’ のマインドですね。これは、封建時代に我々の祖先がずっとやってきたこと。歴史の教科書には、その理由は書いてないでしょう。日本語には、階称 (言葉遣い) があるからです。上下感覚に支配された人間の自尊心を傷つけることは難しくない。相手にただ ’下とみる’ と告げればよい。相手は、向上心と出世欲を抱えて挫折する。逆に自尊心をくすぐられて踊りだすものもいる。下の者ほど割の悪い世の中だからである。軽薄てあること限りなし。

階称で成り立つ世の中を真実の世界と信ずれば、ものの上下は明らかとなり、‘世の中は、常に、、、’ の発想法に反するものは、ことごとく排除しなければならなくなる。そうでなければ、すかっとしない。上意下達で割り切る。個人の判断は眼中にない。問答無用・切り捨てごめんで事を処理する。他(非現実) の世界の成り立ちなどに、議論の余地はない。有って無用のものである。インド人や欧米人の世界観など、日本人の頭は受け付けない。だから、この国には遠い未来を見つめて語る人はいない。目先・手先の事柄を追いかけて、余念がない。

現在の地球は、英米流の考え方が支配している。時制のないことと、階称のあることは、日本人の考え方を彼らの考え方から隔絶している。だから、日本人は、自己の考えを披露できないし、我が国は、世界の孤児となっている。我々は、日本語を学ぶと同時に、英語をも学ばなくてはならない。そうすれば、我々は ’鬼に金棒’ の状態になる。



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選挙の結果

2015-10-03 06:41:58 | 国際・政治
・> 現政権が道筋を誤ったのなら、次の選挙で落とすという方法がある。
むしろそれだけが正規の手段だ。デモに賛同した人だけが平和主義者で、そうでない人々は間違っているという人は、多数決原理を採用する民主的原則を学び直してもらうか、民主主義以外の方法に変更するか、改めて決定してもらいたい。(引用終り)

民主は自主と衆愚を包括している。その色合いが民度を決める。
多数決原理は、数合わせの原理である。自主的か、衆愚的かを区別しない。リーズン (理性・理由・適当) のない民は、民度が低い。リーズナブルな答えは誰からも期待されていない。だから、自分に反対するものを間違いという。

日本語には、階称 (言葉遣い) ある。上とみるか、下とみるかの判断が必要になる。だから、序列観念は、礼儀正しい日本人の強迫観念になっている。下と見られた。悔しい。励む。向上心と出世欲。小さな身体に大きな望み。国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う。順位の向上を一筋に願う。出世できることがらなら、なんでも励む。段とか級の取得が励みになる。だが、それ以外の励みがおろそかにされている。

高等教育においても、難関突破が励みになる。だが、理性の獲得にはつながらない。自主的判断に興味もない。だから、日本人は切って揃えられたような衆愚のメンタリティになる。個人主義が育たない。現実肯定主義者は、序列順位の向上を国力発展の活力元としている。理性の教育には背を向けているので、衆愚を抜け出す道が無い。文明開化の終焉か。日本人には、哲学が必要である。

日本人は金を出して名誉を得ようとしているが、それはなかなか難しい。世界の指導者たちは拝金主義ではないからだ。日本が主導する国連改革はできるのか。花咲爺さんは、聖人でもなければ、哲学者でもない。無哲学の政治家は、考える人たちからの尊敬を得ることは難しい。はたして、国際社会の選挙の結果や、いかに。



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