ガトゥ・ハロゥ

八犬伝と特撮と山田風太郎をこよなく愛する花夜のブログ。

小説新潮にて「私家本 椿説弓張月」連載開始

2012年12月08日 02時56分19秒 | 八犬伝いろいろ
「御宿かわせみ」シリーズがほとんど完結のようになって
続きが気になると思っていたら、今度は「椿説弓張月」を
連載開始とは…。平岩弓枝先生ってばもう…。

今月号の小説新潮12月号から「私家本 椿説弓張月」連載開始。
「里見八犬伝」と同じく馬琴先生の江戸時代ベストセラー本です。

某ネットでは、滝沢馬琴(本当は”曲亭馬琴”だけど)の
”江戸時代のライトノベル”と表現してあって言いえて妙だけど
当たってるかな、と。そんなこと言ってたら、今更だけど「八犬伝」なんか
許容範囲大の江戸時代のBL小説風でもあるし。なんというか信乃主役の時は文庫で、
毛野主役だとノベルズ版で値段が高くなってどうしような感じっぽい。

「西遊記」とか、「里見八犬伝」みたいに新聞連載にしてくれれば
もっと読者が増えると思うのに。それに、一昔前の私より前の世代で
NHK人形劇の「新・八犬伝」を見ていた人なら、人形劇は
「八犬伝」+「椿説弓張月」なので”おや?”って思うんじゃないかと。

余談だけれど、平岩版「西遊記」は、三蔵法師が悲惨な過去背負いすぎてて
孫悟空が徐々に「お師匠さまは自分が守る!」と自覚していくのに涙。