(「In These Words」Guilt|Pleasure 著)
(画:咎井淳 原作:Narcissus)
およそBLノベルズというには猟奇的過ぎる頭蓋骨と美青年の図。
ついにアメコミからBLが! というので、9月頃にちょっと話題になった漫画です。
そしたら、アマゾンでの販売数で上位に入ってしまっててまたちょっと話題に
なってました。【In These Words】。
アメコミ作家さんの描くBLコミックで、舞台は日本。
精神科医と連続殺人犯のサイコパス的なBL風味というか。
たとえ身体の関係は無いとしても、相手の事をひたすら強く思っていたら
それが憎しみでも愛情でも“love”という範疇に入るという結構王道っぽい内容かも。
どっちかというとハード系です。アメコミなので筋肉や骨格がしっかりと。
でも、絵柄が綺麗なのでそれほど違和感無く読めると思います。
刑事モノや猟奇的モノ、犯罪モノはもう括弧くくりでBLのジャンルとして
確立してるのでそれなりに需要はあるんじゃないかと。
ただ、続きがいつ出版されるのかが微妙です。
「骨」といえば。
【忍たま】における、善法寺伊作。
怪我人を見つけると敵味方区別無く手当てしてしまう保健委員長。
優しすぎて忍者に向かない。不運体質の持ち主。
という肩書きでどこか保護欲をそそられるキャラで、好戦的な六年生の中では
好感度ナンバー1の筈…なのに。
私物の骨格標本コーちゃんの存在で一気にどこかしら狂気を背負った人物に。
伊作イラストにおける頭蓋骨率の高さは半端では無く。
学研の忍者図鑑じゃなくて、骨図鑑の方がお役立ち度が高そう。
差し詰め、タカ丸さんは【トリコフィリア(毛髪性愛)】。
仙蔵なら【サディズム(加虐性愛)】と書きたいけど、それはイメージ先行なだけなので、
どちらかといえば【ピロフィリア(火炎性愛)】っぽい。
他には、骨フェチ、穴フェチ、毒フェチ、火器フェチ、豆腐フェチ。
…最後のひとつがなんだかちょっと浮いていたり。